【書評:1620冊目】一瞬で印象を操る ズルい話し方(岸正龍)

【「ズルい」では済まないキケンな香り漂う一冊!】
日本マインドリーディング協会理事・岸正龍氏が、『ズルい話し方』と題して、3つの武器を使いこなすことで実現する、一瞬で印象を操る「話し方」を解説する一冊。

■書籍の紹介文

もっと良い印象を相手に与えられたらな・・・。
こんな風に悩んだ経験がありませんか?

 

本書は、話し方を変えるだけで与える印象は変えられると提起し、心理学に基づく”本当に使える3つの武器”を通して、あらゆるシーンで絶大な効果を発揮する「話し方」を解説する一冊。

 

人は、事実よりも、印象に強く引っ張られる。
それも、人が思っている以上に。

 

この、心理学で「バイアス(偏り)」と呼ばれるものがテーマの本。
「事実よりも印象に強く引っ張られる」人間の特性をうまく利用した「話し方」が身につけられます。

 

ではなぜ、このような印象を操作する「話し方」が必要なのでしょうか。
・実社会では、最初の印象を挽回するチャンスが意外と少ない
・事実に基づいた正直者でいることが、必ずしも最善であるとは限らない
著者は、この2つの理由を指摘します。

 

印象を操作する方法を知らないばかりに、2つの理由で損をするのはもったいない。
方法さえ知っていれば、損を得に変える機会にできるのだと説きます。

 

収録されているのは、著者が経験から導き出した”本当に使える3つの武器”のみです。
(1)バイアス・コントロール:印象を操作して相手の心を開かせる
(2)イメージ・マイニング:相手の興味を誘導して行動を促す
(3)フェイク・イット:相手の信頼を勝ち取り支配すらできる

 

いずれも、知っているのと知らないのとでは、大きな”差”が生まれるテクニックです。
問い→解説→添削の順に、リズムよく学習できるように構成されています。

 

相手が良い印象を持ってくれれば、その後には前向きな関係が待っています。
知っていれば掴み取れる関係を、ぜひ掴み取りましょう!

 

※最後に、参考までに1つ動画を。

「ビールは男性が飲むもの」「カクテルは女性が飲むもの」というバイアスをうまく表現したビールブランド「ハイネケン」の広告動画です^^

 

◆印象を操作し、良好な関係を手に入れよう!

一瞬で印象を操る ズルい話し方
岸正龍 きずな出版 2020-2-18
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■【要約】15個の抜粋ポイント

相手の印象操作をする上で、重要となってくるのは「バイアス(偏り)」です。
「ズルい話し方」のすべてはバイアスをうまくコントロールすることにあると言っても過言ではありません。

 

バイアスを計算した上で「どう見られるか」の印象を操作しないと損をするということ。
事実をバカ正直に伝えてはいけないということです。

 

「ギャップを自分から話してしまう」から上手くいかないのです。
ギャップの説明は、「相手から質問されて初めて」話さなければいけません。
これは絶対のルールです。

 

●相手に「質問」させる”具体的な手順”
①バイアスのギャップを使って、相手に興味を持たせる
②すると相手は「どうして○○なんですか?」と質問したくなる
③その質問に答える形で「自分がアピールしたいこと」を話す

 

得をするために必要なのは、バイアスとのギャップを作ること。
そのギャップを「フック」として仕込んでおくこと。
これこそが印象を操作し得を生み出すズルい話し方です。

 

 

言葉によって相手のイメージを喚起し、こちらの望む行動を促していく。
これがイメージ・マイニングのやり方です。

 

「権威の意見や理論」
「事例」
「調査データの分析」
この3つを上手く使って、あなたの話に信用をつけてください。

 

シミリとは直喩のことです。
イメージをより鮮明にするために、「〜のような」「〜みたいな」とたとえる表現方法です。
的確なシミリは無意識にしみ込みます。
よりイメージが鮮明になるからです。

 

よく使う専門用語やよく聞かれる質問に対して、すぐに答えられるアナロジーを作っておくことをオススメします。

 

イメージ・マイニングでいうメタファーも「たとえ話」で、
伝えたいことに距離が近いものを「ショート・メタファー」、
かなり距離があるものを「ロング・メタファー」と呼びます。

 

「ショート・メタファーは第三者が主人公になっていなければならい」
これ、非常に重要なポイントです。

 

ロング・メタファーの優れたところは、こちらからは「なにも強要しない」ことです。
話を聞いた相手が自分ですべてを想像し、自分で自分の行動を決めます。
自分で考え、自分で決めた行動を自ら裏切ることはできません。
だからロング・メタファーは「究極」なのです。

 

ファイブセンス・リアリズムでは五感、つまり視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚を刺激する話し方をしていきます。
それぞれの感覚が「開く」ように描写していく感じです。

 

相手がなにを言っても揺れない態度、それが相手の無意識に「自信がある人」という印象を残します。
そして揺れない態度を取り続けることで相手は支配されていき、知らないうちにこちらを信用するにいたるのです。

 

ブレない態度、自信がある態度を演出するために使っていただきたいテクニックこそが「フェイク・イット」です。
フェイク・イットは直訳すると「ごまかす」という意味ですが、英語の格言に「Fake it till you make it」というのがあります。
「そうなるまでマネをしろ」とか、「上手くいくまでは上手くいっているフリをしろ」と訳される格言です。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1620-1】相手に興味を抱かせるために、バイアスのギャップを考えておく

【1620-2】アピールしたいことは、相手に質問させてそれに答える形でイメージ・マイニングを使って伝える

【1620-3】ファイブセンス・リアリズムを意識して話す

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】一瞬で印象を操る ズルい話し方
【著者名】岸正龍著者情報
出版社きずな出版
【出版日】2020/2/18
オススメ度★★★★☆
こんな時に伝える力を身につけたいときに
キーワード話し方心理学人間関係
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 印象を操作して相手の心を開かせる「バイアス・コントロール」
第2章 相手の興味を誘導して行動を促す「イメージ・マイニング」
第3章 相手の信頼を勝ち取り支配すらできる「フェイク・イット」

 

この本が、あなたを変える!

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岸正龍 きずな出版 2020-2-18
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岸正龍さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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