【シェア読書:016冊目】学び続ける力(池上彰)

b016
【大人の教養の身につけ方】おなじみ池上彰さんがお届けする”大人の勉強法”が学べる一冊。いまの時代に自分らしく生きるための「学び」について考えるのに最適な学びの書。あなたは日々、何を学んでいますか?



===================
書籍情報
===================
【書籍名】学び続ける力
【著者名】池上彰
【出版社】講談社
【出版日】2013/1/18
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】教養を伸ばしたいときに
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 学ぶことは楽しい
第2章 大学で教えることになった
第3章 身につけたい力
第4章 読書の楽しさ
第5章 学ぶことは生きること

 

===================
本書を読む理由
===================

・書店でパラパラ読んで面白そうだったから

・ひとりの人間として教養をもっと身につける必要があると感じているため

 

===================
1分間紹介文
===================

 

本日ご紹介する一冊は【学び続ける力

 

著者は、池上彰さん。
フリージャーナリストとして多方面で活躍中。2012年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授。

 

あなたへの質問です。
あなたは日々、自分の人生を豊かにする勉強を継続していますか?

 

本書は、池上さんのジャーナリストとしての活躍の土台を支える「学び」についてまとめた一冊。いわば、池上流「大人の教養のススメ」です。「大人だからこそ、学ぶ楽しみがある」このことに気づかせてくれる良書。

 

子どもの時は好奇心で勉強をし、親に「ねえ、なんで?ねえ、なんで?」と聞いていましたよね。
それが大人になるにつれ、仕事のためなど目先のためへの勉強、すなわち範囲の狭い勉強になってしまっていますよね。

 

本来の学ぶ楽しさを思い出すために、本書はとても役に立ちました。

 

学ぶのに疲れた人にこそ、読んで頂きたい一冊

 

b016

===================
Key Phrase(15の気に入った一文)
===================

 

学べば学ぶほど視野が広がり、自分の知らないことに出合う。それが自分の好奇心を刺激します。好奇心が大きくなれば、ワクワクする気持ちに満たされます。知的スリルを味わうのです。

 

いろいろ調べて知識が増えるほど、逆に、「自分は勉強が足りない」という気持ちが強くなる

 

人間関係ですべてを疑っていると友人をなくしますけれども、少なくとも読書や学問の世界においては、とりあえずすべてを疑ってみることが大事です。研究者をめざすならなおさら批判力を身につけなければいけない。 批判力を身につけるのに大切なのは、何についても「引っかかるところを見つける」ことです。

 

他人の意見を聴くことができてこそ、自分の意見をいいながら、議論を発展させることができます。

 

私は、ふだんの取材でも、先に述べたやりかたで、B5のノートの左側に、メモをとっていきます。 メモをとるにはキーワードを拾わないといけません。 私がいうキーワードとは、そのできごとを構成する大事な要素です。固有名刺であり、5W1H、あるいは、その人が伝えたい内容を象徴する言葉です。

 

頭の中から、そのときに合わせて適切な知識を引っ張り出す。あるいは知識と知識を組み合わせることによって自分なりに展開させる。そのような能力こそが、いま必要なのではないでしょうか。

 

単に知識を集めるだけでなく、「要するにそれはどういうことなのだろうか」「ここから導き出されることは何なのか」ということを一つ一つ考えるようにしていると、ある点でAとBの例は共通している、ということが見つけられるのです。

 

何かを学ぶとき、単に「事実としてこんなことがありました」だけで済まさない、そこから何が言えるのか考えてみるのです。

 

聴いていて絵が自然に思い浮かび、なおかつ論理が通っていると、ストンと腹に落ちる、それが本当の意味で伝える力なのだ

 

世界の指導者がどんな発言をして、どのような態度を取るのか。そこから学べることも多々あるのです。

 

誰でもわかりやすい比較対照物と一緒に見せることでサイズ感を伝える。わかりやすい説明の第一歩です。

 

高校生でもわかるように書けば、それ以外の年代の人も読んでくれます。
ただし、「高校生向けだからレベルを落とす」ということはありえません。高校生には相当の理解力があります。表現はやさしく、扱う内容は高度なものに。これがポイントです。

 

何かについて勉強したい、知りたいと思ったら、あなたはどうしますか? 私は、まずターミナルにある大規模書店に足を運び、そのテーマについてどんな本があるのかを見に行きます。

 

すぐに役立つことは、すぐに役に立たなくなる。
後からジワジワ役に立つものもある。

 

教養を得るとは究極的な自由を獲得することであり、それはすなわち自らの意思で社会と関わっていく、ということにつながるのだと。

 

===================
Take Action(実践ポイント)
===================

 

【016-3】情報に触れたら「要するに何なのか?」「だからどうなるのか?」要約する習慣をつける

 

【016-2】自分の意見を言いたければ、まずは他人の意見を聞く

 

【016-1】「本当にそうなのか?」と問いかけながら読書する

 

===================
今回のまとめ
===================

学ぶことが、知能を持つ人間にとっての、最大の喜びである!

 

===================
編集後記
===================
本日もここまでお読み頂きありがとうございました。

 

ボーッと街の雑踏を眺めて立っている人を数人みました。
みんな疲れているのかな?

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

読書習慣の専門家
米山智裕

感謝!

 

===================
今回紹介した本
===================

学び続ける力

b016

池上彰さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/

 

===================
読了までの時間
===================

01時間18分。
通勤電車にて。

 



 

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

 

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る