【書評:1508冊目】いい人財が集まる会社の採用の思考法(酒井利昌)

【採用とは、勝負のつく競争である!】
採用コンサルタント・酒井利昌氏が、『いい人財が集まる会社の採用の思考法』と題して、採用がうまくいっている会社が実践する、いい人財が集まる戦略と戦術を解説する一冊。

■書籍の紹介文

いい人財。
採用できていますか?

 

本書は、企業の成長と衰退はいい人財を採用できるかどうかで決まると提起し、いい人財が集まる戦略と戦術を解説する一冊。

 

『組織は人である』。
結局、このことから逃げず、愚直に大切にしている企業が成長し続けているのです。

 

採用において、とくに大事だと感じたのが以下の採用基準づくり。
・「後天的に」伸ばせる能力は、採用基準から外す
・「先天的で」変えられない信念・価値観は、採用基準から外さない

 

後者がきちんと合わなければ、採用された人は輝けませんし、採用した側の組織も機能不全になってしまいます。
逆にここが合えば、人は輝き、その人を加えた組織も輝くのです。

 

「こうすれば、いい人財を効果的に集められますよ」的な本ではまったくありません。
AIで内定辞退率を予測して売るような採用アプローチのアンチテーゼ的な本といえます。

 

人に対して、どこまで一生懸命になれるか。
ここを制した企業に、企業の大小や有名無名にかかわらず、人が集まってくるのです。

 

人財獲得に悩む採用担当者から、就職活動中の学生や転職活動者まで。
ぜひ活用してほしい一冊です。

 

◆この方法で、いい人財は集まる。

いい人財が集まる会社の採用の思考法
酒井利昌 フォレスト出版 2019-8-8
売上ランキング(公開時):312
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■【要約】15個の抜粋ポイント

人材は有限だ。
他社が採用を増やせば、自社が採れる人は減る。
営業は競争ではないが、採用は競争なのだ。
そして、この競争に勝つか負けるかは、一生懸命やっているかどうかの差なのだ。

 

自社にとって、本当に「財産になる人」はどんな人か。
どんな人なら活かすことができ、活かせないか。
これらのことをしっかりと考えてみることだ。

 

人は、生きている以上、価値のある存在だ。
自社でその価値を最大化できるかどうか、企業はもっと真剣に考えるべきだ。
他社に行けば輝いた人を自社が採用したために、無為にすることもあるのだ。

 

採用をなめてはいけない。
飛躍する企業は「最初が肝心」と捉え、実践する。
ここでいう始めとは「採用」だ。
失敗すれば組織に与える影響が大きい。
優秀な人財の定義を正しく定めることが重要だ。

 

採用する上で一番やってはいけないことは、採用基準を下げることだ。
なぜなら、採用基準を下げたとしても、自社がお客に提供する価値基準を引き下げるわけにはいかないからだ。

 

入社後に鍛えて「後天的に」伸ばせる能力は、採用基準から外す。
コミュニケーション能力、笑顔の作り方などは、訓練次第でいくらでも伸ばせる。
英語が話せないのも、単純に訓練不足だ。

 

一方、変えられないものがある。
それが「アイデンティティ」と「信念・価値観」だ。
会社にも性格がある。
これまでに事業を展開してきた歴史のなかで大切にしてきた考え方や価値観だ。

 

こうした自社の価値観に合う人財かどうかは、外せない採用基準だ。
採用がうまくいっている企業は、経営者自らが人財採用の先頭に立ち、価値観のマッチングを行ない、求める人財を獲得している。

 

(採用担当者に)一番即効性のある方法は、トップセールスを採用担当にすることだ。
会社の魅力を伝えるのが一番うまいだけでなく、その人自身が魅力的であるケースが多いからだ。

 

まずは、採用したい【人数】を定めることだ。
そして、いつまでにその人数を確保させるのか【期限】を設定する。
期限が曖昧になっていると、逆算して計画を立てることができないからだ。

 

どんなにいい会社でも、良さが学生や親や学校や地域社会に知られていなければダメだ。
「知られていない」ということが、採用がうまくいっていない企業の共通点だ。

 

会社説明会で発信することは「一緒に働くのは、目の前にいるこの人たちですよ」という情報だ。
だから、現場社員を登場させ、話をさせるのだ。
会社説明会の参加者が知りたいのは「社風」なのだ。

 

面接は、採用活動において大事な接点だ。
面接がうまくないと、採用活動の成功はない。
目的は「選ぶ」「選ばれる」の2つだ。
この2つの視点で面接を行なうことだ。
簡単なことではない。

 

良い会社は社員の幸せを一番に考える会社だ。
社員の幸せを一番に考えるからこそ、成長を実感できるように教育するし、景気に関係なく採用し続ける。

 

「採用したからには、絶対に幸せにするんだ」という決意が必要だ。
社員は家族だ。
家族の一員を迎え入れるには相当の責任が伴う。
だからこそ、採用活動は命懸けでやらねばならないのだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1508-1】一生懸命を心がける

【1508-2】安易に基準を下げない

【1508-3】自分の良さを知ってもらう努力を怠らない

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】いい人財が集まる会社の採用の思考法
【著者名】酒井利昌
出版社フォレスト出版
【出版日】2019/8/8
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード組織改革キャリアアップ職場環境
【頁 数】270ページ
【目 次】
第1章 採用をなめてはいけない
第2章 いい採用ができない会社の5つの理由
第3章 いい採用を実現させるために案外やっていないこと
第4章 いい採用を実現させる具体的なステップ

 

この本が、あなたを変える!

いい人財が集まる会社の採用の思考法
酒井利昌 フォレスト出版 2019-8-8
売上ランキング(公開時):312
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酒井利昌さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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