【アドラーを誤解してませんか?】アドラー心理学の第一人者・岸見一郎氏が、『嫌われる勇気』の続編として、どうすれば人は幸せになれるのか?「自立」と「愛」を知り「幸せになる勇気」を受け取る哲学の時間。
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■書籍情報
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【書籍名】幸せになる勇気
【著者名】岸見一郎
【出版社】ダイヤモンド社
【出版日】2016/2/26
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】自分を見つめ直したいときに
【キーワード】人生、自己対話、人間関係
【頁 数】296ページ
【目 次】
第一部 悪いあの人、かわいそうなわたし
第二部 なぜ「賞罰」を否定するのか
第三部 競争原理から協力原理へ
第四部 与えよ、さらば与えられん
第五部 愛する人生を選べ
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■1分間紹介文
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どうすれば人は幸せになるのでしょうか?
まずは今時点のあなたの考えをまとめてから、読んでほしい一冊。
著者は、岸見一郎さん。
哲学者。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。
前作『嫌われる勇気』執筆後は、アドラーが生前そうであったように、世界をより善いところとするため、国内外で多くの〝青年〟に対して精力的に講演・カウンセリング活動を行う。
本書は、アドラーの説く、誰もが幸せに生きるためにすべき「人生最大の選択」とは何か?について、前作同様に哲人と青年の哲学問答を通じて、あなたの感情を引き出す一冊。
「人は幸せになるために生きているのに、幸せに生きている人はなぜか少ない。」
いつの時代も繰り返されるこの禅問答について、アドラー心理学をもとに切り込んでいく。
ほんとうの「自立」とは何か。
ほんとうの「愛」とは何か。
そして、どうすれば「人は幸せになることができるのか?」
あなたの頭を、あなたの心を、ぐるぐるとかき乱しながらも、最後にはひと筋の光が指し示めされる。そのため、読了後の後味は、意外とスッキリしているのが印象深い。
青年のキャラが立ち過ぎてしまっている嫌いは多々ありますが、アドラー心理学に興味がある方にとっては、とても意義深い一冊であり、オススメ。
あなたは今、自分をどれだけ信じていますか?
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■押さえておきたい15のポイント
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われわれは、その対象について「知っている」と思った瞬間、それ以上を求めようとしなくなります。わたしはいつまでも自分で考え、他者を考え、世界を考え続けます。ゆえにわたしは永遠に「知らない」のです。
●アドラー心理学の掲げる目標
行動面の目標
①自立すること
②社会と調和して暮らせること
心理面の目標
①わたしには能力がある、いう意識
②人々はわたしの仲間である、という意識
われわれは過去の出来事によって決定される存在ではなく、その出来事に対して「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。
われわれは誰しも「知らない」という地点からスタートします。「知らない」という事実をもって厳しく責めるのは、理にかなわない話だと思いませんか?
●問題行動の5つの段階
第1段階:称賛の要求
第2段階:注意喚起
第3段階:権力争い
第4段階:復讐
第5段階:無能の証明
教育する立場にある人間、そして組織の運営を任されたリーダーは、常に「自立」という目標を掲げておかねばならない
ルールを破れば厳しく罰せられ、ルールに従えばほめられる。そして承認される。つまり人々は、リーダーの人格や思想信条を支持しているのではなく、ただ「ほめられること」や「叱られないこと」を目的にして、従っているのです。
人間はその弱さゆえに共同体をつくり、協力関係のなかに生きています。狩猟採集時代のむかしから、われわれは集団で生活し、仲間と協力して獲物を狩り、子どもたちを育ててきました。協力したかったのではありません。もっと切実に、単独では生きていけないほど、弱かったのです。
仕事、交友、愛の3つからなる「人生のタスク」
アドラーの語る「すべての悩みは、対人関係の悩みである」という言葉の背後には、「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」という幸福の定義が隠されているのです。
人間の価値は、「どんな仕事に従事するか」によって決まるのではない。その仕事に「どのような態度で取り組むか」によって決まる
自分を愛することができなければ、他者を愛することもできない。自分を信じることができなければ、他者を信じることもできない。(略)あなたがしきりに「他人のことなど信じられない」と訴えているのは、あなたが自分のことを信じきれていないからなのです。
「わたし」や「あなた」よりも上位のものとして、「わたしたち」を掲げる。人生のすべての選択について、その順序を貫く。「わたし」の幸せを優先させず、「あなた」の幸せだけに満足しない。「わたしたち」のふたりが幸せでなければ意味がない。
自立とは、「自己中心性からの脱却」なのです。
われわれは他者を愛することによってのみ、自己中心性から解放されます。他者を愛することによってのみ、自立を成しえます。そして他者を愛することによってのみ、共同体感覚にたどりつくのです。
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■これをやってみよう!3つの実践ポイント
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【693-1】「知っている」という感情に注意を払う
【693-2】自分の信じられるところを100個書き出す
【693-3】「わたしたち」という視点で接するよう心がける
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■今回のまとめ
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自分を信じ、相手を信じ、今に真剣に生きよ!
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■今回紹介した本
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岸見一郎さん、考えさせられる一冊をありがとうございます\(^o^)/
興味をお持ちいただけましたら、ぜひあなた自身で本を体感してくださいね(^^)
少しでも参考になれたら、嬉しいです。ありがとうございました!
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