【持たないという生き方】
実業家・本田直之氏が、『何を捨て何を残すかで人生は決まる』と題して、縛られない・とらわれない・合わせないの3つを軸に、やりたいことをやりきるための選択と集中の方法を指南する一冊。
■この本の紹介文
いま、この瞬間。
生きるのが息苦しいとおもいますか?
本書は、自らの手で自らを「息苦しさ」から解放し、自分らしく自由に生きるための唯一の方法として、「持たない生き方」を指南する一冊。
「持たない生き方」とは、
物を減らすことではなく、自分にとって必要なモノを見極め、それを選び取り、見た目ではない豊かさを手に入れることと定義される。
つまり、自ら考え、選択し、幸せに自由に暮らしていく生き方です。
これを実現していくための方法を提案します。
適当に生きていくのであれば、選択が適当であっても人生に影響はないでしょう。
しかし、真剣に生きるのであれば、日々の選択の違いは致命的な影響を生みます。
物が溢れて成熟社会を生きる私たちは、考えずともなんとなく生きられてしまいます。
ただそれは、自分の人生ではなく、他人の決めた人生を生きるということと同義です。
ここに「息苦しさ」を感じる原因があるのかもしれません。
つまり、幸せで自由であるためには、自分で考えて、自分で選択している実感を得ることがもっとも大事なのです。
では、どうすればいいのか。
答えを他人に頼らない生き方が、ここに書かれています。
◆自分で選び、自分で掴み取れ!
何を捨て何を残すかで人生は決まる
本田直之 青春出版社 2016-4-2
売り上げランキング:ー
Amazon 楽天
■本がわかる!15の要約ポイント
他人と自分を比べて、「自分はあの人のようにできない」などと考えるのは、誰かの作った価値観で自分を縛っているのと同じこと。
それは自由を失う大きなリスクです。
「おまえのやり方はおかしい」「世間はそんなに甘くない」といった言葉で折れてしまうような意志ならそこまでです。
どんな決断もうまくいかない可能性があります。
必ずうまくいく方法もありません。
自分らしいライフスタイルを築いていきたいと本気で思うなら、「人からどう思われてもいい」というくらいの覚悟を持つこと。
持たない生き方に必要なのは、「自分を持つ」という覚悟です。
できた人は確かな答えなどわからないまま動き出し、できなかった人は「正解」を探して足踏みしているうち、タイミングを逃してしまいます。
物との向き合い方で重要なのは、「あえて捨てる」という感覚を持つことです。
自分にとって何が大事かを見極められれば、必要な物以外を捨てることができます。
それは持つことをあきらめるという消極的な選択ではなく、あえて捨てることで、身軽に、自由になるためです。
ワンパターンを繰り返すことの怖さは、新しい発見が減ることです。
どこにでもあるモノしか手に取らなくなり、誰もが見ているモノしか目にしなくなる。
そんな生活からは新しい発想も生まれにくくなります。
目指すライフスタイルはそのまま「何のために働くのか」という問いにもつながっていきます。
何かトラブルが起きたら、自分のこととして捉えず、「トラブルを抱えた人から相談を受けている」と考えるよう勧めています。
一歩引いてみることで、問題の本質が見えてくるものです。
広く浅いつながりで人と接していると、なかなか本音で語り合える仲間はできません。
人付き合いは、数ではなく、質や関係の深さで考えることが大切です。
重要なのは「誰を知っているかではなく、誰に知られているか」です。
目指すべきは、自分が頼るのではなく、むしろ相手から頼られるような関係です。
制約をかけ、日常を自分なりの実験の場に変えていくことによって「本当に必要なモノ」と「じつはいらないモノ」が見えてきます。
カバンの例のように、一度「カバンを持たない不安」という小さな制約をあえて課すことで、結果的に「カバンがなければ仕事ができない」という大きな制約を取り除くことだってできるのです。
人の時間を奪ってしまうのは大きな罪です。
自分が加害者になっていないか。
振り返ってみる時間を持つことが大切です。
オリジナリティを育てるのは、「なんでもできます」ではなく、「これしかできません」という姿勢。
お金は価値ある物やサービスにはしっかり使い、価値のない物やサービスに対しては使わない。
選択するのはもちろん、自分です。
だからこそ、ブレない使い方のルールを身につけなければならないのです。
支出を「投資」「消費」「浪費」の3つのカテゴリーに分けて記録していくこと。
そして、自分の使うお金が、「投資」「消費」「浪費」のどのカテゴリーなのかわかった上でお金を使う習慣をつけましょう。
時代は常に変化しています。
特にお金を巡る幸せの価値観は大きく変わりました。
変化にいち早く対応するのは、いつも若い世代です。
彼らは批判の対象ではなく、学ぶべき対象なのです。
■これをやろう!3つの実践ポイント
【717-1】自分がどう生きたいのか、思いのままに書き出す
【717-2】興味があれば、それに従い行動すると決め、あとから方法を考える
【717-3】自分にしかできないことを、思いのままに書き出す
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日紹介した書籍情報
【書籍名】何を捨て何を残すかで人生は決まる
【著者名】本田直之
【出版社】青春出版社
【出版日】2016/4/2
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】生き方、自己対話、セルフコーチング
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 「人生を縛る常識」を持たない
第2章 「なくてもいい物」を持たない
第3章 「必要以上のつながり」を持たない
第4章 「やらなくていい仕事」を持たない
第5章 「振り回されるほどのお金」を持たない
この本が、あなたを変える!
何を捨て何を残すかで人生は決まる
本田直之 青春出版社 2016-4-2
売り上げランキング:ー
Amazon 楽天<
本田直之さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
■お知らせ
■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!
■応援お願いします!■
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。