【あなたが売っているのは、本当に商品ですか?】
商品開発のプロ・本多利範氏が、セブンやファミマ等で結果を出し続けた「商品開発の原則」を紹介する一冊。ビジネス環境が変わろうが「売れる化」の流れは普遍!
あなたが必死に売っているもの。
きちんと「商品」になっていますか?
本書は、多様化して消費ニーズが読めなくなっている状況でも、ヒット商品を生み出す「商品開発の原則」を、徹底的に解説する一冊。
この本は「売る」ことに徹底的にこだわって書かれています。
ここまで公開してもいいのかな、というくらいにノウハウを公開しています。
「売る力」とは、つぎの3つの力で構成されています。
・商品開発力
・販売力
・変化対応力
著者は、セブンイレブンやファミリーマートなどで長年ご活躍されてきました。
そのため、コンビニの現場の事例が魅力的に書かれているので、読み物としてもおもしろいです。
個人的に勉強になったのが、「製品」と「商品」の違いのくだり。
この部分は、ぜひ、あなたにも読んでいただきたいと思います。
「売る力」を磨き、「商品」を開発する。
この機会に、「売れる化」のノウハウを学びましょう!
◆このノウハウはスゴイ!
日本人は美味しいものに目が無い。
おいしい食べ物や店の情報は、雑誌やSNSを介してあっという間に広がり、すぐに行列ができる。
その潮流を無視することはできない。
売れそうな物を作り売り出すという気持ちで出来上がった品は、単なる「製品」だ。
独自色を打ち出し、手を尽くしてお客様に心から喜んでもらえる品を作るべきだ。
それこそが「商品」になるのだ。
単なる「製品」を生み出すための仕事ではだめだ。
喜んでもらえる「商品」を作る仕事をするべきだ。
この自負が大切であり、同時に「売れる化」のキーワードでもあるのだ。
多様な価値観を見つめ、想像をめぐらせ、細かな選択肢の奥行きを用意することが「売れる」商品を生み出す、すなわち「売れる化」への唯一の道なのだ。
物が売れないのは、店の責任だ。
お客様には買う気があるのに、店側がその商品を用意していないことがある。
「本気でモノを売りたい」なら「売れる」商品を大量に発注して売り切るべきだ。
努力の結果は必ず数字に表れるのだ。
数字が変わらないなら、努力をしていないか、努力の方向性が間違っているのだ。
「こだわり」は独りよがりだ。
「自分の店に来る人は何を求めて来るのか」が一番大切なことだ。
店に入った瞬間「この店は何を売りたいのか」が一目でわかる店だけが「売れる店」になるのだ。
コンセプトが明確になれば、新たなサービスや新たな商品開発のアイデアも出てくる。
「自分たちは〇〇屋だから」と考える枠から出ることだ。
これにより、初めてニーズが掘り出せるのだ。
考えたことを試してみて、売れれば嬉しい。
売れなければ自分の「仮説」の間違いを捜し、新たな方法を試してみる。
いわゆる「仮説・検証」を行うのだ。
「たくさんの人々のアイデアや情熱がこもった商品を、ぜひお客様にお届けしたい」そんな姿勢を持つことが、今の世だからこそ大切なのだ。
「変化」を無視することは、商売の停滞に直結する。
消費者ニーズの変化に気付かず、かつてのヒット商品だけに頼り続ければ、お客様は新たな店に行ってしまう。
マーケティングは、体感温度でするべきだ。
「店頭にどんな商品を並べ、販促をかけるか」という課題を検討するにあたって、自分自身が感じる「季節の変化」の感覚が大切だ。
自分、あるいは皆で決めたこと、言ったこと、思ったことについて、常にそれが「正しい判断だったのか」と、不安を感じながら進めるべきだ。
それが「仕事」というものなのだ。
「変化」を察知できる能力を鍛えるべき
日々の細かい変化を見逃してはならない。
昨日の変化、今日の変化を見逃して、1か月後、半年後、1年後に、それに気づいても手遅れなのだ。
【1169-1】数字で判断する
【1169-2】自分は何を売っているのかを明確にする
【1169-3】街中で気づいた「変化」を書き留める
製品ではなく、商品を売れ!
【書籍名】売れる化
【著者名】本多利範
【出版社】プレジデント社
【出版日】2018/3/27
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】明日のマーケティング力を磨きたいときに
【キーワード】発想力、稼ぐ力、問題解決
【頁 数】240ページ
【目 次】
第一章 商品開発力養成講座
第二章 販売力養成講座
第三章 変化対応力養成講座
この本が、あなたを変える!
本多利範さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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