【自分って何なんだろう?】「世界でいちばんいらない人間」だと思っていた咲セリ氏が、精神障害に苦しむ人生の中で出会った一匹の不治の病の猫。小さいな小さな命から授かった、自分を受け入れる生き方とは?
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■書籍情報
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【書籍名】死にたいままで生きています。
【著者名】咲セリ
【出版社】ポプラ社
【出版日】2015/5/12
【推薦度】★★★★☆
【対象者】生き方に迷ったときに
【頁 数】175ページ
【目 次】
第1章 いらない自分
第2章 自己否定感という病魔
第3章 心の病気を抱える現実
第4章 心の病気と生活
第5章 生きづらさと向きあう
第6章 つながりあう
第7章 だけど生きていくために
終章 生きてる「今」を抱きしめて
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■本書を読む理由
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・Facebookで繋がりのある方が投稿していたのを見て
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■1分間紹介文
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あなたは自分自身を受け入れていますか?
静かな場所でゆっくり自分に問いかけてください。
著者は、咲セリさん。
在宅WEBデザイナー/エッセイスト(猫好き)。
思春期の頃から自傷、自殺念慮、依存に苦しみ、強迫性障害、境界性パーソナリティー障害、双極性障害などを抱える。2004年、繁華街で不治の病を患う猫 (あいと命名) と出会い 「死ぬかもしれない病気なのに、まっすぐに生きている」 姿に、「ただ生きる」 ことのいとおしさを知る。 以来、依存 や自傷を絶ち、”ありのままの自分” を愛そうとしている旅の途中。
いかがでしょうか。
いまのアナタは、じぶんでじぶんを受け入れていましたか。
本書は、アルコール依存の父から「失敗作」と怒鳴られ続けた果ての、援交、高校中退、風俗、メンタル難民、性依存…。自分は「世界一いらない人間」だと思い込んでいた女性が、生きる意味を見出せない「なにもない無の世界」からの「生還」を綴った、エッセイである。
ビジネス書や自己啓発書ではないので、当ブログで紹介するべき本ではジャンルとしてない。しかし、この女性のストーリーは、昨日までのあなたになかった感情を芽生えさせる力があると思い、紹介させていただく。あなたが知らない、あなたが見ない、が実在するその世界を受け止めることができるのか。じぶん自身のココロが試されているような気がして、心が震えた。
「がんばったね」
「よくできたね」
そして、「ありがとう」
あたり前で片付けられてしまうその一言があるかないかで、人間の世界をここまでも絶望の淵に追いやるものなのかと、心が締め付けられる。
「自己肯定」「自己重要感」。ビジネス書や自己啓発書の世界の言葉でいえば、この2つだろうか。なぜそれが重要なのか。イヤでも理解できる一冊。
最後にもう一度聞きます。
あなたは、じぶんでじぶんを受け入れていますか?
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■Key Phrase(15の気に入った一文)
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「しあわせ」とは程遠い人生を歩んできた私にとって、「しあわせ」は「恐怖」だった。
今から見ず知らずの人に体を売る。だけど私には、嫌悪感も、恐怖心も、まるでなかった。あの家で生きる以上に、怖いことなんて何もない。
自分が身勝手なことをしてきたにもかかわらず、私は誤った思い込みに拍車をかけた。
「何もできなくても、俺はセリが好きだから」
そう言う彼の言葉を理解することはできなかった。なぜなら「愛」とは、何かの引き換えでしかもらえないものだと思い込んできたから。
愛されたいとばかり思っていた私が、はじめて愛する気持ちを知った年、私と彼は結婚した。
「諦める」という選択肢を選べない以上、前を向くしかなかった
テストで99点を取れば、父に「なぜ百点じゃないのか」と怒鳴られた。百点を取って褒めてもらおうと駆け付ければ、「百点なんて当たり前だ」と吐き捨てられた。どれだけやっても認められない日々の中で、相手の期待にこたえられないということは、生きる資格がないということと同義だったのだ。
合意とは言えないセックスも数多くあった。だけど拒む方が怖かった。脅されるより、殴られるより、受け入れる方が百倍らくだ。
「私は、セックスが好き」
そう思えば、どんなに粗末に扱われても、「かわいそうな自分」にならずにすんだ。
生き延びたかったのだ。
性に執着することで。「性被害」すら「性依存」なのだと思いこむことで、私は、自分が崩壊することをなんとか防ごうとしたのかもしれない。
薬だけで治すことはできません。これから少しずつ『愛情』をもらって、『治る』のではなく、『成長』していきましょう
「生まれなおしの儀式」と名付けたコミュニケーション
健康か、そうじゃないか。社会とは、たったそれだけのことで「必要、不必要」の結論を出す場所だと決めつけていた。
「病気」にこだわり、勝手に負い目を感じていたのは、私の方だった。
今まで何を勘違いしていたのだろう
病気の「猫」が、病気の「人」の希望になり、自殺しそうになる「私」を、自殺で母親を亡くした「彼女」がこの世につなぎとめる。
私たちは、「ただ生きている」ことで、だれかの「生きる」をしらないうちに支えているのかもしれない。
ただ、その日、一日を生きる。
それができた自分を、精一杯抱きしめてあげてほしいと願うのだ。
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■Take Action(実践ポイント)
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【562-3】自分の心に蓋をしない。叫びたい時は叫び、苦しい時はその思いを書き出す
【562-2】自分が生きていることで誰かが生きていられる、と思う
【561-1】1日で「できた!」と思うことを書き出し、1つずつ「良くできた」と自分を褒める
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■今回のまとめ
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あなたは、どんな「◯◯のまま」生きていきますか?
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
今日は、本書の余韻のままに・・・。
失礼します。
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
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■今回紹介した本
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咲セリさん、すてきな一冊をありがとうございます\(^0^)/
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■読了までの時間
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01時17分。
カフェでじっくりと。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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