【人生の後半戦に備えた作戦会議のとき】
作家・本田健氏が、『40代にとって大切な17のこと』と題して、40代は人生で一番苦しい時期だと提起し、人生の後半戦も幸せでいるために意識すべきことを指南する一冊。
■書籍の紹介文
40代を迎えたアナタ。
いま見通せる、これからの人生はどんな景色ですか?
本書は、人生で一番苦しい時期にあたる40代の過ごし方がその後の人生を決めると提起し、先を生きる者として、40代に意識してほしいことを指南する一冊。
仕事では、経営的に責任のある立場に着き始める。
私生活では、家庭や家族のことで考えることが増え始める。
こうしたことをはじめ、公私にわたり、さまざまなことがつぎつぎと押し寄せてくる。
充実感に幸せを感じられる反面、これからの人生への不安も増す”ジレンマの時期”が40代です。
考えることが増えるなかで悩んでいると危険なことが起きます。
それは、自分のことがどんどん後回しになっていくことです。
自分を後回しにしてでも、笑顔になってくれる姿が見られるなら、惜しいことなどなにもない。
そのために頑張れることこそが幸せなのだ。
素晴らしいことであり、わたしもそうおもいます。
しかし、著者はそんなアナタにこそ、時間をとって考えてみてほしいと語りかけます。
40代の10年間の過ごし方が、50歳から先の人生後半戦の”幸せ”を決めることになる。
だからこそ、じっくりと向き合い、大切にしてほしい17のことを提示します。
そのすべてが、著者自身が40代をふり返って感じる「後悔」なのかなと感じました。
つまり、もっとココを意識して深く過ごすことができていれば、いまの景色が違ったのかもしれないと感じる事柄なのかなということです。
先を生きる者の体験をもとにした言葉に触れて、自らを考える。
自分にとっての可能性を狭めないためにも有意義だとおもいます。
とはいえ、「自分のことよりも・・・」と考えてしまうかもしれません。
そんなときは、自分の可能性が開ければ、その分、家族や周囲の可能性を開くことにもつながると捉えるといいのではないでしょうか。
自分の可能性を開くためには、じっくりと自分と向き合う必要があります。
その伴走に役立つことが書かれています。
◆40代こそ、自分と向き合う。
40代にとって大切な17のこと
本田健 きずな出版 2022-1-28
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■【要約】15個の抜粋ポイント
自分の役割のうち、どれが「犠牲」で、どれが「喜び」か、分別してみましょう。
自分にとって心地いいリズムは、どんなリズムなのか。
それを見つけることで、40代、そして、これからの人生が心地いいものになっていきます。
あなたのリズムが確立されるようになると、そのリズムに惹かれて、楽しい人たちがやってきます。
それが、あなたの人生の財産になるでしょう。
親との別れは、必ずやってきます。
一緒にいられる時間は限られています。
一般的に、「40代」は、両親との別れを体験する年代です。
両親と、どうお別れしておくかを考えておきましょう。
自分の手持ちの才能を使って、それをどうやって掛け算にしていくのか、ということも含めて考えていくわけです。
いまの「40代」のうちに、毎日の楽しみと喜びを増やすという意味で、自分のためにお金とエネルギーを使うことを考えてほしいのです。
お金の面でも、節約とか将来への投資も大事ですが、「いまを楽しむ」ことにもフォーカスしていきましょう。
「自分の人生」では、何をしていくのか。
それを、あらためて考えてみましょう。
そのときに大事なのが、「バランスをとる努力をやめる」ことです。
自分の収入の中で、自由に使えるお金があるとしたら、いくらぐらいですか?
そして、「お金」だけでなく、「時間」「エネルギー」についても、自由に使える「予算」を考えてみましょう。
これからまだ10年以上あるので、どういうスキルを身につけたいのか、考えてみましょう。
自分が第二の人生を生きるときに、お金を生み出せるようなノウハウを長期投資の感覚で、磨いていくのです。
人脈も経験も、10年積み重ねていけば、何かにはなるはずです。
株式投資をするよりも、確実にあなたの価値を高めることになるでしょう。
誰かと出会ったときに、「この人の保証人になれるか」という視点から、その人との距離を考えることがあります。
仮に、「この人に保証人を頼まれたらどうするか」を考えると、自分と相手との信頼度というものがわかりやすいのです。
人間関係において、自分の資産を増やし、負債をどう減らしていくのか。
それが「幸せで豊かな人生」にもつながります。
それは、たとえば、不義理をしていることがあったら謝ったり、過去を清算していくということです。
「やってあげてる」になっていないかをチェックしてみましょう。
行ってみたかった場所を思いついたら、実際に、そこに行くことを計画しましょう。
すぐに行かなくてもよいのですが、いつかは必ず行く、と決めるのです。
もしも時間とお金、そして社会的状況が許されるなら、人生でいちばん忙しい「40代」の人にこそ、ぜひ「ひとり旅」をしてもらいたいと思います。
これまでの過去を整理してみましょう。
人生の意味が見えてきます。
まずは生まれてから、40代に入った今日までの年表をつくってください。
「人生二毛作」の時代に入っていて、それこそ「40代」「50代」で転職したり、再婚したりして、第二の人生をスタートする人もめずらしくありません。
いまからでもできること、変えられることがいくらでもあります。
それをより具体的にイメージできれば、実現する可能性も高くなるはずです。
「これをやらないと死ねない」と思うことは、いま40代であれば、いますぐにできなくてもいいのです。
それこそ、これからの20年をかけるつもりで、始めることです。
どんなことでも、20年あれば、たいていはできると思うのです。
■【実践】3個の行動ポイント
【1801-1】両親との別れ方を考える時間を設ける
【1801-2】今日までの年表を作成する(P.193〜参照)
【1801-3】「いまを楽しむ」姿勢にこだわる
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】40代にとって大切な17のこと
【著者名】本田健 ・ 著者情報
【出版社】きずな出版
【出版日】2022/1/28
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】40代、生き方、自己対話
【頁 数】232ページ
【目 次】
[1]人生で、いちばん苦しいのが40代
[2]仕事と家族に人生を奪われない
[3]自分のリズムを見つける
[4]家族とお別れの準備をしておく
[5]これからの「下りの人生」に備える
他(全17項目)
この本が、あなたを変える!
40代にとって大切な17のこと
本田健 きずな出版 2022-1-28
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本田健さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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