【シェア読書:1050冊目】「上に立つ人」の仕事のルール(嶋田有孝)

【色褪せることのない仕事の基本】
日経サービス社長・嶋田有孝氏が、実体験に基づく「人の上に立つ」ために大切な仕事のルールをまとめた一冊。昔気質のオヤジとボクのストーリーを通して、仕事の本質を考える。

■この本の紹介文

日々頑張っている仕事。
その仕事、誰から教えてもらいましたか?

 

本書は、人の上に立つ人間として大切にするべき仕事のルールを、著者の実体験に基づく小説形式にして伝授する一冊。

 

この本は、バブル期の大阪を舞台に、会社の創業者である会長(オヤジ)の秘書役として働くことになったボクが、時にオヤジから怒鳴られながら、「人の上に立つ人」として大切なことを学んでいく23のストーリーが収録されています。

 

次つぎに仕事術の新しいノウハウが公開されるビジネス書の世界。
しかし、その本質となるべき要素は時代が変わっても変わることがありません。

 

そのことに改めて気づかせてくれる内容です。
リーダーを目指す人はもちろん、すべての仕事人が根底に持っておくべき教えが凝縮されています。

 

決して変わることのない「仕事の基本」。
何度でも何度でも問いかけましょう。

 

◆変わることのない仕事の原理。

■本がわかる!15の要約ポイント

本来、改善や改良にゴールはない。
今回の場合、お前の薄っぺらい自己満足とへっぽこ上司どもの妥協が、ゴールになりかけとった。
それをワシがくい止めたわけや

 

人間は感情の動物や。
論理と感情がケンカしたら必ず感情が勝つ。
どんなに提案内容が論理的に正しくても、優れていてもダメや。
相手は、頭やなくて心で考えるんや

 

現状に甘んじていたら未来はない。
でもな、一歩ずつ進んで行かな、いきなり未来には到達できへん。

 

仕事をする上では、自由にならへんものがたくさんある。
しかし、自分自身の行動、仕事への向き合い方は、自由にコントロールできる。

 

本を読むことは、悪いことやない。
ただ、本を読むだけやなくて、知識と行動を循環させろ。

 

同じ『きく』でも、大事なんは、もんがまえの『聞く』やない。
ごんべんの『訊く』や。
聞き取るんやない。
訊き出すんや。

 

自分の頭で考えたらあかん。
『自分が相手だったらどう発言し、どう行動するか?』を考えろ。
そして、別の情報と照らし合わせて一貫性があるかどうかを確認しろ。
角度を変えた質問をして真実をあぶりだすんや

 

相手を変えようとしてさまざまな教え方、接し方を試してみる。
その試行錯誤が上司の力を伸ばしていくんや

 

お客さんの視点で観る。
これが『客観視』や。
社員は上を見て仕事をするもんや。
もしトップのワシが最も厳しい客になったらどうなる?

 

日々の仕事は、決して難しいことでなく、単純なことの積み重ねや。
だから、頭の良し悪しより行動力のほうが、はるかに大事なんや。

 

遅れる時間を短めに伝えるほうが、その時点では言いやすい。
でもな、最初に悪いことを報告することから逃げると、後から余計に相手に不快な思いをさせる。
最初にはっきりと伝える。
それも少し大げさに伝えて、ちょうどなんや。

 

どんな人間も変化を嫌がる。
だから、『仕事のやり方を変えろ』と言われたら、なんだかんだと理由をつけて抵抗する。
それは当たり前や。
(略)
相手を納得させて、改善行動に向かわせる。
これがリーダーの役目や。

 

責任は取るもんやない。
持つもんや。
もしも責任感じとるんやったら、これからの仕事で返すのが筋と違うんか?

 

褒めることは、成果を上げたご褒美やない。
部下を前向きな行動に導くためにスイッチを入れるようなもんや。
ゴールやなくてスタートなんや。

 

●オヤジからの3つの教え
(1)人を大事にせぇ。目先の損得だけでは絶対に人と付き合うな。
(2)感謝を忘れるな。取引先、社員、周囲の人、皆に心から感謝して裏切るな。
(3)投資はするな。本業をおろそかにして株や土地なんかで儲けようとするな。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1050-1】自分のコントロールできることに集中する

【1050-2】責任は持つものだと自覚する

【1050-3】感謝を忘れず、人を大事にする

 

■ひと言まとめ

基本に忠実であればあるほど、人は高みに登る!

 

目が疲れたら、こちらが効きます!

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】苦労して成功した中小企業のオヤジが新人のボクに教えてくれた 「上に立つ人」の仕事のルール
【著者名】嶋田有孝
出版社日本実業出版社
【出版日】2017/9/7
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】働き方リーダー問題解決
【頁 数】230ページ
【目 次】
出会い
あえてダメを出せ
皆を巻き込め
成果を直接求めるな
常に足を運べ
知識と行動を循環させろ
「責任」から逃げるな
事実を正確につかめ
責任を転嫁するな
会社全体を見ろ
〔ほか23話〕

 

この本で、あなたは変わる。

 

嶋田有孝さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

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