【書評:1628冊目】「頭がいい」の正体は読解力(樋口裕一)

【人を理解するには言葉を磨け!】
多摩大学名誉教授・樋口裕一氏が、『「頭がいい」の正体は読解力』と題して、語彙力→文章力→読解力の3段階で鍛える、文章や他人を理解する「読解力」を鍛える方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

本の内容を理解する。
充分にできているとおもいますか?

 

本書は、あらゆる場面で不可欠なスキルにも関わらず、現代人がその能力を著しく低下させている「読解力」を鍛える方法を指南する一冊。

 

モノゴトを正確に読み取り、理解する力。
それが、読解力です。

 

この能力を、実際の問題を説きながら鍛えられるように構成されています。
「語彙力」→「文章力」→「読解力」の3段階を踏んでいるので、とても理解しやすくなっています。

 

読解力が弱いと、文章でも会話でも、相手を理解することができません。
すると、誤解や噛み合わないことによるトラブルにつながります。

 

当然ながら、仕事で成果をあげることなどできません。
コミュニケーションも成り立たないので、人間関係にも支障をきたします。

 

これほど、読解力が及ぼす影響は大きいのです。
だからこそ、意識して読解力を鍛えている人ほど抜きん出ることができるのです。

 

こうした、読解力を鍛えることでどういう力が備わるのか。
ここを本当によく体感させてくれる一冊です。

 

ですので、これを読んでいるアナタを含めて多くの人に「この本を読んでほしい」と強く思います。
読んでいて「いい本だな」という感情が湧いてくる良書です。

 

読む・書く・聞く・考える・伝える。
人間の基本スキルとも言えるこれらの能力を、読解力を鍛えることで伸ばすことができます。

 

「語彙力」→「文章力」→「読解力」の3段階で鍛える読解力。
本当にオススメの一冊です。

 

◆言葉を磨け!

「頭がいい」の正体は読解力
樋口裕一 幻冬舎 2019-11-28
売上ランキング(公開時):14,150
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■【要約】15個の抜粋ポイント

生徒たちの読解力が壊滅的であるというのは、教育に携わる者にとっては残念ながら常識だ。

 

なぜ、読解力が落ちているか。
言うまでもないことだが、読書量の決定的な不足がその原因だろう。

 

文章をたどれないということは、他人の思考をたどれない、つまりは他人の思考について思考できないということにほかならない。
言い換えれば、自分で考えることができないということでもあるだろう。

 

読解力を自分のものにするために最初に取り組むべきなのは、語彙力を養うことだ。

 

私が、言葉を使えるようにするために鍛えているのは「言い換え力」だ。
人は言葉によって人の能力や人柄を読み取る。
その際、手掛かりになるのは、ほぼ同じような内容をどのような表現を用いて語るかだ。

 

したがって、言葉の力をつけるためにも、そして読解力をつけるためにも、一つの言い方ではない、もっと別の表現があることを知り、様々な表現を自分のものにすることが大事なのだ。
そうすることによって語彙が身につき、読解力がついてくる。

 

読解力をつける第二の方法にして、切り札ともいうべき決定的な方法は、文章を書くことだ。

 

文章を書く練習をするということは、自分の考えを明確にする練習、もっとはっきり言えば、しっかりと考える練習になる。

 

では、どのような文章を書くか。
私が多くの人に書いてほしいと思っているのは小論文だ。

 

小論文を書くことによって、まず論理的な文章力が身について、社会を見る目が育つだけではない。
社会についての自分なりの考えをまとめるのにも役立つ。
週に1本でも社会問題について小論文を書いてみてはどうだろう。

 

文章は5W1Hを考えて書けといわれる。
しかし、小論文を書く場合には、3WHAT3W1Hを考えてほしい。
3WHATというのは「それは何か(定義)」「何が起こっているか(現象)」「何がその結果起こるか(結果)」。
3Wとは、WHY(理由、根拠)、WHEN(いつからそうなのか、それ以前はどうだったか=歴史的状況)、WHERE(どこでそうなのか、他の場所ではどうなのか=地理的状況)。
そして、1Hとは、HOW(どうやればいいか=対策)。

 

●小論文を書くときの注意点
①「だ・である調」(常体)を用いる
②一文を長くしない
③書き言葉を用いる
④抽象と具体を織り交ぜる
⑤言葉の定義を明確にする
⑥自分のことを「自分」「俺」と書かない
⑦読点(、)の打ち方にはルールがある

 

●読解の「読み取りの手順」
(1)抽象と具体を解きほぐす
(2)「確かに…。しかし…」のパターンをつかむ
(3)四部構成の「型」で読む
(4)キーワードとその意味を正確にとらえる
(5)何に反対しているかを考える
(6)主張を把握し、根拠を整理する
(7)要約してみる
(8)3WHAT3W1Hを検証する

 

本を読んだだけではすぐに忘れてしまう。
内容を忘れるだけでなく、場合によってはそれを読んだかどうかさえ忘れるものだ。
そこで、簡単でもいい。
読後感をつける。
そして、できればそれをブログなどで発信してはどうだろう。

 

読解力は、もちろん会話の際にも大きな力を発揮する。
読解力がついたということは、他者の考えを読み取り、理解する力がついたということだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1628-1】「言い換え力」を磨く

【1628-2】週1本、小論文を書く

【1628-3】小論文を書くときや読解するときは、3WHAT3W1Hを意識する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】「頭がいい」の正体は読解力
【著者名】樋口裕一著者情報
出版社幻冬舎
【出版日】2019/11/28
オススメ度★★★★★
こんな時に考える力を身につけたいときに
キーワード教養文章力思考
【頁 数】200ページ
【目 次】
第1章 なぜ日本人の読解力が落ちているのか
第2章 語彙力を鍛える
第3章 文章力を鍛える
第4章 読解力を鍛える
第5章 読解力を使いこなす

 

この本が、あなたを変える!

「頭がいい」の正体は読解力
樋口裕一 幻冬舎 2019-11-28
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樋口裕一さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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