【その日が来る前にできること】
グリットコンサルティング代表・野口雄志氏が、定年をはさんだ自身の経験に基づき、定年後の人生を黄金期にする方法を指南する一冊。充実した最期を迎えるためにも、定年を通過点に!
勤め上げて迎える「定年」。
あなたは、どんなイメージをもっていますか?
本書は、定年後もイキイキと活動的な人生を送り続けるために、今から実行しておくべきことを、著者の経験に基づき指南する一冊。
定年となる、その日は決まっています。
つまり、しっかりと事前準備ができるのです。
ですから、「暫くゆっくりしてからノンビリと考えるよ」。
とならずに、定年後の自分の人生をきちんと計画していきましょうというのが骨子です。
わたしも自分の父親をみて感じます。
・定年の前と後では、流れる時間の早さがまったく違うことを
・定年の前と後では、変わろうと努力していることを
ただ、目標や楽しめる趣味をもてているので、それまでの人生と違う人達と、自分の人生を楽しんでいるようです。
一方で、現役時代と変われずに夫婦喧嘩が絶えないという話も聞きます…。
それまでの人生の大部分を占めた「会社勤め」がなくなるのは、とても大きなインパクトです。
しかし、人生が終わるわけではありません。
定年後は、自宅でノンビリと余生を過ごしなさいという法律はどこにもありません。
誰もが、自分の人生を謳歌していいのです。
そのためにも、しっかりと準備をしなければいけません。
健康体でなければ楽しめませんし、一緒に笑いあえる家族・友人との関係も大事ですよね。
「でも、どうやって準備を?」
そのために、この本があります。
◆まだまだ、人生を楽しもう!
自分自身が輝ける環境とは何かを考えながら進めていくと、いい進路につながると思います。
定年後からは今まで以上に謙虚にし、かつ自分から動くことで、看板を下ろしたあとに活路を見出すことになると思います。
六〇歳になってからではなく、五〇歳あるいは四〇歳から動き出すのがベストだと思います。
定年後に自分のやりたいことを明確に持っておくことで生き方が前向きになり、若さを保ち、さらに輝く人生への入り口になるからです。
定年後はゆっくりしたいなどと考えていましたら、ぜひ考え直していただきたいと思います。
イメージができれば、あとはそれに向かって計画を立てて、進めていくことになります。
お金は結果として生まれてくるものと割り切って下さい。
退職金目当ての資産運用の甘い誘惑やリスクの高い投資などにも十分に気を付けることです。
定年前の会社の中ではとても偉い人であっても定年後にはただの一人の人間です。
その気持ちを忘れずに謙虚に、人のために尽くし、たくさんの人と知り合い、そしてお金に走らないで生活することで、追い風が吹きやすい環境を自分で作るのです。
体調がすぐれないのであれば止むを得ませんが、元気であれば働くこと、世の中の役に立つこと、自分が輝くことが人間の本能です。
そのためには、もっと今の自分に挑戦してみませんか?
仕事が忙しい時、厚い壁に弾き飛ばされた時、全てが順調に動いている時など長い人生でやってくる色々な出来事に遭遇しても、「これこそが自分が輝いて生きている時」と考えることで、毎日が充実し自分自身を幸せにします。
「気合と根性」はとても大事なことではありますが、仕事に対して強い思いを持って働くということと、仕事をやり抜くということが重要だと思います。
相手が理解できるような平坦な言葉を使用して説明したとしても、あなたの本当に伝えたい、どうしても分かってほしいという熱意があるかどうか、そしてその熱意を相手が感じるかどうかで結果は大きく変わってきます。
面白いことを求めて生きているあの人に、また会いたいと人が集まってくる、これこそ格好いい大人です。
努力もしないで人生を楽しもうと思っても、それは無理です。
どうせ生まれてきたからには、一回しかない人生を自分で切り開いて思い切って楽しく生きてみませんか。
何かを求めて動いている時こそ心の平安が生まれてくるのです。
従って、定年になる前にこれらのことを理解して準備を始めることをお勧めしています。
自分で意識して紳士的な行動や言動を忘れないようにすると、周りに笑顔が溢れてきます。
高齢化社会といわれ、平均寿命は男女とも年々伸び続けています。
とはいえ事故も含めて身の周りでも亡くなる方はいるわけだから、今自分がこの世にあることは当たり前に有難い話なのです。
【1187-1】自分が輝ける環境とはどんな環境かを考える
【1187-2】謙虚に、紳士的に、生きる
【1187-3】今生きていられることに感謝する
定年は、人生の終わりなんかじゃない!
【書籍名】定年後の人生を黄金期にする方法
【著者名】野口雄志
【出版社】ロングセラーズ
【出版日】2018/3/19
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】最高の自分、50代、決断
【頁 数】219ページ
【目 次】
第1章 六五歳、第二の人生が最高に楽しくて充実している理由
第2章 「定年」の文字が頭に浮かんだら、実行したいこと
第3章 無理せず、前向きに、後悔しないように
第4章 仕事に対する情熱と誇り
第5章 企業人として学んだ貴重な財産
第6章 常に面白いことを求めて人生を楽しむ
第7章 定年後に心の平安を
この本が、あなたを変える!
野口雄志さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2018年 5月 09日
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