【アスリートのやり遂げる力を盗め!】
フィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏が、『はじめる技術 続ける技術』と題し、続かずに挫折する状況を脱するのに役立つ、やり遂げる力の磨き方を解説する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
続けることに苦労する。
そんな悩みを抱えていませんか?
本書は、多くのトップアスリートを成功に導いてきた「モチベーションを維持する方法」と「やり遂げる力」の磨き方を解説する一冊。
人間はサボるものである。
心理学では「逆戻り」という原理として、確立されている事実です。
しかし、ほとんどの人はサボると自己嫌悪に陥ってしまいます。
なんて自分はダメなのだ、と。
安心するのは、トップアスリートも、まったく同じだということ。
試行錯誤しながら、モチベーションを維持し、やり遂げるために努力しているのです。
本書で学べるテクニックは、優勝したり金メダルを目指したりという、極限の状態で養われたものです。
だから、身につけることによる効果が大きいのです。
一生モノの「やり遂げる力」。
この機会に身につけましょう!
◆こうやって、続けよう!
はじめる技術 続ける技術
中野ジェームズ修一 さくら舎 2013-3-5
売上ランキング(公開時):ー
Amazon Kindle 楽天
■【要約】15個の抜粋ポイント
目標は、夢ではない。
決めた時間内に実現可能な範囲で具体的に設定しなければ、達成感は得られない。
それがなければ、楽しくない。
楽しくないから、モチベーションが維持できなくなるのだ。
毎日ランニングを続けようと思って始めても、誰しも1回や2回は、必ずサボるはずだ。
大事なことは、サボっても、また始めればいいということだ。
サボった時に重要なことは、サボった理由を洗い出しておくことだ。
もしかしたら、自分がやろうとしていることは、ハードルが不適切に高いのかもしれない。
それが嫌だからサボったのかもしれない。
サボった原因が、ハードルが高すぎることだったら、そのハードルを1つ、下げればいいだけだ。
そのために、プログラムは、はじめから、ハードルの低い物と高い物の2つを作っておくべきなのだ。
やる気が出なくて、低い方の階段しか上れなかったとしても、達成したことには変わらない。
そこから得られる継続する力は、何もしなかった時と比べれば、大きく違うはずだ。
人をやる気にさせるには、必ず2つの要素が必要だ。
すなわち「動因」と「誘因」だ。
「動因」とは、人が持つ欲求や願望のことだ。
「誘因」とは、それを実現させるための方法や目標だ。
この「動因」と「誘因」が、うまく組み合わさった時、人はモチベートされる、すなわち「やる気」が引き出され、モーション、すなわち行動を起こすのだ。
「動因」を見つけるためには、自分が今やりたいこと、なりたいものを100個書きだすことだ。
最初は、100個列挙することは、難しいかもしれない。
だが、何でもいいから書き出してほしい。
100個あげたら、次に「今すぐでなくていいもの」「今、必要なもの」「実現しやすいもの」「叶いそうもないもの」などで分類する。
「動因の強さ」と「達成したい時期」の側面から順位づけるのだ。
「今すぐ必要で、実現できそうなもの」が数個に絞れたら、次に「それを実現するには、どうすればいいか」、つまり「誘因」を考える。
どうせ絞るなら、100個も列挙する必要はないと思うかもしれない。
100個の動因をセレクトする時に必要なのが、セルフエフィカシー、すなわち「できる」見込み感だ。
「何かをしたい」と思っても、まったく実現不可能なことでは、継続どころか、やる気も起きない。
逆に、「絶対にできるもの」では、やさしすぎて、やはり「やる気」が起きない。
やる気を継続するには「できるかもしれないけれど、できないかもしれない」という微妙なバランスが重要なのだ。
これを「フィフティ・フィフティの原則」という。
目標を50%のところに設定すると、モチベーションが維持されやすくなる。
これはアスリートも、ビジネスの世界でも同じことだ。
常にある程度のリスクを取って五分五分のところで仕事をすることだ。
こうすると、小さな上がり下がりはあっても、成果は着実に上がっていく。
その成果が、長続きにつながるのだ。
続けることで自分が変わる。
ずっと先に目を向けるよりも、今続けていることに目を向ける。
そのほうが、達成感の蓄積がある分、長続きする。
その達成感の先に、大きなゴールが待っているのだ。
■【実践】3個の行動ポイント
【071-1】「動因」を100個書き出す
【071-2】サボったときは、理由を書き出す
【071-3】サボったときは、また始めることに意識を向ける
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】はじめる技術 続ける技術
【著者名】中野ジェームズ修一
【出版社】さくら舎
【出版日】2013/3/5
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】続ける力を身につけたいときに
【キーワード】習慣術、自己対話、ヤル気
【頁 数】216ページ
【目 次】
第1章 「はじめる技術」が一流と二流を分ける
第2章 人間はみな「サボる」生き物である
第3章 「続ける技術」とはイメージ力と計画力
第4章 ランニング、ストレッチではじめる「続ける習慣」のつくり方
第5章 最後まで確実にやり遂げるコツ
この本が、あなたを変える!
はじめる技術 続ける技術
中野ジェームズ修一 さくら舎 2013-3-5
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中野ジェームズ修一さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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