【書評:1326冊目】一生働きたい職場のつくり方(前川孝雄、田岡英明)

【「働きやすさ」ではなく「働きがい」を創出せよ!】
働きがい創造研究所の前川孝雄氏と田岡英明氏が、採れない・辞める・育たないの三重苦から抜け出す「一生働きたい職場のつくり方」を徹底的に指南する一冊。

■この本の紹介文

あなたの会社の働きやすさ。
どんな風に感じていますか?

 

本書は、「働きやすさ」ではなく「働きがい」の創出こそが、人材難時代の生き残り戦略だと提起し、その組織作りに必要な考え方や手法を指南する一冊。

 

働きやすさとは、賃金や制度などの”外発的な”働く動機を刺激します。
働きがいとは、社会貢献や自己成長などの”内発的な”働く動機を刺激します。

 

つまり、「働きやすさ」を追求しても消耗戦になる可能性が高いのです。
より良い条件の会社が出てくれば、人材はそちらに流れてしまうからです。

 

一方で、「働きがい」を追求していくと人材が定着する可能性が高くなります。
なぜなら、働きがいはそこで働くことによってはじめて得られるからです。

 

とは言っても、前者はアピールしやすく、後者はアピールしにくいものです。
このジレンマと人材難の本格的な到来が重なり、多くの中小企業が人材の危機を迎えています。

 

では、どうやって「働きがい」を創出していけばいいのか。
2人の専門家が、逆風を大チャンスに変える「働きがい創出の手法」を徹底的に指南します。

 

働くルールも仕事に求める価値観も変わりました。
組織づくりも変えていきましょう!

 

◆「働きがい」をもっともっと!

■本がわかる!15の要約ポイント

人がいないから事業活動が継続できない。
今、多くの中小企業がそんな大ピンチに見舞われています。

 

もはや目先の業績が好調なだけでは、中小企業には人が集まらないという現実です。
だからこそ、「この会社で働きたい」「この会社の経営を継ぎたい」と感じさせるような魅力的な組織作りが中小企業にとっては喫緊の課題なのです。

 

中小企業は、最初からハイパフォーマンスで活躍できる優秀な人材を求めて、体力のある大企業との熾烈な人材獲得競争に参戦することは得策ではありません。

 

結局のところ、「カネ」で釣った人材は、「カネ」で辞めていきます。
ワークライフバランスにかかわる諸制度にしても同じことです。
いくら制度を充実させても、もっと充実させる企業が次々に出てくるわけですから。

 

経営者は、国の政策に安易に押し流されることなく、自ら明確なビジョンを持って、経営を自らの手に取り戻すべきなのです。

 

日本人が「働きがい」を失っている原因は、このような働く人たちの社会貢献欲求、自己成長欲求に企業が応えられていないことにあるのです。

 

今の幸せを積み重ねた先に、成功ならぬ「成幸」があるというのが、「これから」の方程式なのです。
優秀な若者ほど功を成すことよりも、幸せを成したいと考えているのです。

 

「やる気」の醸成=
目的共有(納得)×有能感×自己統制×上司の支援

 

経営者の視点が結果に偏重している企業では、社員のモチベーションは確実に下がっていきます。

 

役割と評価を不明確なままにしておくと、心理学の世界でリンゲルマン効果(社会的手抜き)と呼ばれる、「自分が頑張らなくても誰かがやるだろう」という集団意識が社内に蔓延してしまいます。

 

●「働きがい」溢れる組織に共通する7つの要素
(1)経営者の思いが言語化されている
(2)経営者の思いに共感した人を採用し、その思いが共感され続けている
(3)経営者の視点が社員同士の関係性に向いている
(4)社員それぞれの役割が明確である
(5)ワンマン型組織ではなく、サークル型組織が実現されている
(6)モチベーション向上施策が効果を発揮している
(7)人を育てる組織風土がある

 

●「働きがい」溢れる会社を創る5つのステップ
STEP1:相互理解
STEP2:動機形成
STEP3:協働意識
STEP4:切磋琢磨
STEP5:評価納得

 

人は、自らが「成長したい」と感じない限り、成長することはありません。
では、現場でどのような仕掛けをすれば、社員一人ひとりの成長へのモチベーションを高めることができるのでしょうか。
ポイントは次の3つです。
①任される(任せる)
②やり遂げる(応援する)
③振り返る(内省させる)
それぞれ、本人にとってのポイント、カッコ内は上司にとってのポイントです。

 

丁寧にステップを踏んでいるにもかかわらず、社員の1〜2割程度しか目立った反応を示さないこともあります。
そんなとき、「これだけやってもダメなのか」と感じる経営者もいるかもしれませんが、最初に2割を変えることができれば、その施策は十分成功ではないでしょうか。

 

社員と共に「働きがい」溢れる会社を創る道のりは、経営者が失い欠けていた自信を取り戻す道のりでもあります。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1326-1】若い世代の発信を見て価値観に触れる

【1326-2】「やる気の構造」を意識して仕事を依頼する

【1326-3】どうすれば「成幸」に近づくかを、つねに考える

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】もう、転職はさせない! 一生働きたい職場のつくり方
【著者名】前川孝雄田岡英明著者情報
出版社実業之日本社
【出版日】2018/10/31
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日のリーダー力を磨きたいときに
キーワード指導力組織改革ヤル気
【頁 数】216ページ
【目 次】
第1章 業績好調でも、経営難に陥る時代
第2章 「働きやすさ」の勝負に出ると必ず失敗する
第3章 「働きがい」を創れば、中小企業こそ発展する
第4章 「採れない」「辞める」「育たない」組織の課題
第5章 「働きがい」あふれる会社を創る5つのステップ
第6章 会社を変えることにブレーキをかける問題への対処法

 

この本が、あなたを変える!

 

前川孝雄さん、田岡英明さん、
素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

■お知らせ

■メルマガ版も好評配信中■
ブログ版とは構成を変えてお届けしています!
ぜひ購読登録してください(^^)
登録はこちらから

■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!

■応援お願いします!■

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

Summary
Review Date
Reviewed Item
【書評:1326冊目】一生働きたい職場のつくり方(前川孝雄、田岡英明)
Author Rating
31star1star1stargraygray

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

人気著者も多数収録!

PR



ページ上部へ戻る