【シェア読書:334冊目】臆病者のための億万長者入門(橘玲)

【自分を守れるのは、自分だけ!】
作家・橘玲氏が、臆病者だからこそ億万長者になれる!と提起し、いかに自分の資産を守り増やしていくかを説いていく。不安が尽きない時代に、押さえておきたい金融リテラシー。

■この本の紹介文

あなたの資産。
すぐに「現状はこうです」と言えますか?

 

本書は、お金の不安やお金の心配から逃げ出さずに、最後まで歯を食いしばり自分で考え抜くことの重要性を説いていく一冊。

 

お金に対する不安や心配は尽きません。
今ある貯金を、どうやって守り、どうやって増やしていくのか。
お金に対する不安や心配は尽きません。

 

この本は、株の買い方から土地・債権・株の資産ポートフォリオの作り方など、実践的な知恵に満ちた金融リテラシーを余すところなく指南してくれます。

 

自分の資産を把握するところからはじめ、それによってどういう戦略がとれるのか、まさに生き抜くための戦い方を学びます。

 

押さえておくべき金融リテラシー。
必読です。

 

◆臆病なことは、時に武器となる!

■本がわかる!15の要約ポイント

これは、自分が金持ちかどうかを知るための魔法の方程式だ。
とてもシンプルで、だれでも一瞬で計算できる。
期待資産額=年齢×年収/10
あなたの純資産(金融資産や不動産資産の時価総額から住宅ローンなどの負債をひいたもの)が期待純資産額を上回っているならば、あなたは金持ち(蓄財優等生)だ。
逆に期待資産額を下回っていれば、どれほど収入が多くても貧乏人(蓄財劣等生)だ。

 

お金持ちになるための方法は実は3つしかない。
①収入を増やす
②支出を減らす
③資産を上手に運用する
これを「お金持ちの方程式」として表わすと次のようになる。
総資産=収入ー支出+(資産×運用利回り)

 

私たちが持っている資産(資本)のすべては、次のようなシンプルな2つの式で表せる。
①総資本=人的資本+金融資本
②金融資本=金融資産+不動産+年金資産+相続資産など

 

宝くじを買うと、あらかじめ決められた確率(1年以内に交通事故で死ぬよりもはるかに小さな確率)で億万長者になれる。
生命保険に入ると、年齢別の死亡率に応じて保険金が支払われる。
唯一のちがいは、宝くじに当たるとうれしいが、保険金を受け取る時は死んでいるということだ。
生命保険は”不幸の宝くじ”なのだ。

 

宝くじに外れたひとが、「払った宝くじ代金が没収されるのはおかしい」と文句をいうのは理不尽だろう。
そう思うなら、最初から買わなければいいだけだ。
ところが保険では、「保険料(賭け金)が掛け捨てなのは損だ」という奇妙な理屈が蔓延している。
さらには保険会社が、誤解を正すどころか、それを利用して保険と貯金を合体させるという摩訶不思議なことをしている。

 

●資産運用の4つの原則
①確実に儲かる話はあなたのところには絶対に来ない
②誰も他人のお金のことを真剣に考えたりしない
③誰も本当のことを教えてはくれない
④自分の資産は自分で守るしかない

 

株価=EPS(一株あたり純利益)÷金利
株式の価値が将来の利益の分配権であるかぎり、原理的に、株価の決め方はこれ以外にはない。
その意味でこの数式は、株式投資の絶対の真理だ。

 

問題の本質は中央銀行が日銀券を大量に供給しないことではなく、硬直的で流動性の低い労働市場にある。

 

私たちは無意識のうちに、すべての出来事に原因があると思っている。
とりわけ暴落のような不吉なことが起きると、誰かにその理由を説明してもらわなければ安心できない。
こうした需要に応えて、大量の解説が供給されるのだ。

 

もっともシンプルな戦略は、世界の株式市場をまるごと買うことだ。
これなら個々の国の経済がどうなろうと、グローバル経済が全体として成長していけば、確実にその恩恵を受けることができる。

 

個人投資家にとって、もっとも合理的な投資法がひとつだけ存在することがわかる。
それは、「暴落を待って、株価が回復するまでドルコスト平均法で分散投資すること」だ。

 

購買力平価説によれば、インフレ率と為替の関係は次のようになる。
●インフレなら通貨は下落する
●デフレなら通貨は上昇する
金利平衡説では、金利と為替の関係は次のようになる。
●金利の高い通貨は下落する
●金利の低い通貨は上昇する

 

投資はギャンブルの一種で、合理的な投資家が常に勝者になるとは限らず、勘違いが大きな成功を生むこともある。
だが最後には、不合理な投資家は淘汰され消えていく(たぶん)。
金融市場というのは、ようするにそういうところなのだ。

 

金融取引では商品の供給側(業者)と需要側(投資家)の「情報の非対称性」が常に問題になるが、その弊害がもっとも大きいのが不動産市場

 

これからの資産運用は、儲けることではなく、労働市場から富を獲得できなくなったときのための保険だと考えるべきだ。
高齢化社会の到来で「悠々自適」は魅力を失い、長く働く(社会に参画する)ことが人生の新しい価値になるのなら、投資の果実を収穫するのはずっと先でいい。
ゆっくり考えることのできるひとだけが、資産運用に成功するのだ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【334-1】自分の現状の資産(資本)を書き出し現状把握する

【334-2】自分の将来をお金の面から書き出す

【334-3】いくらあれば自分が満足するのか考える

 

■ひと言まとめ

いつの時代も自分を守るのは自分のみ!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】臆病者のための億万長者入門
【著者名】橘玲
出版社文藝春秋
【出版日】2014/5/20
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】お金と賢く付き合いたいときに
【キーワード】金融リテラシー資産形成生き方
【頁 数】256ページ
【目 次】
第1章 資産運用を始める前に知っておきたい大切なこと
第2章 「金融の常識」にダマされないために
第3章 臆病者のための株式投資法
第4章 為替の不思議を理解する
第5章 「マイホーム」という不動産投資
第6章 アベノミクスと日本の未来
終章 ゆっくり考えることのできるひとだけが資産運用に成功する

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

橘玲さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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