
【クラウドソーシングという働き方】
ランサーズ代表取締役・秋好陽介氏が、『満員電車にサヨナラする方法』と題して、クラウドソーシングという新しい働き方がもたらす可能性を、仕組みと合わせて解説する一冊。
■書籍の紹介文
クラウドソーシング。
どんなものか、あなたは知っていますか?
本書は、日本でも拡がりを見せ始めた「クラウドソーシング」という働き方を紹介しながら、これからの働き方を考察する一冊。
クラウドソーシングとは、
『ネットを介して、ビジネスの「売りたい・買いたい」をマッチングさせるサービス』です。
著者は、国内のクラウドソーシングのパイオニアとして業界をリードする存在。
【Lancers(ランサーズ)】という会社を率いて、クラウドソーシングサービスを展開しています。
https://www.lancers.jp/
日本には、昔から「百姓」という言葉があります。
漢字だけをみれば、「百の名前をもつ」という意味です。
そして、名前(特に苗字)は、仕事を連想させる言葉で付けられることが多いものです。
つまり、「百姓」とは「仕事が100個あるというくらい、さまざまなことを生業とする人」のことを指しているのです。
翻って、現代を生きるわたし達はどうでしょうか。
「1つの仕事を懸命に行う」のが、あたり前だと思い込んでいます。
でも、よく考えてみてください。
ご飯をつくることも、掃除をすることも、趣味でイラストを描くことも、本来はすべて”仕事”になりうる要素なのです。
ただ、それを”仕事化できる仕組み”がなかっただけなのです。
もし仕事化ができて、お金を頂くことができるようになれば、1つの仕事で雇用にビクビクする不安を和らげることができます。
この”仕事化できる仕組み”こそが、クラウドソーシングです。
いままで仕事になり得なかったことが、ネットを介することで仕事にすることができるようになったのです。
今の働き方に不安を募らせているのなら。
ぜひ、クラウドソーシングの世界を覗いてみてください。
◆仕事は無限大!
満員電車にサヨナラする方法
秋好陽介 ビジネス社 2013-12-21
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■【要約】15個の抜粋ポイント
働く人たちの境遇はどんどん厳しくなっている。
2013年7月に総務省が発表した就業構造基本調査によると、非正規社員が、初めて2000万人を突破した。
すでに所得格差が問題になり始めているのに、これからも、その状態が続くのだ。
そうなれば、働く人はもちろん、企業にとっても深刻な問題になるはずだ。
いびつな雇用体系がこれ以上社会問題化することは、企業も望まないはずだ。
かといって今後、正規社員のボリュームを企業が増やしていくのも現実的ではない。
この矛盾、いびつな構造を解決してくれるのがクラウドソーシングだ。
クラウドソーシングとは、米国で2000年ごろに誕生したインターネットサービスの1つだ。
簡単に言うと「仕事を頼みたい人」と「自分のスキルや労働力を売りたい人」をネット上でマッチングするサービスだ。
ネット上でビジネスの「売りたい・買いたい」をマッチングするサイトだ。
企業は、人材を必要とする時、正社員を雇って育てる時間とコストをかけず、その時々に必要な労働力をクラウドから好きな時に好きなだけ調達できるようになった。
働く人にとっても、自分の得意な技術を磨いて、そのスキルを企業に売り込むことができる。
この仕組みが画期的なのは、雇う側と雇われる側が対等なことだ。
●クラウドソーシングの3つの形態
「タスク方式」
「コンペ方式」
「プロジェクト方式」
オンライン上で業務が完結する職種なら、どの業種にでも当てはまる。
また、受注額や仕事の内容、実績などにより互いに相手を選ぶ余地がある。
会社員の身分とは別に仕事の口があれば、会社がどうにかなっても、自分らしく働き続けられる。
少なくとも、心に余裕ができる。
家庭教師、ベビーシッター、大工仕事など、ちょっとした困りごとを解決してくれる人がクラウドで見つかれば便利だ。
さらに、これまで仕事にならなかった分野で、仕事が生まれるかもしれない。
自分がそれまでの人生で経験してきたことを、価値に替えることができるのだ。
クラウドソーシングとは、そういう仕組みなのだ。
「本当の自分はこうだ」
「自分はこういうことをして生きていきたい」
「こういう分野で人や社会に貢献したい」
といっても、それを受け止めてくれる仕組みが社会にはなかった。
しかし、ランサーズの仕組みを使えばできる。
自分に合った、自分にできる最大の特技を生かして、人や社会に貢献できる働き方が手に入るのだ。
クラウドソーシングが登場したことで、すでにそんな社会を実現できるところまできているのだ。
■【実践】3個の行動ポイント
【177-1】自分が理想だと思う働き方を書き出してみる
【177-2】自分が得意だと思うことを3つ書き出してみる
【177-3】ランサーズに登録して体験してみる
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】満員電車にサヨナラする方法
【著者名】秋好陽介 ・ 著者情報
【出版社】ビジネス社
【出版日】2013/12/21
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】働き方、稼ぐ力、副業
【頁 数】208ページ
【目 次】
序章 クラウドソーシング革命は、もうはじまっている
第1章 クラウドソーシングの大きな可能性
第2章 クラウドソーシングが実現する新しい個人の働き方
第3章 クラウドソーシングで変わる未来のビジネス
第4章 「ランサーズハッカー」という新しい職業の登場
この本が、あなたを変える!
満員電車にサヨナラする方法
秋好陽介 ビジネス社 2013-12-21
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秋好陽介さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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