【書評:179冊目】「10年後」成功している男、失業している男(里中李生)

【10年後の自分を想像できるか?】
作家・里中李生氏が、『「10年後」成功している男、失業している男』と題して、こんなはずじゃないという現状から脱し、大きな“リターン”を手にする56の秘策を指南する一冊。

■書籍の紹介文

10年後の自分。
どんな生活を送っていますか?

 

本書は、著者のホームページに寄せられた56の質問に答える形で、10年後に後悔しない生き方を指南する一冊。

 

未来について考えるとき。
いまのままの生活が送れていればいい、という気持ちが少なからず浮かぶとおもいます。

 

もちろん、それもひとつの選択であり、誰からも批判を受ける理由はありません。
でも、ひとつ大切なことがあります。

 

それは、これからの10年間をコツコツ行動した人を妬まない覚悟を持つことです。
僻んだり妬んだり、ましてや恨んだりするようなことがあってはいけないのです。

 

なにを選択するかは自由ですが、選択の結果を受け入れる心を持つのです。
ここをきちんと理解しないと、どんどん歪んだ人生になっていってしまうのです。

 

こうならないために、56の秘策を示します。
1項目3〜4ページで構成されており、とても取り組みやすくなっています。

 

10年後。
どんな生活を送っていたいですか?

 

◆選択と覚悟のとき。

「10年後」成功している男、失業している男
里中李生 飛鳥新社 2012-11-30
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■【要約】15個の抜粋ポイント

予想以上にうまくいって、妻と笑っている爺さんの自分。
どこかで失敗して、年金暮らしもままならない自分。
両者を想像してみて、どっちに転ぶ確率が高いか。
それがわかるのは、本人だけだ。
私にはわからない。

 

君が失敗することは、ふたつしかない。
◆死んでしまうこと
◆長期間、牢屋に入ること
それだけだ。

 

友達ではない人間と喋っていると、とても勉強になる。
友達は考え方が似ているから友達である場合が多いが、どこかで出会った知らない人間はそうじゃない。
だから、君に、斬新な発想のヒントをくれる可能性は高い。

 

無数にある職種の中から、「どうぞ、好きな仕事を選んでください」と、少年時代から言われていたはず。

 

学歴社会なのは確かだが、最後に勝つのは、頭のいい男と努力している男だ。
学歴がないのに成功した有名人をネットで探しまくって、励みにするといい。

 

後悔なんて、夢を達成しようがしまいが、夢を持とうが持たずに生きようが、人間の人生は後悔の連続なんだ。
後悔すらも恐れているのか?

 

お金は使うためにあるのだが、「何を買うか」には気を遣ってほしい。
無駄なモノというのがある。
それは10年後に部屋でゴミになってしまうモノのことだ。

 

「お金持ちも贅沢をするな。俺たちと同じモノを食って、安い車に乗っていろ。お金はすべて税金にするか寄付しろ」と怒る日本人はあまりにも多くいるが、彼ら、彼女らの頭は資本主義ではないのだ。
社会主義が理想なんだ。

 

謙虚になって話を聞いてほしい。
それが、人に接するときの若者の役目だ。

 

友達作りに精を出していても、なんにも得られない。
時間の無駄だ。
すでに述べたように、女のほうが遥かに頼りになる。
女は、自分が愛した男には懸命に尽くす。
親友はあきらめて、女にしなさい。

 

思想と宗教はその人間が育った環境によって構築され、だけど、出会った人によっても変わる。
だから、押し付ける人間も多い。
しかし、「それ(宗教、政治)は無しで友達でいよう」という暗黙の了解がある友人関係がほとんどで、それを裏切ってはいけない。

 

お墓参りをしない人間は、性格が歪んでくるらしい。

 

真実とは何か。
真実はどこにあるのか。
それがわからないうちは、新聞は読んではいけない。

 

猿は服を着ない。
服は人間の象徴。

 

自分の欲望に忠実になって、徹底的にそれを模索する。
高い場所に立てるための野心を持つ。
それが私が語っている快楽主義だ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【179-1】お墓参りもしくは神社仏閣参りを定期的に行う

【179-2】欲求を全て書き出す⇒減らした欲求を選別⇒対抗する欲求を書き出す

【179-3】何かを買うとき、「10年後残っているか」を考える間を設ける

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】「10年後」成功している男、失業している男
【著者名】里中李生著者情報
出版社飛鳥新社
【出版日】2012/11/30
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に稼ぐ力を身につけたいときに
キーワード男性向けキャリアアップ人生
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 仕事ー悩みの先には、この「伸びしろ」がある
第2章 選択ー君の人生、何を求め何を捨てるか
第3章 お金ー不況をビッグチャンスに変えるために
第4章 対人ー「信頼される大人」の振る舞い
第5章 眼力ー時代の「潮目」をどう読むか

 

この本が、あなたを変える!

「10年後」成功している男、失業している男
里中李生 飛鳥新社 2012-11-30
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里中李生さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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