【書評:2057冊目】勝間式 超ロジカル選択術(勝間和代)

【選択肢が増えるほど人生は楽しくなる!】
経済評論家・勝間和代氏が、『勝間式 超ロジカル選択術』と題して、人生は選択の連続であり選択が人生を豊かにすると提起し、選択に迷わない自分軸をもつ方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

どうしようかと選択に迷ったとき。
自分のする選択に、あなたは自信をもっていますか?

 

本書は、人生最大の無駄は「後悔」であると提起し、後悔しないための自分軸のつくり方を説きながら、自分軸にそった選択ができるようになる方法を指南する一冊。

 

たとえば、金銭的にも健康的にも「自炊をする」ことが、”本来とるべき選択”だと頭では理解しています。
にもかかわらず、手軽で便利だからという理由でコンビニ弁当を”安易に選択”してしまうこと、ありますよね。

 

そして、「またやってしまった」「明日こそは」などと”後悔”をくり返してしまいます・・・。
どうすれば、わたし達はこのような不毛なスパイラルから抜け出すことができるのか。

 

著者は、『本来とるべき選択を容易にできる仕組みをつくることが大切』だと提起します。
そのうえで、仕組みをつくるために理解し身につけてほしいことを説いていきます。

 

仕組みづくりの肝は、自分軸をしっかり築くということ。
選択がブレるのは軸がしっかりしていないからだ、という当たり前の指摘からはじまります。

 

ただ、いくら軸をしっかり固定したくても、わたし達の思考がガチガチに凝り固まっていたら杭は刺さりません。
そのため、価値観・時間・お金・人間関係・・・とテーマごとに、思考のブロックを壊していく方法を諭すような空気感で指南していきます。

 

思考のブロックを壊し、”本来とるべき選択”が自然とできるマインドに上書きしていく。
上書きするために必要な考え方と、体に覚えこませるための行動が端的にまとめられています。

 

もちろん、選択に正解はありませんし後悔をゼロにすることもできません。
しかし、後悔を限りなく減らすための方法はあります。

 

その方法こそが、本書で示される『選択の質を上げる』ことに他なりません。
一度きりの人生をよりよいものにするためにも、ぜひ試してみましょう。

 

◆選択が変われば、結果が変わる!

勝間式 超ロジカル選択術
勝間和代 SBクリエイティブ 2023-7-29
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■【要約】15個の抜粋ポイント

まずお伝えしたいのは、選択をする上で、多くの人が誤解しているということです。
選択にまつわる代表的な誤解を挙げます。
誤解その1:世の中の選択には正解がある
誤解その2:後悔イコール悪
誤解その3:選択はやり直せない

 

4つ以上の選択肢を用意する。
本来とるべき選択を容易にできるようにしておく。
加えて、必ず後戻りできるようにしておく。
これが勝間式超ロジカル選択術の鉄則です。

 

5つの基本的欲求(生存、愛・所属、力・価値、自由、楽しみ)のうち、どの欲求が満たされれば自分は一番うれしいのかということがわかると、よりスムーズに選択できるようになります。

 

よりよい選択のためには、まず時間の有限性を受け入れることが大切です。
私は、一日を1000分の時間予算で考えることをおすすめしています。
その中で、自分にとって大切なものに振り分けていきます。

 

おすすめしたいのは、何かを選択するとき、2年後に死んでも100歳まで生きても後悔しないようにという基準をもつことです。

 

つい無駄遣いしてしまう人は、睡眠時間を8時間とってみてください。
ストレスが減り、無駄遣いしようという気持ちが消えていきます。

 

「弱いつながり」をたくさんもっておくことによって、人生の選択肢が増えていきます。

 

人間関係を築く上で一番大切なのは、利他的であることです。
利他的というのは、相手の視点に立って考えられるということです。

 

気になった本を片っ端から読んでいくと、自分が知らなかったこと、想像もしなかったことばかりで、ページをめくるだけで面白いように世界が広がっていきます。
その中で、何か気づきがあれば、実際にやってみます。

 

●「健康」のための選択ポイント
[選択1]コンビニ弁当よりそばチェーン店を選ぼう
[選択2]弁当や惣菜は、その場で調理しているものを選ぼう
[選択3]簡単に自炊できる仕組みをつくろう
[選択4]コンビニよりもスーパーのそばに住もう
[選択5]お酒は飲まないが一番
[選択6]甘いものを食べるなら「本物の砂糖」を選ぼう
[選択7]副交感神経優位の時間を増やそう
[選択8]睡眠に投資しよう
[選択9]大事な選択は寝てからしよう
[選択10]スポーツジムに行くより自宅で体を動かす習慣をつけよう
[選択11]スポーツジムに行くより一日1万歩を習慣にしよう

 

悩みと向き合うために、私は、内省の時間をもつことをおすすめしています。
自分が何をしたいのか、どんなふうに生きたいのか、一日の中で一人きりになって、自分自身に問いかける時間をもつことです。

 

新しいもの、これまで馴染みのなかったものに触れる機会を意識的につくることで、選択の幅は自然と広がっていきます。

 

なるべき身軽でいること、どこでも仕事ができる環境に投資することで、場所の制約に囚われず、選択肢を増やすことができます。

 

給料を上げたい、昇進したいと思ったとき、多くの人は、自分の能力を高めようとします。
そうではなく、大事なのは、まず自分に適した環境を選ぶことです。
自分の能力を最大限に活かせる環境かどうか。
その選択肢を増やすことに時間や労力を投入するべきです。

 

いやな出来事をリピート再生して長期記憶に深く刻み込むか、仲のよい友人と食事でもして楽しい記憶で上書きしてしまうか、どうせなら後者を選択したいと思っています。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【2057-1】「5つの基本的欲求」の診断をWeb検索して受ける

【2057-2】内省する時間を毎日の予定に組み込む

【2057-3】嫌な出来事・記憶は、早めに楽しい記憶で上書きする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】勝間式 超ロジカル選択術
【著者名】勝間和代著者情報
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2023/7/29
オススメ度★★★★☆
こんな時に生き方に迷ったときに
キーワード生き方マインド決断
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 価値観の選択
第2章 時間の選択
第3章 お金の選択
第4章 人間関係の選択
第5章 知識の選択
第6章 健康の選択
第7章 感情の選択
第8章 消費(もの)の選択
第9章 環境(仕事)の選択
おわりに 人生の時間を無駄にしないために

 

▼さっそくこの本を読む

勝間式 超ロジカル選択術
勝間和代 SBクリエイティブ 2023-7-29
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勝間和代さん、素敵な一冊をありがとうございました!

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