【書評:1850冊目】因数分解思考(深沢真太郎)

【悩みは、分解することで突破口が開ける!】
ビジネス数学教育家・深沢真太郎氏が、『因数分解思考』と題して、分解するとは何か?数学的に考えるとは何か?、因数分解思考という考え方を体感的に指南する一冊。

■書籍の紹介文

あなたの解決した悩み。
解決策を探してどれくらい経ちましたか?

 

本書は、考えるという行為はとても数学的であると語りながら、悩みを分解しながら解決策を考える、因数分解思考という考え方を体感的に指南する一冊。

 

悩みを悩みのまま捉えていると、漠然としていて解決策は見えてきません。
ですが、悩みを構成している要素(因数)に分解して考えると、解決への光が射し込んできます。

 

たとえば、「売上が伸びない・・・」と悩んでいる場合。
ただ売上が伸びないと悩んでいても、売上が増えることは決してありません。

 

ではなく、売上を商品単価と販売数という要素に分解して考えてみる。
すると、『売上=商品単価×販売数』という数式ができあがります。

 

こうなれば、「単価の変更はできないから、販売数を伸ばすしかない」。
「じゃあ、販売数を伸ばすためにはどうしていこう」・・・などと、思考が前に進み始めるのです。

 

これが、因数分解思考のメリットです。
この考え方を自分で自在に操れるようになるために、練習問題をたくさん用意しながら、要点を解説していきます。

 

大事なことは、『自分でやる』ということ。
悩みをどんな要素に分解するか、分解して見えてきた解決策に対して具体的にどんな行動を起こすか。

 

これら全ては、自分次第でやるしかなく、正解はどこにもありません。
このことをきちんと理解して、覚悟の上で読まないと、本書は力を貸してくれません。

 

悩みを抱えている人は、「どうしたらいいとおもう?」と外(他人)に答えを求めようとする傾向があります。
厳しく言えば、どこからか解決策が降りてくるのを待っているだけ、ともいえます。

 

こう指摘すると、「だってさ、解決方法が分からないだもん」といいます(わたしの友人がそう…)。
だからこそ、因数分解思考を身につけてほしいとおもいます。

 

なぜなら、『悩みの解決方法が分からないから悩んでいる』という問題を解決する。
因数分解思考には、この役割も持っているからです。

 

悩みは、放置をしていても解決しません。
悩みは、自分で解決するしかありません。

 

真正面から向かっていける武器であり、解決できた喜びを教えてくれるのが因数分解思考。
「だって」「でも」に逃げるのは、もう終わりにしましょう。

 

◆問題とはこうやって解決する。

因数分解思考
深沢真太郎 あさ出版 2022-5-12
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■【要約】15個の抜粋ポイント

『自分の悩みを他人に考えさせちゃダメなんじゃないかな』

 

”悩み”とは、理想と現実のギャップである。

 

(悩み)=(理想)ー(現実)
イコール[=]の左側をゼロにすることが「悩みを解決すること」
ゼロにするために具体的にすることが「解決法」

 

●「悩みを解決すること」の5ステップ
STEP1:悩みを定義する(できるだけ具体的に!)

STEP2:悩みのメカニズムを明らかにする

STEP3:悩みを解決するために「仮の正解」を決める

STEP4:仮の正解にたどり着くために、具体的にすることを決める

STEP5:やる

 

因数分解思考とは何をすること?
STEP1:構成する要素を明らかにする
STEP2:要素を「+ー×÷」で関連づける
STEP3:さらに要素を「矢印[→]」で関連づける

 

分ける機能:分解[×]と分類[+]
比べる機能:大小[ー]と割合[÷]

 

『因果関係は矢印[→]で表現できるんだ。』

 

因数分解は手段ゆえ、そのあとにすることが重要になること。
そのためには、「ということは、いったい何が言えるんだろう?」という問いが極めて効果的であること。

 

(数学的思考)=(定義)×(分析)×(体系化)
(数学的思考)=(定義)×{(分解)+(比較)}×{(構造化)+(モデル化)}

 

(やる気)=(高めるもの)÷(削ぐもの)
(やる気)={(達成確率)×(価値))}÷{(衝動性)×(期限)}

 

『悩みが、”売上が1000万円少ないこと”と定義するのか、”売り上げが10万円少ないこと”と定義するのかで営業のやり方、つまり解決法は全く変わってくる(解決の定義)。
だから悩みは数値化できたほうがいい。』

 

『全体が数値化できていれば、悩みも数値化できること。そうすれば、何をもってその悩みが解決できたことになるのかをハッキリ定義できるのよね。』

 

最後は自分自身で解決法を実践しなければならない。
自分の悩みは誰かが解決してくれるわけではなく、自分自身で解決しなければならない。

 

因数分解すると数式化できる。
数式化できれば数値化もできる。
数値化できれば悩みがより具体的になる。
悩みが具体的になるから、解決法も具体的になる。
だから、悩みが解決しやすくなる。

 

何をどう変化させると、悩みが解決されるのかを考える。
数値そのものが重要ではなく、この結論に自分自身が納得できるかが重要。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1850-1】抱えていると思う悩みを書き出す

【1850-2】【1】で書き出した悩みを、因数分解思考で解決策を考える

【1850-3】【2】で考え出した解決策を、実践して解決体験を積む

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】因数分解思考
【著者名】深沢真太郎著者情報
出版社あさ出版
【出版日】2022/5/12
オススメ度★★★★☆
こんな時に考える力を身につけたいときに
キーワード数学的思考問題解決苦手克服
【頁 数】232ページ
【目 次】
プロローグ 自分の悩みを他人に考えさせてはいけない
第1章 ”悩みを解決できない”という悩みを解決する対話
第2章 因数分解思考とは何か
第3章 あなたの悩みは数式で表現できる
第4章 あなたの悩みは数値化できる
第5章 「因数分解」した人だけが手にするもの

 

この本で、あなたは変わる!

因数分解思考
深沢真太郎 あさ出版 2022-5-12
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深沢真太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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