【書評:463冊目】現代語訳 意志の力(安田善次郎)

【悪戦苦闘が、人を磨き上げる!】
安田財閥創始者・安田善次郎氏が、『現代語訳 意志の力』と題して、人生を前に進めるのは「意志の力」だと提起し、自分の信じた道を貫き通す心の強さの磨き方を指南する一冊。

■書籍の紹介文

自分の意志の力。
どれくらい強いとおもいますか?

 

本書は、「揺るがない志」に従い「空気をあえて無視する力」で自らの道を切り拓いた、安田善次郎の経営訓・処世訓・人生訓をまとめた一冊。

 

安田善次郎とは、
「空気をあえて無視する力によって、空前の巨富を築いた男」
「一代で、国家予算の8分の1以上と言われる、とてつもない財産を築いた男」
このように形容される、近代日本の歴史に燦然と輝く偉人。

 

現代社会は、SNSを中心に「空気を読む」ことに注目が集まっています。
しかし、「空気を読む」とは、周りに気を使い、他人との関係にエネルギーを使い過ぎることを意味します。

 

これでは、自らの道を進む力を発揮できないと指摘。
そのうえで、外に向かうエネルギーを制御し、内に向かってエネルギーを燃やすようにバランスを正すことを説きます。

 

そして、バランスを正すのに重要なのが「意志の力」だと提起。
著者自身の人生訓を中心に、”揺るがない志”の磨き方を指南していきます。

 

もちろん、「空気を読む」ことが悪いわけではありません。
要は、「意志の力」と「空気を読む力」という対極の力のバランス感覚を身につけることが重要なのです。

 

自分の人生は、自分のためのものです。
その主導権を握り続けるために、「意志の力」はあるのです。

 

時代を築いた偉人の言葉を浴びて、ぜひ主導権について考えてみましょう。
自分の人生を生きるために。

 

◆読んでおくべき良書。

現代語訳 意志の力
安田善次郎 講談社 2014-3-26
売上ランキング(公開時):144,829
Amazonで探す

■【要約】15個の抜粋ポイント

困難とか、苦痛とか、悲運といったものは、志がもろく、努力できない者のグチに過ぎないのだ。
揺るがぬ志で困難に屈せず努力できる者の進路には、困難もなければ悲運もない

 

順序を定めて進むにあたっては、一定の基準を立てて、その基準は堅く守って動かないというのが、揺るがぬ志を養成するうえで大切な点

 

ある決心をしたときには、その決心を固く守る証拠として何か誓いを立てるように心からお勧めする

 

●立身出世の3つの誓い
第一は、自分だけの都合の良さで、他人の迷惑を顧みずに嘘をいうようなことは絶対にしないこと
第二は、どんなことがあっても、不相応な生活は絶対にせず、当分の生活費は店の収益の十分の八を超えないこと
第三は、それなりの財産ができても、純粋な財産の十分の一以上の家屋は求めないこと

 

「コネや縁故によってふさわしくない地位を得よう」などといった考え違いをしてはならない

 

地位が高くなればなるほど、待遇がよくなればなるほど、以前にも増して何倍も働いてくれなければ、それにふさわしいとはいえないはずであろう

 

「同じ鯛でも、流れの激しい鳴門海峡を通った鯛でないとおいしくない」
といわれているが、人間でもやはりそうである。
悪戦苦闘を乗り越えてきた者でないと、人間の本当の値打ちはできあがらない。

 

何ごとに当たるにも、まず自分の力をはかって、そのことが自分の力量にふさわしいかどうかを十分に吟味する。
「大丈夫だ」と見込みが立ったあとには、さらにそれをやり遂げるべき方法を十分に立てておいて、そのあとではじめて着手する

 

いざ、というときに対する準備というものは、どんな人でも普段から必ずしておくべき最も大切な覚悟である

 

「人間の成功不成功を、物質面を基準に立てようとすれば際限がない。しかし、もし十分に世間から信用され、また自分の心のなかに何の不安もなく、苦しみや悩みもなく暮らすことができれば、たとえその身は長屋に住んでいたとしても、その人は成功者といって差し支えはあるまい」

 

人間の欲には限りがない。
しかし、その限りがない欲を抑えて暮らすところに、まことの楽しみがある

 

敵であれば、自分の欠点や短所を遠慮なく暴露する。
自分が自分の過ちや失敗を覚ることができない場合に、敵は遠慮なく真実を指摘してくれる。
だからそれを取り入れて、これを後日のいましめとして自分を磨けば、敵の私に対する悪口は、私を大いにはげましてくれる忠告の言葉となる

 

『諸悪莫作 衆善奉行(もろもろの悪事を行わず、もろもろの善事を行う)』

 

●思い切った決断を即座に下すための三つの要件
第一は、沈着でなければならない
第二は、明敏でなければならない
第三は、勇気がなくてはならない

 

人生における困難は、われわれの愉快な世界をさまたげるために起こってくるものではなく、実はわれわれの愉快さを鼓舞し、増大させるためにくるものである

 

■【実践】3個の行動ポイント

【463-1】何か行動する時は、自分なりの基準を明確につくり、遵守する

【463-2】決心をする時は、誓いという形にしてから行動する

【463-3】困難は、自分を磨く肥料だと捉える心を持つ

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】現代語訳 意志の力
【著者名】安田善次郎
出版社講談社
【出版日】2014/3/26
オススメ度★★★★★
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード哲学働き方成功法則
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 学業や事業を成し遂げるには何が必要か
第2章 苦闘回顧録
第3章 出世の本当の意味
第4章 悲運予防法
第5章 企業の成功に必要なこと
第6章 処世訓

 

この本が、あなたを変える!

現代語訳 意志の力
安田善次郎 講談社 2014-3-26
売上ランキング(公開時):144,829
Amazonで探す

安田善次郎さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

■お知らせ

▼書評ブロガーの読書術を公開中!

▼【聴いてね♪】書評ラジオ番組
「米山智裕のBook of the Week」

▼【仲間大募集中!】101年倶楽部

▼「いいね!」応援をありがとうございます!

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気著者も多数収録!

PR



ページ上部へ戻る