【193冊目】12人の漁師たちを優秀なマーケターする方法(ジョー・ヴィタリー)

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【売り出し方を学びたい人向け】自動車王ヘンリー・フォード、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーとともに時代を席巻!伝説のマーケターが使った世界最古で最強の「7つの秘密」が今明かされる!

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■本の概要
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【書籍名】12人の漁師たちを優秀なマーケターにする方法
【著者名】ジョー・ヴィタリー
【出版社】フォレスト出版
【出版日】2012/8/18
【推薦度】★★★★☆
【目 次】
はじめに――私はいかにして失われし成功の秘訣を見いだしたか
Prologue なぜどんな人であっても宣伝することが必要なのか
Secret #1: 汝のビジネスの新しい面を人々に見せよ
Secret #2: 業界の「神」になれ
Secret #3: 寓話と共に語れ
Secret #4: 彼らに挑みかかれ
Secret #5: 信なくば語るなかれ
Secret #6: 汝自身を与えよ
Secret #7: 汝の武器を磨きつづけよ
Special Repot: 奇跡を生んだ手紙の秘密を探る

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

 

本日ご紹介するのは、「売り出し方」に関する一冊。

 

著者は、ジョー・ヴィタリー
ホームレスから成功者になった立心伝中の方です。

 

その成功の秘訣というのが、不遇の時代から古今のマーケティングの本を読み漁り実践してきた結果だというのですから、ビジネス書読者に希望を与えてくれますね(^^)

 

本書は、著者が特に影響を受けた「ブルース・バートン」という広告王が考えだした、現代のどんなマーケティング手法よりも斬新で使える「7つの売り方(成功の秘密)」を痛快に解き明かします。

 

マーケティング手法を学ぶという視点で読んでもよし。
自分という個人を高める自己啓発本という視点で読んでもよし。

 

人類60億人。常に自分を宣伝していないと存在に気づかれませんよね?

 

それでは、本編をはじめます。

 

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■読書ノート
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毎日生まれつづける新しいお客様、新しいチャンスがあなたを黙って通りすぎるのが嫌なら、どんな形でも宣言することをやめてはいけない。

 

宣伝とは、民主主義そのものなのだ。毎日、この国にある何百、何千という店のレジで投票が行われているのである。
顧客が自らの嗜好と好き嫌いを投票しているのだ。そして昨日顧客に選ばれた店がいまのリーダーになっているし、これから選ばれる店が次世代のリーダーになっていく。

 

●7つの秘密
(1)汝のビジネスの新しい面を人々に見せよ
(2)業界の「神」になれ
(3)寓話と共に語れ
(4)彼らに挑みかかれ
(5)信なくば語るなかれ
(6)汝自身を与えよ
(7)汝の武器を磨きつづけよ

 

誰かが彼に「広告がうまくいかない」とか「思ったように伝わらない」とか言ってきたときには、彼は決まって「君のビジネスの誰も知らなかった新しい面を伝えなさい」と返していた。

 

人々が望むのは・・・
◎安心  ◎セックス
◎権力  ◎若さ
◎富   ◎幸福
◎安全  ◎健康
◎名声  ◎愛

 

「広告を小出しにしてはいけない。読者は広告を集めて読むわけではないからだ。あなたも新聞記事や雑誌の記事を繰り返し読まないだろう?それと同じだ。だから広告で伝えたいことがあるなら、一度にすべてを伝えてしまう心構えを持つことが肝心だ」

 

冗長になることなく、わかりやすく、興味を掻き立てるように語ること。
それは当然のこととして気をつけなければならないが、あなたが自分のストーリーを語ることによって多くの良い顧客を得ることができるのは確かだ。

 

ストーリーは人生をわかりやすく整理してくれるのだ。
あなたが相手に直接的に強い感じで迫れば、相手は引いてしまうだけだ。
しかし同じことを言うのでも、あなたが物語仕立てで、「示唆」するように柔らかに伝えれば、相手はあなたが望むことをやってくれるはずだ。

 

あなたのビジネスで何かうまくいったことはないだろうか?
クライアントの中で、あなたとビジネスをやってすごい結果を出した人はいないだろうか?
あなたのキャリアの中で、あなたが結果を出したのはどんなことだったろうか?
そして、あなたが提供する物、売るべき物、伝えるべき物があれば、この「物語たち」はあなたが目の前の相手に語るべきものだ。

 

人生には二つの道がある-
一つは、成長する道。
そしてもう一つは、現状維持という退屈極まる道。

 

私たちは誰しも「選ばれし者」でありたいと願っているものだ。その願望をこの広告はくすぐる。
大事なのは、このテクニックを使うときは、人のプライドをくすぐるということだ。
人の面をひっぱたくような真似はしてはいけない。

 

「バートンはどの書き手でも絶対に持たねばならい三つの資質を持っていた。一つ、誠実さ。二つ、誠実さ。三つ、誠実さ、だ。」

 

多くの研究結果が、人間が買うのを躊躇する一番の理由は「信頼性の欠如」だと指摘している。

 

商売の一番おいしいところは、あなたを信用し、あなたに好感を持って何回もリピートして購入してくれるお客さんがもたらしてくれる。
そう考えると、不誠実であることや人をたらしこむなんてことはとても割に合わない。

 

バートンは人の信頼を勝ち取るためには、まず自分の人間らしさを知ってもらうことが大切だと知っていた。そして時にそれは、自分が実際にはすごくなく、賢くなく、素晴らしくもない、ということも認めるということだ。

 

自分はいままで生まれてきた無数の人間の誰とも違う個性を持って生まれてきた。
そして自分とまったく同じ人間はこれからも生まれてくることはない。
自分は100%完璧な人間ではないかもしれない。
大きな欠点を持っているかもしれないし、大した長所もないかもしれない。
しかし、これが自分の人生に配られたカードだから、その持てるカードがで勝負しなければならない。
そして、他人と比べて自分はどれだけのことを達成できたのではなく、自分がしたことは自分が「達成し得たすべてのこと」と比べてどれだけであったか。それだけを判断の基準にしよう。

 

それが広告であれ、話であれ、手紙であれ、会議であれ、簡潔であること。そして絞ること。
簡潔さこそ頭の良さの証なのだ。

 

人は広告に限らず相手が自分にメッセージを発しているときには、誰でも意識せずにこんな問いを発している。
◎それが何なの?
◎何が言いたいの?
◎それって私に何の関係があるの?

 

アイデアこそ巷にあふれる日用品の中でも最も安価なものだ。
しかし、アイデアを出し続け、そのアイデアを金に換えることのできる人間は驚くほど少ないのだ。

 

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■実践ポイント
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●「自分」の商品広告を作成する

●本書を元に「自分」を売り出す

 

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■まとめ
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人類60億人。
私はここにいてこれができます!と叫び続けなければ誰も気づかない。

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

愛犬が本日永眠しました。
17歳と169日。
満足いく犬生だったと思います。
天に昇った愛犬に恥じないように前を向いて頑張ります!!

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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