
【語彙力向上講座が紙上開講!】明治大学教授・齋藤孝氏が、ビジネスでワンランク上の世界にいくために欠かせない「語彙力」を向上させるのに役立つ方法を紹介。語彙力こそが教養である。その先にある未来とは。
===================
■1分間紹介文
===================
目の上の人たちの会食。つつがなく進む。
よしよしと思った矢先に、咄嗟に口をついた「それヤバイっすね」
冷たい視線を一斉に浴びて全身に脂汗をかく。こうならないための本。
著者は、齋藤孝さん。
明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー作家、文化人として多くのメディアに登場。
本書は、語彙のインプットとアウトプットを繰り返すことで教養あふれる大人になるための方法を紹介した一冊。知的好奇心をうまく刺激するトレーニング方法の数々はどれもそそられる。
話す言葉は、その人の人格や品位を表します。
そしてその言葉をつくるのが、本書のテーマである「語彙力」。
平易な言葉でしかものを語れない人と出会うと「物足りなさ」を感じますよね?
適切な言葉を適切な場で使える人と使えない人。どちらが信頼にたる人か、いうまでもありませんよね。
大人としての風格を醸し出すのは言葉です。
語彙力を増やし、大人として認められる自分になりましょう!
===================
■本のエッセンスがわかる15のポイント
===================
「複数のことがらをひとつの言葉で表現しようとするか否か」。語彙が少ない、教養が乏しいと感じる人は、とにかく言葉の選び方が「省エネ」なのです。
語彙=教養ですから、言い回しやフレーズなどの文章も含んだ知識の集合体を「語彙」としています。ただでさえ膨大な語彙に、それら周辺情報も足される。語彙力は「ここまで出来たらOK」という明確なゴールのない、むしろ宇宙のようにどこまでも広がっていく果てしないものかもしれません。
だからこそ、貪欲にインプットした人とそうでない人で、教養の差が生まれやすい。語彙力が「教養測定器」になりえるのです。
豊かな日本語を声に出して読めば、それがそのまま「あなたの語彙」になっていく
「耳が聞いた単語を反射的に漢字変換できるかどうか」が、自分の語彙力を測るひとつのポイント
「言葉とシチュエーションをセットにして、ざっくりイメージ化する」
本を読む習慣が、半年後、1年後、5年後の語彙をつくり、あなたをつくっていくのです。
私は毎年、学生に『カラマーゾフの兄弟』を読んでもらうようにしていますが、読む前と後では語彙の水準がだいぶ変わるのが手に取るようにわかります。
(略)
世界最高峰の超大作には、それほどの力があるのです。
味わい、世界観に浸り、「その人らしさ」をイメージできるようになればゴール
ちょっと気になったことがあったら、すぐ「検索」。SNSの時間も、「検索」に。この言葉を胸にしつつ、次に会った人に検索した知識を披露するつもりで有益な情報を探しましょう。
「読むだけ」「見るだけ」で使いこなせるようになれたら苦労はありません。では、せっせと貯金(インプット)した語彙に「自由自在に使える」という価値を持たせるためには、どうすればいいのか。
インプットしたら復習して、定着させる。そして実際にコミュニケーションに使ってみる。シンプルですが、これしかありません。
語彙レベルが自分よりも高い人ということで、まずは、「教養のある年輩の人」と喋ってみてはいかがでしょうか。
知に対して貪欲な人たちの近くにいたほうがいい
語彙は、文脈の中ではじめて活きてくるものです。膨大な語彙も文脈があってこそ、たしかな教養へと姿を変えていくのです。
気に留めて、実践する。これが、アウトプットのゴールではないかと思うのです。
語彙力は知的好奇心に比例します。
===================
■これをやってみよう!3つの実践ポイント
===================
【749-1】耳にした言葉を漢字に変換する遊びを取りいれる
【749-2】気になったことは、すぐに検索する
【749-3】新しく覚えた語彙をわざとらしくてもいいので、すぐ使ってみる
===================
■今回のまとめ
===================
言葉は、あなたの深さを表す年輪だ。
===================
■本日紹介した書籍情報
===================
【書籍名】語彙力こそが教養である
【著者名】齋藤孝
【出版社】KADOKAWA
【出版日】2015/12/10
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】自分をより輝かせたいときに
【キーワード】ことばのチカラ、教養、信用残高
【頁 数】244ページ
【目 次】
第1章 教養は言葉の端々に表れる
第2章 語彙力アップには名著が近道
第3章 テレビやネットでも言葉は磨ける
第4章 8つの訓練で「使える語彙」にする
第5章 洗練された言葉づかいを身につける
齋藤孝さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
■【読者登録受付中】メルマガの配信を開始しました!■
登録はこちらから
※注意※
PCアドレスでの登録にご協力をお願いします。
携帯アドレスだと届かないことがございます。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
-
2017年 11月 22日
この記事へのコメントはありません。