【書評:239冊目】嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)

【勇気とは、自分の世界を生きること!】
哲学者・岸見一郎氏とライター・古賀史健氏が、『嫌われる勇気』と題して、「青年と哲人の対話篇」の形式で、自己啓発の源流であるアドラー心理学の教えを指南する一冊。

■書籍の紹介文

抱えている課題。
本当に自分が抱えるべき課題ですか?

 

本書は、フロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠であるアルフレッド・アドラーの教えを、「青年と哲人の対話篇」の物語形式で指南する一冊。

 

読みづらさを感じるが、なぜかクセになる。
なんとも不思議な感覚になる物語です。

 

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
アドラー心理学の真骨頂とも言える教えです。

 

つまり、アドラー心理学とは、対人関係を改善する具体的な方策を提示するものです。
だからこそというべきか、心がかき乱される強烈な刺激を受けることになります。

 

真剣に悩んでいる点に、有無を言わせないシンプルな”答え”を投げつけてきます。
哲学の醍醐味である問答さえも、一切受け付けないほどの鋭さで・・・・。

 

ゆえに、読んでいて不快な気持ちになることも多いとおもいます。
感じたところで読むのをやめても良し、反発心をもって読み進めるも良し、です。

 

まさに、アドラーの教えは『劇薬の哲学』といっていいでしょう。
それを、なんとか親しみやすいよう物語調にまとめたのが本書です。

 

劇薬ですが、これも世界の真理のひとつです。
触れてみて、自分の中で起こる変化を楽しむのも経験だとおもいます。

 

◆自分を生きろ!

嫌われる勇気
岸見一郎、古賀史健
ダイヤモンド社 2013-12-13
売上ランキング(公開時):20
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■【要約】15個の抜粋ポイント

世界はシンプルであり、人生もまたシンプルである。

 

過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考えます。
(例)「不安だから、外に出られない」ではなく「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」

 

答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきものです。
他者から与えられた答えはしょせん対症療法にすぎず、なんの価値もありません。

 

あなたはあなたのライフスタイルを、自ら選んだ

 

アドラーは、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」とまで断言している

 

健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの

 

対人関係の軸に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れることができません。

 

あなたが正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結するべき話です。
ところが、多くの人は権力争いに突入し、他人を屈服させようとする。
だからこそ、「自分の誤りを認めること」を、そのまま「負けを認めること」と考えてしまうわけです。

 

行動面の目標は「自立すること」と「社会と調和して暮らせること」の2つ。
そしてこの行動を支える心理面の目標が「わたしには能力がある」という意識、それから「人々はわたしの仲間である」という意識

 

「なにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか」

 

他者から承認される必要などありません。
むしろ、承認を求めてはいけない。

 

他者の課題には踏み込まない。

 

「自由とは、他者から嫌われることである」

 

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。
つまり、自由になれない。

 

世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない

 

■【実践】3個の行動ポイント

【239-1】「原因」ではなく「目的」で物事を考えてみる

【239-2】課題を分解し、自分の課題にのみ取り組む

【239-3】「いま、ここ」の軸を持つ

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】嫌われる勇気
【著者名】岸見一郎古賀史健
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2013/12/13
オススメ度★★★☆☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワード心理学人間関係自己対話
【頁 数】296ページ
【目 次】
第1夜 トラウマを否定せよ
第2夜 対人関係がすべてである
第3夜 他者の課題を切り捨てる
第4夜 あなたの居場所はどこにあるか
第5夜 幸福に生きる条件とは

 

この本が、あなたを変える!

嫌われる勇気
岸見一郎、古賀史健
ダイヤモンド社 2013-12-13
売上ランキング(公開時):20
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岸見一郎さん、古賀史健さん
素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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