【あなたは変われる】フリーアナウンサー・倉島麻帆氏が、人間関係が思うようにいかないと悩む人に向けて、「声」と「表情」のトレーニングを提案する一冊。誰でも鍛えることで人を引きつける話し方が身につく!
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■書籍情報
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【書籍名】<引きつける>話し方が身につく本
【著者名】倉島麻帆
【出版社】明日香出版社
【出版日】2016/4/14
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】自分をより輝かせたいときに
【キーワード】コミュニケーション、話し方、伝える
【頁 数】237ページ
【目 次】
第1章 聴き取りやすいきれいな声の出し方
第2章 相手の心を動かす話し方「4つのスキル」
第3章 好印象をもたらす聴き方・話し方のコツ
第4章 好感度が増す表情のつくり方
第5章 話に引きつける身体の動かし方
第6章 相手が耳を傾ける話し方
第7章 あがり症にサヨナラする方法
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■1分間紹介文
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あなたの話を聞いている人の顔は、笑顔ですか?
著者は、倉島麻帆さん。
スピーチコンサルタント。フリーアナウンサー。
株式会社スマイルボイス代表取締役。
最新の脳科学や心理学を活用し、セルフイメージを上げて人前で堂々と話す、技術だけでなく「心をこめて話す」方法など、一部上場企業をはじめ、のべ25,000人以上にセミナー・研修を行っている。
本書は、あなたが抱えている人間関係の悩みは、声の出し方やテンポ・イントネーション・顔の表情など「声」と「表情」をトレーニングすることで改善させることができると提示し、そのトレーニング方法を実践的に紹介した一冊。
「頑張って話をしているのに相手の反応が薄い」
「相手を楽しませようとしているのに、顔の表情がどんどん曇る」
「普通に接しているのに、相手から嫌悪感を示される」
このような悩みを経験されたことが、あなたにもあると思う。わたしは経験した。
この時、ついついその原因を相手に求めてしまいがちだが、根本は逆で、あなたが無意識に相手に行っている「行動」や「しぐさ」が原因であることが多いと著者は指摘。その上で、根本的な原因が自分の中にあるのなら、それをきちんとトレーニングして改善していけば、人間関係はどんどん好転していきますよ。だから、本書を使って一緒にトレーニングしましょうよ!これが本書のコンセプトに感じる。
相手に対して「わたしが気分よくなるように振る舞って」と要求するのは筋違い。自分が気分よくなるように振る舞ってほしいのなら、まずは相手が気持ちよくなるような存在になれるように自分を磨くことが先。その磨きかたを、じっくりと学ぶことができる構成になっている。
読んですぐに変わるということは決してない。しかし、あなたが変わりたいと願い、地道にコツコツと反復練習をすれば必ず結果はでる。そう期待させる一冊だ。
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■押さえておきたい15のポイント
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椅子に浅く座り、背もたれに寄りかかり、その姿勢で起き上がろうとしてください。グッと力が入るところ(硬くなるところ)が丹田です(へそ下5センチくらい)。
よく、「丹田を意識しろ」「丹田呼吸」などと言いますがあなたが落ち着いて最もいい状態のとき、意識は丹田にあります。
仰向けに横たわっているときは、自然と腹式呼吸になります。就寝時は実は誰もが腹式呼吸なのです。まずは仰向けに寝ながら、腹式呼吸の練習をしてみましょう。吸ったときにお腹がふくらみ、吐いたときにお腹がへこむように。
私がアナウンサーの先輩に最初に言われたのは、「寝ながら新聞を毎日大声で読みなさい」でした。
仰向けに寝て発声することで、
①腹式呼吸の練習になる
②発声・滑舌の練習になる
③新聞を音読することで、内容が頭に入る
④音読は脳トレーニングになる
発声筋と表情筋は連動しています。口を大きく開けられる人は、表情も豊かです。コミュニケーション能力が高い方か低い方かは、口の開け方でわかります。表情豊かで引きつけるしゃべりになるためにも、大きく口を開けていきましょう。小顔にもなりますよ。
●しゃべりのプロが意識している表現力アップの4つのスキル
①抑揚(イントネーション)
②強調(プロミネンス)
③間(ポーズ)
④緩急(チェンジオブペース)
「強く発音する」「声を高くする」「声を大きくする」「ゆっくり発音する」「間をあける」これらはいずれも、腹式呼吸で行うことで最大限の効果が発揮されます。
●傾聴のコツ:あいうえお
①アイ(愛)コンタクト
②相づち
③うなずき
④促し
⑤笑顔
⑥オウム返し
潜在意識は一人称で主語がありません。人をほめていても、全て自分に言っていると認識します。自分をほめていることになるので、自分のセルフイメージ(自己価値)も上がり、自信をつけていくのです。
人間は本能的に明るくきれいなものを好みます。「明るい笑顔」を見ると血行が良くなり、体温が上昇する、つまり「好き」になると医学的に立証されています。
■舌回し体操
①口をしっかり閉じて、ぐるぐると円を描くように舌でほっぺをなぞる。右回り・左回りを10回ずつ2セット行う
②歯をがっちりと閉じて、歯の内側の部分も右左10回ずつ2セット行う
続けることにより、二重あごや下腫れ・たるみが解消し、ほうれい線も消えます。さらに、顔のゆがみを整え、かみ合わせや頭痛も改善するという、魔法のような体操です。
●人前で話すときのNGポーズ
ー ゴリラポーズ
ー フィグリーフ・ポジション
ー ハンドカフ・ポジション
●これさえ覚えておけばいい5つのジェスチャーの型
①該当箇所・方向を差し示す
②数を示す
③形・大きさを表す
④推移・変化、循環を表す
⑤感情・共感を表す
スピーチの基本とも言えるのが、「SDS法」です。
●話が面白くなる秘訣
①実体験を語る
②失敗談や恥ずかしい話をする
③共感できる話をする
④ギャップを示す
⑤グラフ、写真、映像、現物見本などのビジュアルツールを活用する
「あがるのは悪い=うまくいかない」とネガティブに思ってる人が多いのですが、「あがるのが当然、緊張したほうがいいパフォーマンスを発揮できる」と考えるようにしましょう。
筋肉を弛緩することで「いい気持ち」と感じることを何度もインプットします。すると、「緊張を感じると、自然にリラックスして前向きな気持ちになる」という反射が形成されます。
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■これをやってみよう!3つの実践ポイント
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【718-1】新聞を寝ながら音読するトレーニングをまずやってみる
【718-2】舌回しの体操を日課にする
【718-3】意識して、褒める回数を増やす
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■今回のまとめ
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あなたが努力した分だけ、相手は笑顔を返してくれる!
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■今回紹介した本
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倉島麻帆さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
興味をお持ちいただけましたら、ぜひあなた自身で本を体感してくださいね(^^)
少しでも参考になれたら、嬉しいです。ありがとうございました!
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2016年 12月 29日
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