【書評:011冊目】ともに戦える「仲間」のつくり方(南壮一郎)

【ビズリーチの熱き創業物語】
ビズリーチ社長・南壮一郎氏が、『ともに戦える「仲間」のつくり方』と題して、仲間を巻き込む7つのカギを明かしながら、ともに戦いともに夢を見る仲間をつくる方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

一緒に熱くなれる仲間。
いらっしゃいますか?

 

本書は、「何をやるか」ではなく「誰とやるか」で物事は決まると提起し、ともに戦いともに夢を見る仲間をつくる方法を指南する一冊。

 

『人はひとりでは何もできない』
このことを、改めて強く強く感じました。

 

そして、もう1つ。
『仲間と一緒に夢を追ったほうが楽しい』と。

 

熱い創業物語を通して、「仲間とともに夢を目指す」という選択肢を提案します。
合わせて、「誰とやるか」は、「何をやるか」よりも、はるかに大事であることを説きます。

 

とくに勉強になった部分。
それは、「誰とやるか」を考える上で役に立つ「仲間を巻き込む7つのカギ」です。

 

情熱は、仲間を加えることで、一層燃え上がる。
熱い物語に触れながら、自分の仲間について考えてみましょう!

 

◆事業づくりは仲間探し!

ともに戦える「仲間」のつくり方
南壮一郎 ダイヤモンド社 2013-3-28
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■【要約】15個の抜粋ポイント

●起業までの充電期間にやった2つのこと
・様々なジャンルの人に会うこと
・頭に浮かぶことをアイデアにまとめ、仲間とぶつけ合うこと

 

未来から今の時代を見たらどう感じるだろうか。
何百年も経ってから今の時代を振り返ったら、どういうことが歴史に刻まれているのだろうか。
逆に、世界史で何百年か前に起こったことで、ビジネスの世界でインパクトを持っている出来事は何だったろう?

 

わからないことをやったほうが面白い、わからないから自分も成長する

 

(楽天、三木谷浩史氏)
「おまえは別に天才じゃない。おまえのアイデアなんか、過去に何万人もが考えているはずだ。特別なアイデアなんていうものは存在しない」

 

(楽天、三木谷浩史氏)
「重要なのは、なぜそのアイデアが、事業として実在しないかだ。そしてその答えは、今から言う二つのパターンのうちのいずれかでしかない。誰かがやって失敗しているか、できない理由があるかだ。それを調べろ。必ずどっちかだ。おまえの考えるアイデアの答えは、その二つのうちのどっちかに眠っている」

 

相手にシンプルな問題を出し、どんな答えを返してくるかでその人物が判断できる。

 

最低限のサービスから始めて顧客の反応を見ながら、それに応じて修正していくというサイクルを繰り返すという、リーンスタートアップという概念である。
その考え方は南がよく言う、70点主義とも重なることだった。
100点満点になるのを待つあまり動けずにいるより、たとえ70点であっても動き出すことで得るものがある。
この手法で起業や新規事業の成功率が飛躍的に高まるということは、アメリカで実証されつつあった。

 

いくら自分一人でがんばっても、突き破れない壁があるということ

 

1日は24時間しかない

 

どれだけがんばって成長しようとも、一人で世の中に生みだせるものには限りがある。
自分のできる仕事は限られている以上、何かを引き受けるかどうか決める時には、その制約を踏まえて考えなければならない。

 

「僕、ようやくわかったんです。周囲の誰かのせいにして、自分で自分に制限をかけてたって。南さんがいつも言ってる、『できない理由ではなく、できる理由を考えなきゃ』ってことの意味がわかりました。なので、今日は南さんに伝えにきたんです。 僕もやりたい、ってことを」

 

選択肢と可能性。

 

チームは約束を果たすことの連続で信頼を築き上げていく。

 

「できないことは、仲間に任せる」
「だから、自分にできることを120パーセントの力でやりきる」

 

「何をするか」「何をしたいか」は、そのまま「誰と一緒にするか」につながっているのだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【011-1】「1日は24時間しかない」ことを常に頭に入れて行動する

【011-2】自分にできないことは、得意な仲間に任せる

【011-3】自分にできることを120%の力で取り組む

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】ともに戦える「仲間」のつくり方
【著者名】南壮一郎
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2013/3/28
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の起業力を磨きたいときに
キーワードリーダー組織改革職場環境
【頁 数】296ページ
【目 次】
プロローグ それが仲間といえるのか?
第1章 「まずは巻き込まれる」ことで見えた新たな夢
第2章 1000の否定の先にいた「最初の仲間」
第3章 一瞬の出会いにすべてを賭ける
第4章 ひとりよがりではなく、仲間と決める
第5章 崩壊寸前のベンチャーを救える最強の仲間
第6章 最高の仲間は、実は近くにいる
第7章 仲間がチームになった真夜中の「ビズリーチ・タイム」
第8章 仲間とともに、次の夢へ
エピローグ 最高の仲間と、歴史を創ろう!

 

この本が、あなたを変える!

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南壮一郎 ダイヤモンド社 2013-3-28
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南壮一郎さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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