【書評:1974冊目】毎日を好転させる感謝の習慣(スコット・アラン)

【感謝こそ、人生を好転させる軸である】
ライフコーチ/スコット・アラン氏が、『毎日を好転させる感謝の習慣』と題して、感謝の心を持つことの重要性を説きながら、日常生活で感謝の心をはぐくむ方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

「ありがとう」。
今日、何回口にしましたか?

 

本書は、執着を手放し、「今あるもの」に感謝すれば人生はもっと豊かになると提起し、日々の生活で実践できる、感謝の心をはぐくむ方法を指南する一冊。

 

「ありがとう」と口にした数。
振り返ってみると、想像以上に少ないことに気づくでしょう。

 

それでは、人生の流れは良くならないと著者は指摘します。
人生の流れの良し悪しは、どれだけ”感謝の心”を持っているかにかかっていると語りかけます。

 

厳しい社会情勢、なにかと不平・不満が口をついてしまいます。
さらに、同じように感じている人も多いため、口にするほど同調してくれて気持ちよくなってしまうので厄介です。

 

それが悪化すると、不平・不満を口にする振る舞いが定着し、性格まで変わってしまいます。
つまり、どんどんと”自分”から離れてしまい、”イヤな人間”を自らつくり上げてしまうのです。

 

この流れに乗ってしまうと、人生の流れは悪くなる一方です。
そうならないためには、意識して「感謝する」ことが大切だと説きます。

 

身近なことや小さなことに、「ありがとう」とあたりまえに言える心を養う。
この状態になれれば、多くの恩恵がもたらされ、人生はポジティブになっていきます。

 

この本では、”感謝の心”をはぐくむために習慣にしたい行動や心構えがまとめられています。
ひとつひとつ自分のものにすることで、”感謝の心”がはぐくまれ、感謝体質になっていけます。

 

「ありがとう」。
言われた方も言う方も、どちらも幸せになる魔法の言葉です。

 

たったひと言で、人生の流れが良くなる「ありがとう」。
口にしない理由は一つもありません。

 

◆読むと心が洗われます。

GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣
スコット・アラン ディスカヴァー・トゥエンティワン 2022-10-21
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■【要約】15個の抜粋ポイント

感謝の心は人生を変える力を持っている。
それがどのようなものかを説明しよう。
(1)強欲を抑える
(2)共感力と寛容の精神を養う
(3)自信を生み出す
(4)楽観主義と粘り強さを育てる
(5)安心感をもたらす
(6)愛と幸せをはぐくむ
(7)結婚生活の危機を防ぐ
(8)拝金主義から抜け出す
(9)平和で崇高な気持ちになる
(10)豊かな人生を実現する
以上のことは、感謝の心を持つ習慣を身につける動機づけになるに違いない。

 

今すぐ身の回りのものに感謝する練習をしよう。
当たり前だと思っていることでも、感謝すべきことはいくらでもある。
たとえば、読み書きの能力を持っていること、スマートフォンやパソコンを買う経済力があること、よい友人に恵まれていること、などなど。

 

感謝の心をはぐくんで引き寄せの法則を活用するためには、豊かさの重要なルールを理解する必要がある。
それは、「何も所有しなくても、すべてを持つことができる」という考え方だ。

 

今日、自分がどうやって相手に感謝を伝えたかを記録するために、それを日記に書きとめよう。
そうすることによって、その方法を記憶にとどめ、日常的にそれを実行したくなるから、常に豊かさを手に入れることができる。

 

欠乏意識にさいなまれると、「自分には能力が足りない」と考えがちになる。
その結果、「どうせたいしたことができない」という思い込みにとらわれ、目標を達成して成果を上げるのにたいへん苦労することになる。
欠乏意識にさいなまれている人は、自分が成功しない理由として、「能力が足りないこと」や「不幸な星の下に生まれていること」を挙げるかもしれない。
しかし、欠乏意識にさいなまれる本当の原因は、感謝の心が足りないことだ。

 

●欠乏意識を克服する簡単な方法
・数日間、欠乏意識の特徴を念頭において、自分の思考や心の持ち方、振る舞いをじっくり観察する
・物事が思いどおりにいかないときに自分がどんな反応をしているかに気をつけ、日ごろどれくらい不平を言っているかを観察する
・欠乏意識という観点から自分の性格について気づいたことを書きとめる
・「私は豊かな人生を送っていることに感謝している」と唱えながら、実際に豊かな人生を送っている様子をイメージする

 

私たちは基本的に8種類の感情を持っている。
すなわち、怒り、喜び、信頼、恐怖、驚き、悲しみ、憎しみ、嫉妬である。

 

「私は自分の体をあるがままに受け入れて大切にする」
「私の体は素晴らしい宝物で、私はそれに感謝している」
「この瞬間、私は自分を存分に受け入れる」
「私の体はポジティブな要素にあふれている」
「私は健康な体に恵まれていることに感謝している」
以上のポジティブな言葉を頻繁に使って、自分に感謝する習慣を身につけよう。

 

感謝の心をはぐくんで、永遠の命が授かるわけではなく、たちまち若返ることもない。
しかし、人生で直面する難題の多くをすんなり解決する力が得られるのはたしかだ。

 

強欲は大きな支配力を持っているが、あなたはそれを抑える力を持っている。
感謝の心をはぐくめば、強欲のために自滅することはない。

 

毎朝、起きたときに感謝している5つのことを書き出すことを習慣にしよう。
たとえば、快適な部屋で目覚めたこと、生産的な一日を楽しみにしていること、美味しいコーヒーを飲めることなど、毎朝、幸せを感じる5つのことを思い浮かべて、それに対する感謝の気持ちを言葉で表現しよう。

 

たえず自分に優しい言葉をかけ、自分にポジティブに話しかけよう。

 

幸せな瞬間を思い出すと、人生の喜びが増え、感謝すべきことがたくさんあることに気づくはずだ。
幸せな瞬間をどんどん記録し、それを頻繁に振り返ろう。

 

多忙な日々を送っているのは理解できるが、愛する人たちに感謝することはとても大切だ。
彼らがいてくれるからこそ、自分が幸せな気分で暮らせるのだということを忘れてはいけない。

 

たとえ物事がうまくいかず、毎日が単調でつまらないように思えても、感謝すべきことは必ず見つかるはずだ。
あなたが常に感謝の心を持って日々を快適に過ごし、最高の自分になることを願ってやまない。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1974-1】身の回りのものに感謝する習慣をつくる

【1974-2】「朝の感謝のリスト」をつくる

【1974-3】幸せを感じた瞬間を記録し、頻繁に振り返る

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣
【著者名】スコット・アラン
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
【出版日】2022/10/21
オススメ度★★★★★
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワードメンタル人間関係パートナー関係
【頁 数】200ページ
【目 次】
Part1 感謝の心がもたらす多くの恩恵
Part2 感謝の心と豊かさ
Part3 感謝の心と欠乏意識
Part4 感謝の心とマインドフルネス
Part5 感謝の心で試練を乗り越える
Part6 感謝の心を実践する
Part7 感謝と人間関係

 

▼さっそくこの本を読む

GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣
スコット・アラン ディスカヴァー・トゥエンティワン 2022-10-21
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スコット・アランさん、素敵な一冊をありがとうございました!

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