【書評:1703冊目】スタートアップファイナンス(加瀬洋)

【ファイナンスを制する者は起業を制する!】
税理士・加瀬洋氏が、『スタートアップファイナンス』と題して、スタートアップで躓かないために重要な、起業で失敗しない「おカネ」とのつき合い方を解説する一冊。

■書籍の紹介文

独立や起業。
成功の秘訣はどこにあるとおもいますか?

 

本書は、起業前・起業準備・起業後の各ステップごとに、経営者として最も重要な資金調達や会計、税務などの「おカネ」の基本知識を解説する一冊。

 

資金はどう調達すればいいか?
起業前は何を準備すればいい?
税金を抑える方法はあるのか?


 

夢や志を実現させようと、具体的に起業を考え始めるとき。
大きな壁のように現れるのが、お金の問題です。

 

生き残っていくためには、自分のビジネスに合ったファイナンスを早く見つけること。
1万人以上の起業家を育ててきた経験から、その方法を具体的にアドバイスしていきます。

 

◎法人化/個人事業主のメリットとデメリット
◎独立・起業時に遭遇する4つの課題
◎IT・コンテンツ起業のメリットとデメリット
◎損益シミュレーションで陥りがちな3つの罠
◎資金調達の7つの方法

 

このような項目を中心に、どの段階でどんなことを考えるべきかが端的にまとめられています。
起業をシミュレーションするときにとても役立つ内容だと感じます。

 

もちろん、想定通りにいかないのがビジネス。
将来を想定することなどできません。

 

ただ、本書のノウハウは1万人以上の先輩起業家達の歩みを見てきた経験の上に出来上がっています。
きちんと頭に入れてから、起業をスタートしていく意味は大きいでしょう。

 

頭に入れた上で、将来を見通すことはできない前提で動いていく。
そうすれば、想定外の事態に見舞われても冷静に対処していくことができます。

 

自分の夢や志を実現させる起業の道。
気力は十分なのに、体力(お金)が追いつかずに脱落するのは一番悲しく悔しいことです。

 

先人達はいかにして体力を蓄えてきたのか。
しっかりと本書で学びましょう!

 

◆夢や志を実現するために…。

スタートアップファイナンス
加瀬洋 秀和システム 2020-7-30
売上ランキング(公開時):17,919
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■【要約】15個の抜粋ポイント

できるだけ早期にサービス提供して売上をあげること、さらに、その売上を増やして「出ていくお金」よりも「入ってくるお金」を早期に増やすことが、スタートアップの成否を分ける分水嶺なのです。

 

●会社設立か個人事業主かを判断する4つのポイント
(1)社会的信用の有無
(2)スタートのコスト
(3)税金
(4)その他(融資)

 

自分のことだけを考えるのではなく、業界・ユーザーといった世の中の変化も考慮することです。

 

●成功率を上げるためにやっておくべき3つのルール
ルール①:ビジョン作り
ルール②:マニュアル作り(ストックを作る)
ルール③:会計・税務を学ぶ

 

IT・コンテンツ業界で名を馳せるには、論理や計算ではなく、直感や担当者の覚悟といった言葉では説明しづらいところで、勝負が決まる側面があるのかもしれません。
これは本当に判断が難しいところだと思います。

 

●事業計画を作る”目的”
(1)自分の頭の整理のため
(2)仲間を集めるため
(3)助成金申請のため
(4)事業融資のため
(5)増資を受けるため

 

事業は、やってみないとわからないことばかりなので”小さく始めて大きく育てる”考え方が鉄則です。

 

助成金や補助金というものは、国や自治体からもらえるお金として、とても魅力的に感じますが、独立・企業のための資金調達には向かないということを知っておいてください。
すべてではないですが、世の中の助成金・補助金の大半は、初めに使った資金が後から補填されるという後払い形式になっています。

 

融資により独立・起業時の必要資金を補充しようと考えた場合、どの金融機関に融資をお願いしたらいいのでしょうか?
選択肢となる金融機関として、独立・創業時の借入先を検討するために、以下の3つに大別して違いを見ていきましょう。
1、メガバンク(都銀・地銀)
2、信用金庫
3、政府系銀行(日本政策金融公庫、商工中金)
この中で、どこに融資をお願いすべきか、というと、私はまずは政府系銀行の「日本政策金融公庫」をおススメしています。

 

●スタートアップに有利な3つの助成金
①創業補助金
②小規模事業者持続化補助金
③IT導入補助金

 

端的に言うと「売上最大化、経費最小化」。
これが経営で成功するための大原則です。

 

合法的な節税を進めつつ、利益の最大化を目指すというのが、スタートアップ時点の経営のあるべき姿だと思います。

 

税金が何たるかを知る前に、会計を理解しましょう。

 

●税金を検討する上での必要な3つの視点
①どこまでを経緯として処理するか?
②利益をどこまで残すか?
③会社の利益と個人の報酬のバランスをどう保つか?

 

スタートアップを志すみなさんに「何ができるか?」「どのように将来を見通すか?」は、人によって種々の見解をお持ちだと思いますが、私はここで重要なのは、いかに将来を見通すかではなく”将来を見通すことはできないという前提で動く”ことだと思います。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1703-1】独立・起業を考えたとき、はじめに「何をするか」を明確にする

【1703-2】独立・起業を考えたとき、はじめに「具体的に何を売るか」を明確にする

【1703-3】「売上最大化、経費最小化」を常に意識する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】スタートアップファイナンス
【著者名】加瀬洋著者情報
出版社秀和システム
【出版日】2020/7/30
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の起業力を磨きたいときに
キーワードファイナンスビジネス理論フリーランス
【頁 数】256ページ
【目 次】
第1章 独立・起業したいと思ったら最初に考えるべきこと
第2章 起業前の準備〜IT・コンテンツ業界における起業
第3章 スタートアップの事業計画と収支計画の作り方
第4章 これで失敗しない! 具体的な資金調達法
第5章 起業する前に知っておきたい会計の基本
第6章 スタートアップの税金における天国と地獄
付章 withコロナ環境下でのスタートアップ

 

この本が、あなたを変える!

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加瀬洋さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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コメント

    • アベヒロシ
    • 2020年 8月 14日

    これは非常に素晴らしい本ですね!
    起業家にとって重要なポイントが散りばめられています。

      • 米山智裕
      • 2020年 8月 16日

      コメントありがとうございます。
      わたしもそのように思います!

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