【会話に必要なのは、楽しむ気持ちだけだ!】
NHKプロデューサー・吉田照幸氏が、『気のきいた会話ができる人だけが知っていること』と題して、人生も仕事も劇的に好転する、「気のきいた会話」の秘訣を指南する一冊。
■書籍の紹介文
この人との会話は楽しい。
あなたにとって、それはどんな人ですか?
本書は、「気のきいた会話」ができると仕事も人生も好転すると提起し、制作現場で培ったコミュニケーション術をもとに、会話が楽しくなる秘訣を指南する一冊。
気のきいた会話とは、特別な技術を要する会話というわけではありません。
気のきいた会話とは、「気持ちのきいた」会話のことです。
このことを理解することが、とても大切なのだということに気づかされます。
盛り上げなければ、こういう話を振らなければ、と考えることが会話上手への道ではないのです。
そうではなく、相手への気持ちをきかせて会話を楽しむのです。
これができるだけで、「あなたと話すのが楽しい」と相手は感じるようになるのです。
とはいえ、気持ちを相手に感じてもらうのは難しいものです。
さらに、必要なのは「気持ちをいれた」会話ではなく、「気持ちのきいた」会話です。
言葉のニュアンスからも分かるとおり、「きいた」にはひと工夫が必要です。
この”ひと工夫”だけは、練習を重ねて、体で覚えるしかありません。
どんな”ひと工夫”を覚えればいいのかが、本書にはまとめられています。
説明と会話例がバランスよく収録されているので、実際の会話シーンを頭に浮かべながら学習することができるように構成されています。
本書でイメージをつかみ、実生活で試してみる。
試して感じたことをもとにもう一回読んでみる。
このくり返しで、「気のきいた会話」ができるようになっていくでしょう。
まずは「会話を楽しむ」ことから始めていきましょう。
◆楽しい会話を増やそう。
気のきいた会話ができる人だけが知っていること
吉田照幸 SBクリエイティブ 2023-6-6
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
■【要約】15個の抜粋ポイント
場を盛り上げなければ、と気負うよりも、むしろ「会話を楽しもう」と思って話を始めてください。
●話がうまい人が意識している4つのこと
(1)聞く力
(2)質問する力
(3)相手を理解する力
(4)黙る力
相手のことを思いやって、相手に喜んでもらうという心。
それがはずむ会話を生み、笑いを引き起こします。
実は、話が続かない理由は、話題が少ないことよりも受け答えの仕方にあります。
・どういうふうに話を振ったか
・どんなふうに返答したか(受けたか)
が大事なのです。
もしかしたら、人にとって一番おもしろい話は「自分の話」なのかもしれません。
だからこそ「質問する」ことは、よいコミュニケーションの基本になります。
相手に興味をもって聞いた質問からは、おもしろい話が広がっていきます。
「会話を盛り上げよう」と思うなら、自分の受け答えの仕方と同時に、「質問する力」を鍛えるべきです。
相手が質問をしてきたことは、質問し返しましょう。
話を盛り上げることを見つける視点として、「矛盾を見つける」ことと、「違う意味を見つける」ことがあります。
話をするときは、具体的に表現するように心がけると、相手の反応も変わってくるはずです。
「意外と…」をきっかけに会話を広げていくテクニック、とても使えてお勧めです。
「あの人は気がきいてる」って思わせたいのなら、質問8割、自分のこと2割の会話を心がけましょう。
「共感」→「でも」→「肯定」を繰り返すだけで、どんどん話が続きます。
言葉だけでなく体を使って伝えることは、とても重要です。
いい俳優は顔で演技しません。
体全体で演技します。
俳優以外の人も同じです。
まず知っておいていただきたいことは、「スピーチは基本的につまらない」ということ。
つつがなく自分のスピーチが終わったら、むしろ「ああ、つまらなくてよかった」くらいのことを思っていていいのです。
「うまくいかない人は張り切って入り、うまくいく人は静かに入る」
これがスピーチの基本です。
スピーチを考えるときは「何を言うか」っていうことを、まずは観念的に書いて、それに付随するエピソードを思い出すのが正解です。
■【実践】3個の行動ポイント
【2020-1】会話は、盛り上げるのではなく楽しむことを意識する
【2020-2】相手が質問してきたことは、質問し返す
【2020-3】「共感」→「でも」→「肯定」の型で会話を返す
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】気のきいた会話ができる人だけが知っていること
【著者名】吉田照幸 ・ 著者情報
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2023/6/6
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】話し方、人間関係、マインド
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 なぜ話すことにストレスを感じてしまうのか?
第2章 みるみる会話がはずむ雑談の「基本のき」
第3章 話し方をちょっと変えるだけで気のきいた人になれる
第4章 気のきいた会話のルール シチュエーション別・実践編
第5章 人前で話すのが自然とラクになるコツ
▼さっそくこの本を読む
気のきいた会話ができる人だけが知っていること
吉田照幸 SBクリエイティブ 2023-6-6
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
吉田照幸さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
-
2023年 6月 22日
-
2023年 6月 27日
この記事へのコメントはありません。