【意識して、呼吸を整えよう!】
曹洞宗徳雄山建功寺住職・枡野俊明氏が、『迷わない坐禅の作法』と題して、心を落ち着けるには呼吸を整えることだと説き、ざわつく心を鎮めるためのシンプルな禅習慣を指南する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
迷ったときの解消法。
あなたはどんなことをして迷いを払いますか?
本書は、迷ったり騒ついたりする心を鎮めるには「ただ坐り、呼吸を整える」のが一番だと説き、日常生活に取り入れられる”禅の習慣”を指南する一冊。
迷いは、考え過ぎなど「〜過ぎる」という心の過度な振れ幅によって起こります。
であるなら、迷いを取り除くには「ほどほどを自覚する」ことと「自制する術」を知ることです。
それには、坐禅が一番だと説くのが本書です。
坐禅と禅の習慣をとおして、迷いから自由になり、人生を楽しく生きていく方法を示しています。
坐禅に馴染みのない人でも、カンタンに取り組めるように構成されています。
日常生活に取り入れて、自分の中に起こる変化を感じてみましょう。
迷いがなくなることはないかもしれません。
ですが、迷いを自覚し小さくすることができれば、だいぶ呼吸がしやすくなるとおもいます。
ただ坐り、呼吸を整える。
これだけで、生きやすくなります。
◆迷い疲れた人は読みたい。
迷わない坐禅の作法
枡野俊明 河出書房新社 2014-12-8
売上ランキング(公開時):ー
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■【要約】15個の抜粋ポイント
何を選べばいいのか、どう動けばいいのか。
思い悩むのは、生きている証拠
大切なのは、「今」がおろそかになっている自分に気づくこと。
今自分自身の人生をきちんと見つめているのか、それとも、他人の人生を基準にしているのかを意識する。
その視点を持つだけで良いのです。
「比較」という妄想に振り回されている自分を客観的に見られるようになり、迷いの雪だるまを止めることができます。
迷わない人とは、あれこれ考え込まず、行動に移せる人。
そして、自分の選択を信じて努力できる人
あなたの可能性をあなた自身が信じなくて、誰が信じるというのでしょうか
今日この時、今この一瞬が、「最期の瞬間」である。
切にそう思って生きる時、本当に大切なものが見えてきます。
そしてその時、迷いの雲が晴れていくのです。
丹田(おへその下二寸五分、約七・五センチのところ)を意識し、そこに力を込めることで、能力を最大限に発揮できる
迷いから抜け出し、心を整理してスッキリさせたいなら、まず物を捨てること
菩薩は、自分自身はすでに悟って彼岸に渡れるのに、地上に留まり、人間を助けてくださっている仏様です。
自分は一歩引いて相手に慈悲を向ける。そんな行動を菩薩行と言います。
あなたが自分を認めていれば、まわりもそのままのあなたを認め始めます。
人間は何も持たずに生まれ、何も持たずに旅立ちます。
たとえ、手にしたものを一回手放したとしても、またチャンスは訪れます。
その時にもう一度つかめば、それでいいではありませんか。
傷つくことがあったとしても、それを「負」の経験で終わらせるか、それともプラスに転じさせるかは、あなた次第
何を選べばいいのか答えが出ないというのなら、その時は、ただ待ってみればいいのです。
時が満ちれば、おのずとひとつの道が見えてきます。
これほど、楽な生き方はありません。
そしてこれが、私たち本来の生き方なのです。
何もせずに、姿勢を正して深い呼吸をくり返す。
ただそれだけのことで、普段は雑事にとらわれている心が静かになっていくのが感じられて、驚くことでしょう。
人生は、「一息」の積み重ね
■【実践】3個の行動ポイント
【462-1】今を意識する
【462-2】思いついたら行動に移す
【462-3】姿勢を正し、深く呼吸する習慣をつける
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】迷わない坐禅の作法
【著者名】枡野俊明 ・ 著者情報
【出版社】河出書房新社
【出版日】2014/12/8
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】心の平穏や導きがほしいときに
【キーワード】禅、メンタル、生活習慣術
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 なぜ「迷い」が生じるのか?
第2章 「迷いのない人」になる 坐禅の習慣38
第3章 ケーススタディ 迷いを消し去る坐禅の作法
第4章 人生が好転する「迷わない生き方」
この本が、あなたを変える!
迷わない坐禅の作法
枡野俊明 河出書房新社 2014-12-8
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枡野俊明さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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