【シェア読書:709冊目】SNS時代の文章術(野地秩嘉)

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【SNS時代に必携の文章読本】ノンフィクション作家・野地秩嘉氏が、SNSの発達により、話すから書くへとコミュニケーションが変化している時代に即した文章術を大公開!これであなたも一流コピーライター?

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書籍情報
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【書籍名】SNS時代の文章術
【著者名】野地秩嘉
【出版社】講談社
【出版日】2016/3/18
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】書く力を身につけたいときに
【キーワード】文章力情報発信ことばのチカラ
【頁 数】208ページ
【目 次】
1 SNS時代に求められる文章
2 文章が上手になる方法
3 わたしの文章残業
4 準備から執筆までーうまい文章の書き方 その1
5 SNS時代のビジネス文書
6 文章の表現についてーうまい文章の書き方 その2
7 五感を書く。名言を書くーさらにうまい文章の書き方
終章「文は人なり」の時代

 

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1分間紹介文
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あなたは、文章書くときに呼吸していますか?
「よく思いだすと、息を止めて一気に書いてしまっているかもしれない。」
そんな人にオススメな一冊。

 

著者は、野地秩嘉さん。
出版社勤務などを経てノンフィクション作家。
人物ルポルタージュ、ビジネスから、食、芸術、海外文化にいたるまで幅広い分野で執筆。

 

本書は、SNSの発達により、コミュニケーションが話すから書くへと変わっている現代人に向けて、プロの物書きである著者が、あなたの思いが相手にきちんと届くようになる文章術を伝授する一冊

 

毎日の自分の書くシーンをおもい起こすと、「短文」中心であることに気づく。TwitterであったりLINEであったりFacebookであったり。あなたも頷いてくれることだろう。

 

しかし、ビジネスとなるとそうはいかない。ビジネス文章はある程度の長さになる。職場の書類を思い浮かべれば納得だろう。そう、あなたとわたしは、「短文」中心のSNS時代に慣れてきているのに「長文」のスキルを磨く必要があるのだ。

 

面倒だと思うだろうか?わたしは本書を読んでチャンスだと感じる。みんなが「短文」中心に慣れている中で自分だけが、語彙を増やし、句読点を減らし、それでいて読みやすい文章を書くことができたら・・・ニヤッとしないだろうか?

 

さあ、あなたの「書く」が変わる文章術の世界の扉を開こう!

 

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押さえておきたい15のポイント
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いまや、しゃべることから書くことへとコミュニケーションは確実に変化している。それにつれて、文章の書き方、使う用語、文章の長さなどが変わってきている。

 

ビジネスマンがSNS上で目的に合った文章を書くことができれば、人はそれに魅力を感じる。一般のビジネスマンがプロのコピーライターに匹敵する働きができる時代になった。つまり、SNS時代の文章術とはアマチュアのためのものと言っていい。

 

文章を書く第一歩は、自分が何を書くのかをはっきりさせることだ。そして、文章は人に伝えるためにある。自分だけがわかる文章ではダメだ。文章は読む人のためにある。読む人がわかる文章を書く。

 

●ビジネスマンがめざす文章の4つの柱
・何を書くかをはっきりさせる
・簡潔に、明晰に書く
・プレーンに、オーガニックに書く
・ユーモアの気配をにじませる

 

句読点を減らすためには深呼吸してから文章を書く。なるべく息を続けるようにして書く。それだけで句読点は減る。

 

SNS時代になったからこそ、文書に魅力をつけ加えるには専門家の肉声や意見が欠かせない。

 

わたしがすすめるのは、前置き、結論、説明からなる3部構成

 

文書を仕上げるにはただ書くだけでなく、削る、書きなおすという作業がなくては完成しない。書きなおすことを嫌がっていては完成が遠のくだけだ。

 

礼儀作法とはつまりは型だ。型からはみ出て個性を主張しなくていいのである。

 

読みやすい文章とは読者がそう感じる文章のことだ。書き手が「読みやすいように」書いた文章のことなのである。そのためには、つねに読み手を意識すること。読み手の頭で書き、読み手の目で推敲する。読み手になったつもりで音読してみる。そういう工程を経たものが読みやすい文章であり、漢字を少なくすればいいわけではない。

 

いい文章とは読んでいるうちに、頭のなかに文章で表現された映像が浮かんでくるものだと思う。

 

名言が流行り言葉である以上、時間が経つと陳腐になってしまう。そこに気をつける。

 

文章の完成は「書き上げた時点」ではない。推敲という作業がいる。書き終えたら、見直して、文章を削ったり、付け加えたりする。表現も手直しする。同時に誤字脱字、事実の間違い、コロケーションや慣用句の誤用も直す。プロならば誰でも最低、1度は書き直す。

 

SNS時代になって大切なのはオーガニックな文章を書くことだと、わたしは主張してきた。
プレーンで飛び跳ねた表現のない文章である。形容詞も控えて、事実だけを淡々と書く文章だ。そうやって、素っ気ない文章を書いていると、実はそのなかに書いた人のキャラクターが出てくる。隠そうとしても言葉遣い、句読点の打ち方にその人独特の特徴が出てくる。個性とはすなわちそれだ。ことさらに出そうとするものではなく、放っておいても、読んだ人にはわかってしまうものが個性だ。

 

「どうやったら、わたしの文章はあなたに届くのか」
文章を書くとはそういうことだ。

 

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これをやってみよう!3つの実践ポイント
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【709-1】書く前に、自分が何を書くのかをはっきりさせる

 

【709-2】深呼吸をしてから、文章を書きはじめる

 

【709-3】「どうすれば相手に届くか」を常に考える

 

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今回のまとめ
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書きたくて仕方なくなる一冊!

 

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今回紹介した本
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SNS時代の文章術

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野地秩嘉さん、勉強になる一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

興味をお持ちいただけましたら、ぜひあなた自身で本を体感してくださいね(^^)
少しでも参考になれたら、嬉しいです。ありがとうございました!

 

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