【シェア読書:839冊目】仕事の結果は「はじめる前」に決まっている(大嶋祥誉)

【ミニマム思考のススメ】
マッキンゼー出身の大嶋祥誉氏が、仕事のスピードが上がる中、限られた時間で、最高の質のアウトプットを出すコツを紹介。「はじめる前」に仕事の結果が決まる「段取り力」が身につく。

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1分間紹介文
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今から車で旅行に出かける。
運転手であるあなたは、目的地までの地図を確認してアクセルを踏み出します。
同じように目的(地)がある仕事において、あなたは地図をきちんと用意していますか?

 

本書は、限られた時間内に最高のアウトプットを出すために、すべてのビジネスパーソンが今すぐ身につけるべき、ミニマム思考を紹介した一冊

 

ミニマム思考とは、
価値を生み出す最も重要なことに集中して、最小の力でそれを成し遂げる思考法。

 

・価値を見出すためのスキル
・価値を実現するために最も重要なことを見極めるためのスキル
・見極めた最も重要なことに集中するためのスキル
・集中して成し遂げて結果を出すためのスキル
ミニマム思考の定義の一文には、パッと読んだだけでも、これだけのスキルを身につける必要がある。

 

これらのスキルを、マッキンゼーに入社した新人は三カ月で身につけると著者はいう。
果たして、どれだけ身につけていますか?
5年、10年、20年とビジネスの世界で経験を積んでいる先輩のアナタは。

 

最小の力で最大の成果を手にする」ミニマム思考。
ぜひこの機会に、磨きあげましょう!

 

◆最小を極めよう!
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本がわかる!15の要約ポイント
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ミニマム思考ができる人は、多くの仕事を抱えません。
フォーカスすべき最も重要なことがわかっていて、それ以外を「捨てる」ことができる人。
そんな人が最小限の労力で、最大限の結果を出すことができます。
まさに「究極の段取り術」ということができます。

 

あなたは「今、集中すべき最も重要なことは何か?」という問いに即答できるでしょうか。
できなければ、エネルギーが分散している可能性が高いのです。

 

バリュー(価値)とは仕事の当事者が、顧客にとってのバリューは何かを、自分自身で見つけ出すと決めることです。
ワクワクと感じ、ぐっとくる価値を見つけること。
そしてそれを楽しむことです。

 

仮説とは「バリューを実現するための仮のアイデア」

 

どうすれば確度の高い仮説を立てることができるのでしょうか。
答えは、「情報収集力」と「編集力」にあります。
仕事の質を上げるには、この2つの力が欠かせません。

 

仮説を立てるときは、できるだけ具体的な文章にまとめるのがコツ。
たとえば、「売上を上げるにはどうすればいいか?」よりも、「60代シニア夫婦の層に買ってもらえる新商品のアイデアは何か?」のほうが、どんな情報を集めて分析すればよいかが、より明確になります。

 

日々の段取りを組むときのコツは、今日1日だけで見るのではなく、今日という日を全体スケジュールの中の1日としてとらえること。

 

①ゴールイメージと生み出すバリューを明確にする
②それらに向けた「流れ」をつくる
③「流れ」に沿って、やることをリストアップする
「流れ」こそが、ここで言う「ビジネスシステム」です。
このステップを踏むことによって、最小の力で最大の結果を得ることができます。

 

最終成果物をまとめるときには、「主張+3つの根拠」のフレームワークを使うことによって、思考の質×スピードもアップするのです。

 

スピードが優先されるような仕事では、相手は丁寧で質の高い仕事を求めていません。
重要ではない仕事では相手の期待値を超える必要はないのです。

 

仕事のできる人は段取りを3つの視点からとらえ、次のような段階を踏みます。
これを「ビジネスシステム型」段取りと呼んでいます。
①流れ→バリューを生み出すための仕事全体の流れを意識する
②括り→バリューを生み出すために必要な括り(ステップ)に分解する
③要素→括り(ステップ)の中で行う作業をピックアップする

 

単にひとつの作業をスピードアップするよりも、仕事の全体を眺めながら、どこに手をつければより仕事のスピードやクオリティーを上げられるかを考えたほうが、よほど効率がいいでしょう。

 

なかなかアイデアが出ない、あれやこれや考えてしまうというときには、さっさと寝てしまうことです。

 

大きな目標を成し遂げたいなら、年単位でスケジューリングし、「2年後」「1年後」「半年後」「3カ月後」「1カ月後」の自分の「あるべき姿」を描いておくべきです。

 

悩みなどを書き綴って、スッキリしてきたら、一旦ノートを閉じます。
そして目を閉じて深呼吸します。
数分したら自分を整えるノートを開いて、それに対して客観的な視点から眺めてみるのです。
そうすると、意外と簡単に解決策が見つかったり、気分がすっきりしたりします。

 

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これをやろう!3つの実践ポイント
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【839-1】「今、集中すべき最も重要なことは何か?」を仕事をはじめる前に問う

【839-2】仮説は、具体的な1文にまとめる癖をつける

【839-3】自分を整えるノートを作成する

 

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今回のまとめ
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仕事をはじめる前にも、やるべき大切なことがある!

 

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本日紹介した書籍情報
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【書籍名】仕事の結果は「はじめる前」に決まっている
【著者名】大嶋祥誉
出版社KADOKAWA
【出版日】2016/9/28
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】働き方マインド問題解決
【頁 数】256ページ
【目 次】
第1章 ミニマム思考
第2章 あらゆる仕事に「仮説」をもつ
第3章 「全体設計」が最短のルートを示す
第4章 「アウトプット」がバリューを左右する
第5章 結果が変わる!「五感」を研ぎ澄ます習慣

 

気になったら、今すぐお手元に!
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大嶋祥誉さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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