【書評:010冊目】部下を育てる「承認力」を身につける本(吉田幸弘)

【認めることで、部下は育つ!】
コミュニケーションデザイナー・吉田幸弘氏が、『部下を育てる「承認力」を身につける本』と題して、認められたい欲求を満たす「承認力」を活用したリーダーシップを解説する一冊。

■書籍の紹介文

「あっ、認めてくれたんだ」。
こう感じる言葉をかけてもらえていますか?

 

本書は、誰もが抱く基本的な欲求である「承認欲」をうまく活用し、部下を育てていくリーダーシップを解説する一冊。

 

冒頭の質問。
多くの人が、「最近かけてもらっていないな」と答えるのではないでしょうか。

 

察するに代表されるように「言わなくてもわかるだろう」というのが日本文化。
文化にしたくはありませんが、日本では多くの場面でまかり通っています。

 

ただ、これには濃密なコミュニケーションが土台になければいけません。
長年の関係性があるからこそ、察することができるのです。

 

しかし、働き方が多様化する現在、職場の人間関係は希薄しています。
つまり、察したくても察することでできないのです。

 

こうした環境でも、きちんと部下を率いて導いてあげるにはどうすればいいか。
その方法こそ、承認力の活用です。

 

きちんと認めてあげる、それを言葉にして伝える。
すると、認めてくれたと承認欲が満たされて、組織が活性化されていくのです。

 

そして、認めてくれた相手に対しては、認め返さそうという思いになります。
お互いに認め合う素地が出来上がっていくのです。

 

お互いに認め合う空気で満ちた職場環境。
承認欲求をうまく活用するリーダーシップ方法を学ぶことで、それは実現できます。

 

◆承認力を活用しよう!

部下を育てる「承認力」を身につける本
吉田幸弘 同文館出版 2013-1-31
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■【要約】15個の抜粋ポイント

アメリカの心理学者、マズローの欲求階層説にもありますが、人は誰でも、他人から「承認されたい」と思っています。
承認されているとわかると、モチベーションが高まり能動的に動くようになります。

 

●承認ポイントとして把握しておきたい3点
(1)日々の不安
(2)得手不得手
(3)どんなときに喜んだか、怒っていたか
⇒これを部下ごとにノートにまとめる

 

●【積極活用】承認ワード(一部抜粋)
・受け止め言葉:「確かに」「なるほど」
・話を促す言葉:「それをもっと話してもらえる?」
・真逆の意見を受け止める言葉:「そんな考え方もあるね」

 

●【手放そう】非承認ワード(一部抜粋)
・3Dワード:「でも」「どうせ」「だからさあ」
・断定的な言葉:「そんなはずはない」「君は間違っている」
・「わからない」だけを伝える言葉:「はあ?」
・いきなり反対意見を述べる:「〜ていうか」

 

上司と部下は「上下関係」ではなく、「役割が違う」のだと認識してください。
そう思えば、部下との関わり方も変わるはずです。

 

●叱り方の4大ポイント
(1)相手の存在を否定するような叱り方をしない
(2)改善提案を出して叱る
(3)叱るポイントはひとつだけにする
(4)人前で叱らない

 

失敗してもまた修正していけばいいという「修正主義」という考え方を取り入れるといいでしょう。
「修正主義」は、走りながら考えるというやり方です。

 

Iメッセージとは、「私」を主語にした言い方であり、あくまでも自分の気持ちや感じたことをただ伝えるだけというものです。
「いつも細かい作業を手伝ってくれて助かっています」「勉強になります」などがそうです。

 

「もったいない」は、ほめながら叱れる便利なフレーズなので、覚えておくといいでしょう。

 

ネガティブなことの裏にはポジティブな部分が隠れているもの

 

改善をしてほしいときは、「もっと伸ばそう」というより、「さらに伸ばそう」と話すようにするといいでしょう。

 

ひとつの話題が完了したときは、「なるほどね」「ありがとう」「そういうことなんだ」などの承認ワードを使って締めくくり、「この話はもう大丈夫かな」と確認してから、「話は変わるのだけれど」と言って、新しい話題に入るようにしましょう。

 

「なぜ」は、失敗した本人を対象としているのに対して、「なに」は、起きてしまったそのこと自体が対象になっています。
それに「なぜ」は問いかけではなく、詰問です。
それよりも、未来に志向を向けさせるためにも、「何」に着目させるようにしましょう。

 

誰かと比較して本人の闘争心に火をつけることは、絶対にやめたほうがいいでしょう。
そもそも、他人と比較してもまったく解決にはつながりません。
上司に認められていないな、と不安な気持ちを抱くだけだからです。
(中略)
他人との比較ではなく、かつての本人と比較するのです。
要するに、その部下の1年前、1カ月前の状態と比較するのです。

 

「違うタイプの人がいるからこそいいのです。誰にでも輝く部分はあります。それをひとつだけでも意識して見つけましょう。そして、その部分を認めてあげましょう」

 

■【実践】3個の行動ポイント

【010-1】「修正主義」で行動する

【010-2】相手の承認できるポイントを探す

【010-3】比較するのは過去の自分だけと心得る

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】部下を育てる「承認力」を身につける本
【著者名】吉田幸弘著者情報
出版社同文館出版
【出版日】2013/1/31
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日のリーダー力を磨きたいときに
キーワードリーダー指導力人間関係
【頁 数】224ページ
【目 次】
1章 承認体質をつくるための心構え
2章 承認体質が浸透する環境づくり
3章 言葉で承認しよう
4章 言葉以外でも承認しよう
5章 チーム運営
6章 困った部下はこう承認しよう

 

この本が、あなたを変える!

部下を育てる「承認力」を身につける本
吉田幸弘 同文館出版 2013-1-31
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吉田幸弘さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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