【書評:1496冊目】自分を超え続ける(南谷真鈴)

【熱量×行動力=夢実現!】
冒険家・南谷真鈴氏が、『自分を超え続ける』と題して、夢を叶えるのに熱意と行動力に勝るエンジンなしと提起し、世界七大陸の最高峰制覇で感じた、自分を超え続ける方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

いまの自分。
「もっとできる」とおもいますか?

 

本書は、日本人最年少(19歳)で世界七大陸の最高峰を制覇した著者が、熱意と行動力で自分を超え続けて夢を叶える方法を指南する一冊。

 

「やりたい」は「できるの源」である。
このことを痛感させられる物語です。

 

「やりたい」は、”熱意(熱量)”を生みます。
”熱意(熱量)”は、貯めたエネルギーを放出するがごとく、”行動”を生みます。

 

”行動”は、「やりたい」を叶えます。
だからこそ、起点となる「やりたい」が何よりも重要なのです。

 

ここが本書のおもしろいところですが、著者にとっての「やりたい」こと。
それが、「南谷真鈴になる」だということです。

 

エベレストの登頂や七大陸最高峰の登頂は、やりたいことではないのです。
南谷真鈴が南谷真鈴になるために、必要だっただけなのです。

 

やりたいことが、自分が自分になること。
とても抽象的で、捉え方は人それぞれだとおもいます。

 

ですが、わたしは「とても素晴らしいことだ」と感じます。
自分が自分になりたいということは、なりたい自分が定まっているということだからです。

 

自分が自分になりたいということは、妥協はありません。
「もっとできる」「まだやれる」という思いも強くなります。

 

氷点下70度の極寒の世界でも、心を折らずに山頂を目指せるほどに。
この妥協のなさが、「自分を超え続ける」ことにつながるのです。

 

これほど素晴らしいことはないな〜、と読みながら湧き上がってきました。
米山智裕が米山智裕になりたいか。
深くて飽きのこないテーマをもらったようにおもいます。

 

ぜひ、自分が自分になりたいか。
あなたも考えてみてください。

 

◆自分を超え続けよう!

自分を超え続ける
南谷真鈴 ダイヤモンド社 2017-3-25
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■【要約】15個の抜粋ポイント

最初の一歩がなければ、何も始まりません。

 

いいことも、悪いことも、すべてが自分をつくってくれる。
すべてが自分を育ててくれる、と。

 

「いい」とわかっていることは、迷わず実行あるのみです。

 

「もっとできる」という言葉は、自分で気づいていなかった自分の良さを指摘されたようで、うれしいものでした。

 

「私は日本で生まれたけれども、だからといって日本にとらわれることはない。世界に生きる1人の個人であり、人間なんだな」
そう思えたことで私は、「どこの国の何人か」というこだわりから、ようやく解放されたのです。

 

自由にやるには、人の力を借りないこと。
自由とは自分で自分に責任をもつことでもあります。

 

エベレストに向けてのプランづくりは、念入りにやりました。
まずはやりたいことのリスト。

 

「登山の間は他のことを考えず、無駄な行動はせず、ひたすらエベレストという目標に集中する」という考えの人がほとんどでした。

 

必要なのは、根性と忍耐と、乗り越える力。
そして「この時はやるぞ!」という気力。
何があってもあきらめないで登る理由は、自分の中にしかないのです。

 

死と生は驚くほど近くにある

 

頼れるのは自分だけ。
それならアイデアも工夫も気力も体力も、総動員して歩き続けるしかありません。

 

熱意と行動力があれば、叶わない夢はない。

 

役に立とうが立つまいが、私がしていることはすべて、自分にとって必要なことだと思います。
すべての経験が、自分をつくってくれるのです。

 

自分に足りない部分を冷静に考えて、そこを補うように努力すること。
こうすれば、より前向きにがんばれると思っています。

 

明確な目標があり、「やり遂げる」という強い信念があれば、何をやってもくじけません。
「やる気が出ない」ということもなく実行できます。
それは私が、たくさんの人に支えられているおかげです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1496-1】「やりたいこと」を書き出す

【1496-2】「やりたいこと」を実現させるのに足りない部分を書き出す

【1496-3】足りない部分を補う努力をする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】自分を超え続ける
【著者名】南谷真鈴著者情報
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2017/3/25
オススメ度★★★★☆
こんな時に他人の生き方に触れたいときに
キーワード生き方ヤル気最高の自分
【頁 数】216ページ
【目 次】
プロローグ 自分を超え続ける
第1章 「探検家グランドスラム」という新しい挑戦
第2章 自分の存在意義を見つけるために
第3章 「自由をめぐる冒険」の始まり
第4章 エベレスト登頂という試練
第5章 死が教えてくれた「生きること」
第6章 熱意と行動力があれば、叶わない夢はない
エピローグ たくさんの人に支えられて自分がいる

 

この本が、あなたを変える!

自分を超え続ける
南谷真鈴 ダイヤモンド社 2017-3-25
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南谷真鈴さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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