【親子でなかよく緊張を克服する方法】
あがり症克服協会代表理事・鳥谷朝代氏が、『12歳から始めるあがらない技術』と題して、緊張する場でもしっかり話せるようになる、あがらなくなる技術をやさしく解説する一冊。
■書籍の紹介文
人前で話してください。
こう言われたら、緊張しますか?
本書は、日頃からちょっとしたことを意識するだけで、緊張する場でもしっかり話せるようになると語り、やってほしいことをやさしく解説する一冊。
人前で話すのは、とても緊張します。
できることならやりたくないと思ったり、スラスラ話している人をうらやましく思ったりします。
でも、安心してください。
人前で緊張するのは、”あたりまえ”のことです。
日本人の95%は、あがり症(緊張しい)だといいます。
ほぼ全員と思っていいくらいですね。
だから、「緊張する自分はダメなんだ」などと思ってはいけません。
反対に、「緊張するのはあたりまえ」と、緊張することを受け入れてあげてください。
さらに言えば、緊張するのはエラいことです。
なぜなら、緊張するということは、その場を大切だと思っている証拠だからです。
だけど、きっと思っていますよね?
「そうはいっても、緊張せずにスラスラ話せるカッコいい自分になりたい」と。
そんな期待にこたえてくれるのが、この本です。
7万人の緊張に悩む人を救ってきた先生が、あがらない技術(緊張でパニックにならない方法)をやさしく教えてくれます。
書かれていることを学習していくことで、しっかり話せるようになります。
むずかしいことは書かれてないから、学習しやすく作られています。
ひとりで学習するのが不安だったら、パパやママと一緒に、家族で取り組むのがいいとおもいます。
だって、95%の日本人があがり症ということは、パパもママも同じあがり症だからです。
家族でなかよく楽しく取り組むことで、上達もきっと早くなります。
なにより、失敗しても「失敗しちゃった^^;」と笑って報告できる親子関係が、つぎへの勇気になります。
◆緊張は克服できる。
12歳から始めるあがらない技術
鳥谷朝代 秀和システム 2022-5-31
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■【要約】15個の抜粋ポイント
「あがることは変なことじゃない、だれにでも起こりうること」。
まずは、これをわかってもらいたいのです。
大丈夫。
ここでさらに知ってほしいのが、あがりはトレーニングをおこなうことで、克服することができるということです。
まず「自分は人前や本番に弱いんだ」ってことを、しっかりと受け止めること。
自分の弱いところをみとめるって、とても勇気のいることですよね。
でも、とてもカッコいいこと。
「弱いからこそ強くなる!」っていう気持ちを持てたら、そこがスタートライン。
毎日ちょっとずつでもがんばって続けていくと、人前での話し方はみるみる上達していきます!
あがっちゃう原因は、人が多いからだけではありません。
不安や恐怖を感じたときに、緊張は始まります。
大切なのは、姿勢をよくするという意識。
あがりをコントロールするには、話すスピードを落とすことです。
「緊張して早口になっているなぁ」って心の中で思ったら、ちょっとスローダウン。
緊張すると、どこに力が入るかというと、まずは肩です。
(略)
なので、まずは肩や首のストレッチを優先しておこないましょう。
直前でも効果はありますが、できるだけ日ごろからやわらかくしておくほうが効果は高いです。
肩のストレッチは、
①背中が握手、手のひらをあわせる
②肩に手をついて胸を開くように大きくまわす
③肩を上げ下げしたりする
などがよいです。
おおぜいの前に立ったときの目線は、基本はいちばんうしろの人を見るようにしましょう。
大事なのは目線を上げることです。
あがりでなやむ人は、ほぼほぼみんな自己紹介が苦手。
とくに、自分のことをオープンに話さなければならないのに、何を話したらいいかわからないということがむずかしいようです。
まず一度、ここで自己紹介の目的をはっきりさせましょう。
自己紹介の目的は、大きく2つあると思います。
(1)自分自身が居心地よくなるため
(2)まわりの人を安心させること
自分が見られている意識があると、あがっちゃいます。
だから、つねに人からどう思われるかを気にしていると、いつもあがっちゃうのです。
そうではなくて、見ている意識を持つこと。
いえ、意識ではなくて、実際に見ることです。
「見る」というふうに行動を変えると、意識も自然と「見ている」という意識に変わり、あがりは下がっていきます。
日光を浴びると、体内でセロトニンという物質が増えてきます。
セロトニンには、脳をリラックスさせる効果があるといわれています。
あがり症克服は、やるかやらないかであって、重度も軽度も関係ありません。
そして、やらないことには、克服できませんよね。
そもそも、自分が思っているほど、ふるえているように見えないことがほとんど。
本番前日など、お子さんの緊張が高まるような日には、緊張を心配するような声かけは、できるだけしないほうがよいと考えています。
「緊張するよね。でも、何があっても、帰ってくるうちがあるから、大丈夫だよ!」
こんな言葉で、弱いところも受け入れてあげるようにすると、挑戦や失敗をおそれない気持ちが芽生えます。
■【実践】3個の行動ポイント
【1865-1】日頃から姿勢をよくして過ごす
【1865-2】肩や首のストレッチを習慣にする
【1865-3】失敗しても、戻れば安心できる場所を用意しておく
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】12歳から始めるあがらない技術
【著者名】鳥谷朝代 ・ 著者情報
【出版社】秀和システム
【出版日】2022/5/31
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】あがり症、準備力、話し方
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 どうして、あがっちゃうの?
第2章 おどろくほど簡単にあがらなくなる
第3章 すぐに緊張がとける方法ってなに?
第4章 どんな場面でもあがらずにふるまえる
第5章 あがりやすい人に始めてほしい習慣
第6章 本番でベストをつくすために必要なこと
この本で、あなたは変わる!
12歳から始めるあがらない技術
鳥谷朝代 秀和システム 2022-5-31
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鳥谷朝代さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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