【聴覚心理のプロが処方する伝わる話し方】話すことが苦手な人必見!!聴覚心理学を活かした誰にでも実践可能な、「伝わる」コミュニケーション術。あなたは自分の話し方に満足ですか?
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■本の概要
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【書籍名】オトデザイナーが教える! 「伝わる」技術: 話しベタでもたちまち相手とつながれる!会話のテクニック
【著者名】坂本真一
【出版社】WAVE出版
【出版日】2012/5/31
【推薦度】★★★☆☆
【目 次】
第1章 誰とでもスムーズに会話をするテクニック
第2章 どんな場所でも会話がうまくいくテクニック
第3章 会話を円滑にして人との絆を強める!
第4章 実践!どんな場合でもうまくいく会話のコツ
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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。
本日ご紹介するのは、「伝わるコミュニケーション」に関する一冊。
著者は、坂本真一さん。
聴覚心理学のプロとして、聴覚を意識したコミュニケーション術の普及活動をされている、(株)オトデザイナーズの代表。
「自分の話が相手にどう聞こえるか」を知れば、少ない言葉で効果的なやりとりができる!
著者の研究分野である”聴覚心理学”に基づく誰でも実践可能なコミュニケーションをまとめたのが本書。
理解を助ける挿絵。
相手・状況別具体的テクニック。
話し方が苦手だったり、日常のコミュニケーションに消極的な方を劇的に変える力を持った本だと思います!
ぜひ、読まれることをオススメします。
『Yさんの話』は、ちょっとホロリときました。。。
それでは、本編をはじめます。
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■読書ノート
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聞き方を知らない人、しっかく聞くことができない人が、いくら発声方法や話術を学んでも、良いコミュニケーション、良い会話には発展しない、というのが私の考えです。
早口の人や、はっきりしないしゃべり方の人と話すときは、相手の話し始めや文節の頭に集中し、そこをしっかりと聞きとるように意識してみましょう。
聞く時:言葉の立ち上がりや文節にはじめに集中
話す時:語尾を大きくすること (お寿司屋さんにはいったときの、らっしゃーい!)
人間は、言葉の内容の手がかりとなりそうな部分、特に、言葉の立ち上がりの部分を見つけたら、その後ろは、脳の中で予測して組み立てます。
うるさい場所で、早口で話しても意志の疎通が取れるのは、20代、30代までだけだと肝に銘じてください。
相手が男性の場合:相手の話が終わるまで、しっかりと聞き、根気良く待つ。
相手が女性の場合:相槌を打ったり、アイの手を入れて「やりとり」を意識する。
男性は、新しく、過去に経験のないものを敬遠し、
女性は、逆にそういったモノに興味を示す傾向がある。
相手の口を見てみよう!
相手の唇の動きを見ながら聞く習慣をつけましょう。
周囲がうるさい場所で会話をする際など、今まではわからなかった内容が理解できる場面が、結構あるはずです。
”目で聞く”ことを意識するだけで、聞き取り能力が向上し、それがきっかけでコミュニケーション能力が向上するケースがあるようです。
顔を上げて正面を向こう!
片耳だけを顔の方向に向けたり、下を見たり、斜に構えたりせずに、話し相手の方向に顔をしっかりと向けましょう。
相手が発するオトマトペをしっかりと聞きとり、その言葉の中にある感覚、感性を一緒に感じられるように努力してみましょう。
オトマトペは、人々の感性や感情にダイレクトにアプローチできる、日本語に特有の表現手段であり、大きな「武器」なのです。
※オトマトペ:「音的」「聴覚的」な言語のこと。(例)「シーン」「キラキラ」「モグモグ」
人間は、意見を述べる機会が与えられなければ「仕方ない」と諦めるものです。しかし、自分の意見を述べた上で、それが採用されなかったり、無視されると、大いなる不満に発展してしまう場合があります。
聞く耳を持たない人は論外ですが、
「聞いているように見えて、聞いていない人」
というのは、さらなる不満の温床になる場合が多いものです。
一度には、一人の話ししか理解できないことを肝に銘じよう!
「聞かない人の意見は、どうせ大した意見ではない」
人間は、自分が発声しているときは、外からの音はほとんど聞き取れないのです。
相手の意見を正確に聞き取り、それを、しっかりと自分の頭の中で咀嚼する。これが”傾聴”です。
その意見が自分と相反するものであれば、どの部分が反するのか論理的に考えて、自分の意見を構成し直して、明確にわかりやすく述べる。そういう人の意見は、こちらも”傾聴”する価値があると言えるでしょう。
<KYが不安な時の相手のしぐさチェック>
・「咳払い」や「ため息」
・椅子が少しだけ動く音
・座布団と洋服がすれる音
・足を組み直すときのズボンやスカートの衣擦れの音
・「え?」とか「なんで?」という呟き
※(空気を読むのではなく)”空気”を”聞こう”!
楽しい場所にするためには、”話の相手”に興味をもつ
「こいつ、わかってる!」と相手に思ってもらうのです。それができれば、無理に上手に話そうとしなくても、自然に大事な話が入ってくるようになりますし、相手の側から話を聞きたがったり、質問や意見を言ってくれるようになるものです。
黙って聞いていた人が口を開いたときの一言は、おしゃべりな人の10の言葉よりも相手の心に残るものです。話しベタな人は、そんな”重い一言”を相手の心に残すチャンスを持っていると考えましょう。
「ありがとう。一緒に飲めて嬉しかったな。また誘ってね。」
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■実践ポイント
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●相手の話の立ち上がりを意識して聞く
●相手の唇をみて話しを聞く
●「人の話を聞く人」と大事にお付き合いする
●聞くときは話す準備をしながり聞き、話すときは空気に気をつける
●会話を楽しみ、楽しんだ後の感謝の姿勢をもつ
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■まとめ
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「スキル」は不要。「ハート」は必要。
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。
風邪が非常に流行ってきましたね。
手を洗うときは、手首までしっかり洗うことがいいらしいです!
風邪に負けずに乗り切りましょう!!
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
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■今回紹介した本
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