
【スローエイジングのススメ!】
医学博士・猪越英明氏が、病気とまでは言えない「いつもなんか不調」と感じるのは”老化のサイン”であると提起し、不調がすっと消える手当てとなるスローエイジングを解説する一冊。
なんとなくダルい。
そんな不調を感じることがありませんか?
本書は、なんとなく感じるさまざまな体の不調は”老化のサイン”であると提起し、年齢に相応しい若々しさ保つ方法として「スローエイジング」を解説する一冊。
スローエイジングは、つぎのように定義されています。
『老朽化した工場である腎を自然の力でコツコツと修繕して正しく働くようにし、若々しさを保つ腎精や潤いを、いつまでも自分の力で作りだしていく方法』
老いのサインを、”乾燥”という自覚しやすい変化をとおして語っています。
そのため、”自分事”として積極的に読みたくなる感覚になります。
もちろん、老化を止めることはできません。
ですが、老化のスピードは自己管理できるのです。
「腎」:老いと若さをコントロールする
「血」:体の隅々に潤いと栄養を届ける
この2つへのダメージをいかに減らして、それぞれのチカラを適切に引き出すのが「スローエイジング」の肝です。
日々の生活に取り入れるべきことは、要点を絞って解説しています。
あとは、1つ1つ実践するだけです。
最後に1つだけ注意を。
体質はすぐに変わりませんので、焦らずに取り組みましょう。
◆腎と血を労ろう!
年齢を重ねるにつれて生じる不調は、老いと若さをコントロールする「腎」と、体の隅々に栄養と潤いを届ける「血(けつ)」の状態で引き起こされる。
老いを加速させ、不調を引き起こす原因は二つある。
まず、腎精の減少だ。
先天の精は、生まれつきのものだ。
加齢に伴って減っていく。
後天の精は、食べ物で養うことができる。
もう一つは血流の低下だ。
血流のコントロールは肝だ。
肝に負担をかける「ストレス」「睡眠不足」「目の使い過ぎ」を避ける暮らしを心がけ、肝をいたわれば、血液がサラサラ流れる体を取り戻せる。
スローエイシングの手当ては、体の衰えを感じたその日から始めることだ。
誰にでもわかりやすい目安は「乾燥」だ。
乾燥は、老化の始まりを示すもっともわかりやすいサインだ。
体内の水分量は、年齢を重ねると減っていく。
さらに、何らかの理由で腎の働きが低下していると、年齢以上に体の中の水分が失われて、どんどん乾燥していってしまう。
水分を効率よく摂るには、水そのものより、水分を豊富に含む食材をスープや鍋にして摂ることだ。
●腎に負担をかける3つの生活習慣
(1)過労
(2)睡眠不足
(3)冷え
腎が受けた負担を癒すには、腎と関連深いものの力を借りて、ダメージを修復する。
まず、腎の働きを助ける食材は、黒い食べ物だ。
海藻類、黒キクラゲ、黒豆、黒ゴマ、黒大豆などが挙げられる。
天然の塩分、つまり海産物などによる塩辛い味のことだ。
人工的に合成されたものは、腎を癒さない。
納豆、山芋、オクラなど、ネバネバ系の食べ物も腎を癒す。
冬は、腎を守る季節なのだ。
できれば、冬は過度に動き回るのを控え、過労を避け、腎を消耗しないように過ごすことが大切だ。
体を若々しく、活き活きとさせ、栄養不足、潤い不足にならないようにするには「血」の質を保ち、かつ体の隅々まで、さらさらと縦横無尽に行き渡らせることが必要なのだ。
良質な睡眠はスローエイジングに欠かせない。
日々の暮らしの中でダメージを受けた毛細血管や細胞を活き活きと蘇らせ、消耗した腎精を回復できるのは、唯一寝ている間だけだからだ。
朝食は、朝日を浴びたら1時間以内に摂るべきだ。
「腹時計」が活動開始するからだ。
体内時計は1日24時間10分で動いている。
10分の誤差を、日光を浴びたり、食事を摂ったりして調節しているのだ。
血流の改善に効果的な運動がウォーキングだ。
1日2回、3〜40分が理想だ。
その際、汗をかき過ぎないことだ。
汗をかき過ぎると、乾燥が激しくなるからだ。
体の状態を確かめながら行うべきだ。
体調が良くなる目安は、血液に含まれる赤血球が生まれ変わる3〜4カ月だ。
無理のない範囲で、まずは取り入れるべきだ。
【1323-1】水分を豊富に含んだ食事を意識する
【1323-2】海藻類・黒キクラゲ・黒豆・黒ゴマ・黒大豆などの「黒い食べ物」を積極的に摂取する
【1323-3】体調の改善は、3〜4ヶ月を目安にする
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
【書籍名】「いつもなんか不調」がすっと消える手当て
【著者名】猪越英明
【出版社】サンマーク出版
【出版日】2018/10/25
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】健康的な人生を送りたいときに
【キーワード】食生活、睡眠、女性向け
【頁 数】173ページ
【目 次】
第1章 「いつもなんか不調」を加速させる二つの原因
第2章 「いつもなんか不調」がすっと消える「腎」の養い方
第3章 「いつもなんか不調」がすっと消える「血」の保ち方
第4章 「いつもなんか不調」がすっと消える体質チェックとタイプ別手当て
第5章 「いつもなんか不調」がすっと消えるトラブル別・食事、ツボ、アロマの手当て
この本が、あなたを変える!
猪越英明さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2018年 12月 04日
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