【自分の居場所】起業家・家入一真氏が、起業家としての半生を集大成した一冊。ひきこもりからIT長者。そこからの転落・逃亡・孤立、未来へ。自分の居場所を見つける旅を続ける男の物語。なぜだか心落ちつく。
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■書籍情報
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【書籍名】我が逃走
【著者名】家入一真
【出版社】平凡社
【出版日】2015/5/27
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】生き方に迷ったときに
【頁 数】336ページ
【目 次】
第1章 こんな僕でも社長になれて
第2章 上場に向かって
第3章 カフェ経営者へ
第4章 決壊
第5章 逃走とリハビリの日々
第6章 「やさしいかくめい」の始まり
第7章 都知事選、そして新しい「居場所」へ
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■本書を読む理由
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・家入さんの本は、何故か読みたくなるから
・表紙が斬新で、目にしたら頭から離れなかったから
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■1分間紹介文
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ココだ。そう思える「居場所」、あなたにありますか?
素直に自分に問いかけてみてください。
著者は、家入一真さん。
起業家。レンタルサーバー「ロリポップ!」でおなじみのpaperboy&co.(現GMOペパボ)創業者。その他、さまざまな業種・サービスを世に送り出し続けている。2014年都知事選にも出馬。
「自分の居場所」改めて問われると、戸惑う人が多いのではないだろうか。「そんなの家庭に決まっているじゃないか」などといった答えが出そうだが、果たして本当にそうなのか。自問すればするほど、苦しくなる。
本書は、家入一真というひとりの起業家が、10年間「居場所」を求めてもがき苦しみ、逃げて逃げて逃げまくった末に今何が見えつつあるのか。極めて個人的な視点でまとめ上げたノンフィクション本。
ビジネス書?自己啓発書?おそらくどちらにも当てはまらないだろう。でも、読み始めると止まらない。私が個人的に年齢が近く共感できる素地があるからなのか?止まらない、どんどん読んでしまう。不思議だ。
生き苦しさ、居場所がない、こんな空気を自分の中に持っている人は、ぜひ読んでみてほしい。すごく個人的に書かれており、あなたの現状を変えてくれることはない一冊だ。でも、読めば共感し、心が落ち着き、ちょっぴり明日が待ち遠しくなる、そんなテイスト。
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■Key Phrase(15の気に入った一文)
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どんどん会いに行かないともったいない
前に前に進むべき
なにごともスピードが大事、先にやった者勝ち
「お金がある」ということの精神的な安定感は大きかった。「お金のことは考えずに、好きなことができる」。そう思えることで、どこへでも行けるような自由を得た気分だった。
何ごともまずはリリースして、運用しながら様子を見てアップデートしたいのだ。時期を見たり、準備が整ってからではもう遅い。誰かが同じことを始めてしまったら負けなのだ。
組織というものには、いつでも何かしら波風があるものだ。そしてひとつひとつの問題は、じつはあまり大事ではないことが多い。社内での瑣末な出来事に、いちいち心を持っていかれていては、経営者として失格だ。
これまでの経験を少しずつ積み重ねて、人間は成長していくのかもしれない
「雇用制度なんてクソくらえだ」
思い切って言ってしまうと、そこから自分の視界がパッと開けることがある。思わぬ方向に発想が展開し始める。初めは言葉遊びのようなものでいい。それがきっかけとなってポコポコと新しい発想が化学変化のように生まれてくることがある。
自分自身も単なるひとりのプレイヤーとして、それぞれのプロジェクトに関わりたいという思いが強かった。人との関係性に上下をつけずに、フラットな関係性を構築したい。
お金がない期間も、本だけはたくさん読んでいた。読んだからすぐに、誰かと内容について話し合う。とにかくひたすら読んで、人と話す。深呼吸を繰り返すように、読む、話すを繰り返していくうちに、自分の考えがどんどんクリアになっていく気がした。
モノに溢れた現代では、「心を動かされたもの」や「繋がり」にお金を使いたいという風潮が高まっている。その意味では、お金を払う対象は、「モノ」ではなく「ひと」であってもいいはずだ。
ちょっとしたことでも「何かができる」ようになると自信がつく。その自信が人を変えていく。
東北から北海道を回ったこの一週間で、出会った方々のお話から総じて感じたのは、「受け身ではダメだ」ということだ。自分から動いて、正しい情報を得て、サバイブしないとやっていけない。国がなんとかしてくれるだろう、市長がなんとかしてくれるだろう、誰かがなんとかしてくれるだろう、ではどうにもならない、ということだ。
必要なのは、もっともっとたくさんの「居場所」だ。
パーティカンパニー、ハイパーインターネッツ、パーティファクトリー、BASE、リバ邸。いずれも、十年前に存在すらしなかった。そう考えてみると、この十年間はけっして悪いものじゃない。
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■Take Action(実践ポイント)
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【551-3】「自分の居場所」について頭の中の思いを書き出す
【551-2】声のかかった機会をチャンスと捉え、積極的に捕まえにいく
【551-1】テーマを決めて言葉遊びをする場所をつくる
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■今回のまとめ
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居場所を見つける。それこそが、人生だ。
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
もっともっとこのサイトを良くしたい。
その思いが強すぎて手が止まりがちが今日この頃。
いけない、いけない。。。
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
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■今回紹介した本
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家入一真さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/
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■読了までの時間
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01時間20分。
通勤時間にどっぷり集中して。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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