
【部下の浮かない顔は、部下のせいですか?】
リーダーシップデザイナー・吉田幸弘氏が、『また今日も、部下が浮かない顔してる…』と題して、12のルールを軸とした、サーバント・リーダーシップの実践法を指南する一冊。
■書籍の紹介文
どうすれば活気溢れるチームになるのだろうか・・・。
日々奮闘するなかで、この悩み、解消できていますか?
本書は、部下をチームを変えたければリーダーであるアナタから変わるべきだと大原則を提起し、目指すべき姿として、「サーバント(奉仕型)・リーダーシップ」を指南する一冊。
会社組織におけるリーダーの役割は、チームをまとめて会社から期待される成果をあげることです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
そして、まとめるチームを構成するのは”人”です。
アナタの”道具”でもなければ、”操り人形”でもない、1人1人”意志”をもった”人”です。
その時代によって、”人”の”意志”は変化します。
ましてや、価値観も働き方も多様化した現代社会・・・。
”意志”を揃えて、チーム全体で同じ方向を向くことはより困難になっています。
給与や昇進といった、同じ方向を向かせるための”インセンティブ”も効きにくくなっています。
ゆえに、こっちを立てればあっちが立たず。
リーダーであるアナタの悩みはどんどん深くなっていく・・・。
さらに悪循環なことは、リーダーの悩み・もがく空気は、チームへ敏感に伝わってしまうところです。
思わず眉間にシワを寄せて考え事をしている(だけの)姿が、チームには「威圧的」と捉えられてしまったり・・・。
このように、リーダーシップを発揮していくのがとても難しい時代。
それでも、今日もリーダーであるアナタはチームをまとめていかなければなりません。
そんなアナタに向けて、1つの目指す姿を提示したのが本書。
「サーバント(奉仕型)・リーダーシップ」というリーダー像がテーマです。
部下を理解し、支え、成長を引き出して導く「仕えて支える」関係づくりが特徴。
著者自身の手痛い失敗談などの実体験を交えながら、実践していくためのコツを体系的に指南しています。
「1on1」や「心理的安全性」など、昨今のリーダー向け書籍のトレンドもきちんと踏襲されています。
上に立つわけでも遜るわけでもなく、ただ「仕えて支える」という新たなリーダー像。
悩むアナタの突破口を見いだすきっかけとなるかもしれません。
ぜひ、読んでみてください。
◆アナタに仕えて支える一冊。

「また今日も、部下が浮かない顔してる…」
吉田幸弘 きずな出版 2025-12-3
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■【要約】15個の抜粋ポイント
●リーダーの4タイプ
・サーバント型:主体性高/補佐力高
・指示命令型:主体性高/補佐力低
・調整型:主体性低/補佐力高
・丸投げ型:主体性低/補佐力低
サーバント・リーダーシップはまず、「方向性を示すリーダーシップ」と「メンバーに奉仕するフォロワーシップ」との2つに分かれます。
そしてさらに細かく、12の要素から成り立っています。
ルール1:先見力で方向性を示す
ルール2:察知力を身につける
ルール3:「決断力」を身につける
ルール4:共感力を高める
ルール5:承認
ルール6:説得ではなく納得を目指す
ルール7:執事役になる
ルール8:成長をアシストする
ルール9:コミュニティをつくる
ルール10:「平常心」を保つ
ルール11:傾聴力を高める
ルール12:フィードバックを具体的にする
思いを伝えることで、部下を動かそうとするのではなく、リーダーは実際に部下が動けるようにする、これを意識するようにしましょう。
部下のモチベーションを下げてしまうのは「間違ったフィードバック」と「心理的安全性の阻害」です。
「心理的安全性」の担保とは日本流で言えば「言っても大丈夫と思ってもらえる環境づくり」です。
そして心理的安全性を担保するには4つの不安をなくすこととエドモンドソン氏は言っています。
・無知と思われないかという不安
・無能と思われないかという不安
・ネガティブと思われないかという不安
・邪魔と思われないかという不安
誰の意見がいいかわからない時代、また意見を出してもいいんだと心理的安全性を担保するためにも「発案者が誰か」よりも「意見の内容」を重視しましょう。
●部下をマーケティングする
・不安に感じていること
・得意/不得意
・趣味
・喜んでいたこと、怒っていたこと
・今の仕事を選んだ動機
・部下が重視しているもの
・将来の夢/希望
今や組織の寿命が定年より早くなってしまった時代、雇用の流動化も進んでいるし、インターネットの発達により、稼ぐハードルも下がり、副業を容認するどころか奨励している会社もあります。
部下の働く理由が1つに限定されなくなりました。
そこで大切なのが将来のキャリアの希望を聞くことです。
このとき大切なのは次の3点です。
(1)無理と言わない
(2)出てきた仕事自体を否定しない
(3)今の会社でのキャリアに限定しない
部下のポジティブな変化もネガティブな変化も、リーダーは見逃さないようにしましょう。
特に意識したいポイントは3点になります。
①成長を見逃さない
②「裏の功績」を見逃さない
③マイナスの変化を見逃さない
直接褒められると「こんな当たり前にできることをいちいち褒めてくるなよ」と部下は訝しがるかもしれませんが、「教えてください」という言い方なら「コツが知りたいんだな。まあ教えてやってもいいかな」と部下も思うかもしれません。
再現性を高められるような褒め方と、具体的にどう行動改善していけばいいかの両方を伝えましょう。
たしかにお客様は大事ですが、部下がいてのリーダーです。
(略)
信頼されるリーダーは、いざというときに部下を守ることを優先しています。
リーダーは思っている以上に威圧感を出していると思っておいたほうがいいでしょう。
定期的に「機嫌よく」「圧はないか」を自問自答するようにしましょう。
●リーダーが自己肯定感を高める3つの方法
(1)成功体験を積む
(2)課題の分離をする
(3)解釈を変える
自分で頑張らなければならないというプレッシャーはメンタルにも影響します。
「人に頼ってはいけない」の意味は「理由なく押し付けてはいけない」という意味であり、手伝ってもらう、意見を出してもらう、相談するといった行動は悪いことではありません。
むしろ相談された部下の承認欲求を満たすものですし、今は「協働」の時代です。
■【実践】3個の行動ポイント
【2200-1】自然な笑顔と機嫌よくあることを日々心がける
【2200-2】鏡の前に立ったりして、「自分に圧は出ていないか」と定期的に自問する
【2200-3】部下をよく観察し、気づいたことはノートに書き溜める
■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】「また今日も、部下が浮かない顔してる…」
【著者名】吉田幸弘 ・ 著者情報
【出版社】きずな出版
【出版日】2025/12/3
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】リーダー、指導力、組織改革
【頁 数】232ページ
【目 次】
1 「部下本位」を、取り入れてみる
2 「心理的安全性」を、確保してみる
3 「部下マーケティング」で、向き合ってみる
4 「部下が凍る言葉」を、言い換えてみる
5 「部下の笑顔」が、あなたを救う
▼さっそくこの本を読む

「また今日も、部下が浮かない顔してる…」
吉田幸弘 きずな出版 2025-12-3
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吉田幸弘さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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