【書評:1943冊目】口ぐせを変えれば、人生がうまくいく(有川真由美)

【自分の口にした言葉で、人はできている】
作家・有川真由美氏が、『口ぐせを変えれば、人生がうまくいく』と題して、現状を変えたければ使う言葉を変えるのが有効だと提起し、オススメの口ぐせを指南する一冊。

■書籍の紹介文

自分の口ぐせ。
どんな言葉を、よく使っていますか?

 

本書は、口ぐせは気分や性格に多大な影響を及ぼすと提起し、ポジティブな人生を引き寄せるのに有用な口ぐせを指南する一冊。

 

「イライラするな!」と口にすると、余計にイライラしてしまう。
「○○さんには腹が立つ!」と口にすると、○○さんに一層腹が立ってしまう。

 

このような経験をしたことが、あなたにもあるとおもいます。
それくらい、人は「自分の言葉」に気分を左右される生き物なのです。

 

要するに、自分が発する言葉によって、わたし達は動かされているわけです。
まるで、プログラムで動くパソコンのように。

 

ということは、現状に不安や不満といった”不具合”を感じているなら。
あなたを動かすプログラム=言葉が合っていない可能性が高いといえるわけです。

 

幸いにも、プログラムは書き換えることができます。
つまり、使う言葉を入れ換えることで、”不具合”を解消させることができるのです。

 

この本では、入れ換えるのにオススメな言葉(口ぐせ)がたくさん収録されています。
日頃の気分づくりから、人間関係、お金、仕事まで、シチュエーションごとに分類されているので、とても使い勝手がよく構成されています。

 

「あ〜、この言葉よく使っちゃっているな・・・」という口ぐせが必ずあるはずです。
それを、ひとつずつ、紹介されている口ぐせに置き換えてみてください。

 

少しずつ、新しいプログラム(口ぐせ)が、あなたに新しい動きをさせていきます。
新しい動きが増えるほど、”ポジティブな人生”に乗れていることを実感するでしょう。

 

◆言葉が変われば、人生が変わる。

口ぐせを変えれば、人生がうまくいく
有川真由美 PHP研究所 2022-11-23
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■【要約】15個の抜粋ポイント

まず、目覚めた瞬間、「おはよう!」と、今日の自分にあいさつ。
すかさず「今日は最高の一日になるよ」と、願いを伝えましょう。

 

”やる気スイッチ”を押すのが、「5分だけやろう」という言葉。
スイッチの入りにくい最初の5分間を強制的にスタートさせることで、勢いを付けようとする作戦です。
私がよくやる手は「はい、5分間スタート!」とキッチンタイマーを5分にセットすること。
ジリジリと時間の経過を感じると、不思議と集中モードになってきます。

 

私は一日に何度も「よくがんばった!」「よくやった」と自分をほめています。
すると結果は過程の先にあるのだから、いまできることに集中しよう、プロセスを楽しもうという気持ちを思い起こさせてくれます。

 

「疲れた」と「お疲れさま」はまったく似て非なるもの。
「疲れた」はネガティブなイメージがあり、「お疲れさま」はポジティブで肯定的なイメージがあります。

 

「〜のせい」のかわりに使ってほしい口ぐせは「〜のおかげ」です。
たとえば、「同僚がミスしたおかげで、問題点がわかった」「薄給だったおかげで、節約の習慣が身についた」など、どんなことも糧にしていけます。
世界を敵とするか、味方とするかは”自分次第”です。

 

どんな現実であっても、自分の期待より、現実のほうに真実はあります。
一部分を見て「ありえない」と責めているだけでは、原因も対策も見えてこないでしょう。
「ありえない」を「あるかもね」に変えると、まるく受け止められてストレスが激減。
賢くたくましい対処ができるようになります。

 

どんな状況でも「私は運がいいから大丈夫」と顔を上げて進みたいものです。

 

気の利いた言葉でほめる必要はありません。
まずは、いいと思ったらすかさず、3S言葉の「すごい」「素敵」「すばらしい」をさらりと口にするといいでしょう。

 

人の目や、人の言うことが気になったら、すぐに「気にしない、気にしない」とつぶやきましょう。
自分が自分であるために。
自分の気持ちを大切にするクセがつくと、相手も大切にできるようになるのです。

 

なんの根拠もなくても自分自身に「私には稼ぐ力がある」「私はお金に縁がある」と言い続けましょう。

 

まわりを見渡しても、仕事とお金に恵まれている人は、仕事を選り好みせず、「喜んで」「やらせて」と気持ちよく引き受ける人です。
積極的な口ぐせによって、ますます仕事をすることの喜び、まわりへの感謝が高まるのかもしれません。

 

「時間はあるのだ」「時間はつくるのだ」と口ぐせのように言い続けて、その事実を脳にインプットしましょう。

 

「なんのため?」「だれのため?」と問う習慣をつけると、働き方、遊びや学び、生活の場、貯金や買い物などありとあらゆる選択に目的意識という”軸”ができます。

 

どんな自分も「これでいいのだ」と認めれば、「こんな自分はいい」「こんな自分はダメ」という条件つきの愛ではなく、絶対的な愛を手に入れられる。
すべてを受け入れられなくても、苦しみは軽減され、自分を取り戻していけるのです。

 

「やることをやっていれば、奇跡は起こる」と魔法の口ぐせを言い続けて、いま私は奇跡のなかにあります。
その口ぐせは自分を信じて、あきらめない力にもなりました。
奇跡のような夢でも、やり続ければ、いつかたどり着く可能性はあります。
ぜひ自分を支える口ぐせを、挑戦のお供にしてください。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1943-1】「私は運がいいから大丈夫」を口ぐせにする

【1943-2】「私には稼ぐ力がある」「私はお金に縁がある」と言い続ける

【1943-3】「なんのため?」「だれのため?」を口ぐせにする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】口ぐせを変えれば、人生がうまくいく
【著者名】有川真由美著者情報
出版社PHP研究所
【出版日】2022/11/23
オススメ度★★★★☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワードことばのチカラ自己対話人生
【頁 数】232ページ
【目 次】
第1章 朝起きてから、夜寝るまで気持ちが前向きになる口ぐせ
第2章 ついつい使っていませんか? こんなマイナスの口ぐせ
第3章 「どうせ無理」という思い込みを疑い、夢を叶える口ぐせ
第4章 人間関係がうまくいって、自分も幸せにする口ぐせ
第5章 お金と仕事に愛され、ゆたかさを引き寄せる口ぐせ
第6章 感情に振り回されず、「いま」を大切にする口ぐせ
第7章 毎日をご機嫌に、自分らしく生きる口ぐせ

 

この本で、あなたは変わる!

口ぐせを変えれば、人生がうまくいく
有川真由美 PHP研究所 2022-11-23
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有川真由美さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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