【シェア読書:916冊目】世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか(ピョートル・フェリークス・グジバチ)

【これからは、自分の仕事を自分で壊せ!】
Googleで人材育成・組織開発に携わったピョートル・フェリークス・グジバチ氏が、世界一速く結果を出す人の仕事術を紹介。彼らは、なぜ、メールを使わないのか?

■この本の紹介文

あなたの毎日ルーティン的な仕事。
どうすれば、その仕事をなくすことができますか?

 

本書は、本格化するAI時代を乗り切る働き方をテーマに、Googleで成果を上げている「速さ」を実現するための方法を紹介しながら、あなたの仕事速度を上げるためのヒントを授ける一冊。

 

2020年までに自分の仕事を自ら壊すことが大事
これが、著者があなたに一番受け取ってほしいこの本のメッセージです。

 

従業員一人あたりの、年間の生産性の比較です。
・Google:1259万円
・Panasonic:300万円
・日立製作所:311万円

 

この数字をみて、あなたはどう感じますか?
Panasonicも日立も国際的に認知された一流企業です。
にも関わらず、4倍もの生産性の差があるのです。

 

「この差はなぜ生まれたのか?」
この疑問を持ちながら、「速さ(スピード)」「壊す」をキーワードに読んでいくと、あなたのこれからの働き方がみえてきます。

 

グローバルレベルと、日本在住16年という日本ローカルレベル、この2つの”視点”を併せ持つ著者の主張は、日本人のあなたの心にスーッと入ってきます。

 

あなたの能力は、まだまだ眠っている!

 

◆Think like an owner.

■本がわかる!15の要約ポイント

「自分の仕事がなくなる」ことを恐れるのではなく、むしろ「どうしたら自分の仕事をITに置き換えられるか」「どうすればもっと自動化・省略化できるか」を考えてほしいのです。

 

「会社が自分のオフィス」なのではなく、「今、自分がいるところがオフィス」という意識を持って、「今この瞬間」で終わらせようという意識が大事なのではないかと思います。
そのために使えるツールは、たくさんあります。

 

●わからないときにできること
①「わかっていること」と「わからないこと」を切り分ける
②質問をする
③時間をとる

 

何のためにその問題に取り組むのか、いつまでに答えを出すのか、目的とゴール(締め切り)を設定してから全力で取り組んでいます。

 

次のアクションをとるために現状を分析するわけですが、分析すること自体が目的になってしまう。
何のアウトプットにもつながらないなら、はじめからそんな分析はする必要はありません。

 

分析が必要なのは、誰かに説明するため

 

10倍で考えると、仕事がルーティンにはなりません。
10倍にするには、飛び抜けた発想で考えなければならないからです。
毎年同じなら、現状維持どころか、少しずつ減ってしまうでしょう。

 

今の年収ならどれくらいの成果を出さなければならないか、そのためにはどんな仕事をして、どんな結果を出さなければならないのかを考えるのです。

 

僕は個人的に「How to use me」、つまり「ピョートルの使い方」というファイルを共有ドキュメントに入れておきました。

 

「Can I trust you?(あなたを信頼できますか?)」と「Can I respect you?(あなたを尊重できますか?)」という2つの質問に「イエス」と答えられるかどうかで決まります。
人は誰でも、信頼されている、尊重されているという実感があれば、相手と深くつながることができます。

 

人間関係についていえば、「今知っている人」よりも「新しい人」、「新しい人でも代わり映えのしない人」よりも「新しい人で、どんどん自分自身を変化させていそうな人」を優先させることで、人付き合いのレベルが変わってきたようにも思います。

 

検索してある程度の知識を得たら、それをもっと詳しい人にぶつけます。
すると、様々な情報がもらえるでしょう。
要は、「検索」→「プロに聞く」というサイクルを回していくわけです。

 

エキスパートに素早くアクセスできるような自分なりの仕組みやネットワークをつくっておくのが大事です。
おもしろいことに、得るものが大きいのは、強いつながりよりも、「ウィークタイズ(weak ties)」といって、むしろ「弱いつながり」なのです。

 

今自分が怒っていることに気づいたら、その感情を言葉にする。
「今怒ってます」「今うれしいです」「今恐いです」と自分で言うことができたら、「そうか、今怒ってるから相手に反応しないほうがいいな」と判断して、大人の態度につながると思うのです。

 

「AIに仕事をとらえないために、今すぐできること」はひとつです。
それは自ら自分の仕事をなくしてしまうこと。
(略)
つまり、自らの仕事を、テクノロジーに置き換えて、もっと速くできないかと考えることです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【916-1】何事も、その「目的」を明確にすることを意識する

【916-2】エキスパートにアクセスできる仕組みとネットワークを構築する

【916-3】そのときの感情を、きちんと言葉に出すようにする

 

■ひと言まとめ

今の仕事なくしていけば、新しい仕事が生まれる!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法
【著者名】ピョートル・フェリークス・グジバチ
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2017/1/28
オススメ度★★★★★
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】働き方生き方次元上昇
【頁 数】224ページ
【目 次】
序章 「”今”やらなければ、チャンスを逃す」時代に
1章 「世界より速く動く」ための仕事術
2章 「人」を動かしやすくする仕事術
3章 本当に大事なことを「高速で学ぶ」方法
4章 つながりの濃さで「すぐやる」チームをつくる
5章 仕事で忙殺されないための「シンプル」な心のつくり方
終章 Googleだからできるのではない

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

ピョートル・フェリークス・グジバチさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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