【書評:1698冊目】経営者のノート(坂本光司)

【経営者はもちろん、就活中の方にも役立つ!】
経営学者・坂本光司氏が、『経営者のノート』と題して、8000社を見てきて気づいた”永続する企業をつくる絶対法則”を、100の指針にまとめて指南する一冊。

■書籍の紹介文

働く上で大切にしている言葉。
どんなものをお持ちですか?

 

本書は、経営者に育み受け継いでほしい会社の「あり方」と「やり方」を、100の指針にまとめて指南する一冊。

 

経営者は、常にさまざまなことを考えます。
リーダーとして、悩み苦しみながら、決断をしていかなければなりません。

 

このときに助けとなるのが”言葉”です。
心の支えにしたり、判断の軸にしたり、言葉が行動(決断)を左右します。

 

つまり、「言葉が経営者をつくる」わけです。
そして、それはそのまま”社風”となって会社を社員を形づくっていくのです。

 

社会から称賛される会社には、それに値する言葉をもった経営者がいます。
ブラック企業と揶揄される会社には、それに値する言葉をもった経営者がいます。

 

それほど、経営者がどんな言葉を抱き育んでいるかは大切なのです。
経営がうまくいっていないのなら、経営者として抱いている言葉に問題がある可能性があるわけです。

 

では、経営者はどんな言葉を抱き育んでいけばいいのか。
これをまとめたのが本書です。

 

8000社の企業を訪問・研究してわかった『100の指針(語録)』を示します。
経営者として、あなたの「座右の銘」となる言葉が見つかるはずです。

 

経営者やリーダーはもちろん、就活や転職活動中の方にもオススメです。
自分が働く会社の経営者がどんな言葉を持っているかは、企業選びに直結するからです。

 

「なんのために」会社を経営するのか。
「なんのために」売上や利益を追求するのか。

 

それを定める言葉を定めましょう。
悪い方向へとブレないために。

 

◆幸せをつくる言葉を纏う。

経営者のノート
坂本光司 あさ出版 2020-6-19
売上ランキング(公開時):36,502
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■【要約】15個の抜粋ポイント

企業を初めとするどんな組織体であっても、そこで行われる活動・事業は例外なく、目的・手段、そして結果の3つで成り立っている。
(略)
どのような組織体であれ、この3つのなかで最も重要かつ大切なものは、目的である。
手段は目的を実現するための方法であり、手段が目的の上位概念となることはありえない。

 

企業は、企業それ自身のために存在しているのではなく、その企業に関わる人々の幸せづくりや社会の発展のために存在している。

 

企業経営において、とりわけその幸せを追求・実現しなければならない人は、次の5人である。
第1は、社員とその家族。
第2は、社外社員とその家族(取引先・協力企業等)。
第3は、現在顧客と未来顧客。
第4は、地域住民、とりわけ障がい者等社会的弱者。
第5は、株主・支援機関等。

 

経営者や幹部社員の最大の使命と責任は、部下を管理・監督することではなく、組織のメンバーをリードすることであり、支援することだからである。
部下たちが1日も早く自分を超えるように育てることだからである。
そしてより重要なのは、部下たちが成長したら、自分自身は邪魔にならないように身を処することだ。

 

一流といわれる人は明日への思いが強く、明日という未来のために多くの時間を費やしている。

 

すべての経営者は最終ランナーではない。
誰かに必ずバトンを渡さなければならないランナーであることを強く理解して、経営にあたるべきである。

 

企業の成長は、構成員である社員の成長の総和である。
つまり企業は、社員が成長した分だけ成長する。
例えば、社員が前年比5%しか成長していないにもかかわらず、会社の売上高が10%伸びたとしたら、その差である5%分はバブル・膨張と考えていい。
でなければ、社員に重い負荷をかける、犠牲の上に成り立った数字である。

 

次の5つの眼で時代・次代を読み解くことが必要である。
「主観ではなく客観」
「短観ではなく歴史観」
「ローカル観ではなくグローカル観」
「現象観ではなく本質観、原理・原則観」
「机上観ではなく三現観(現場・現物・現実)」
である。

 

「誰かの犠牲の上に成り立つ経営は、決して長続きはしない」

 

企業の最大の商品は、社員という名の商品である。

 

社員が働きがいを感じるようになる、5つの「いい」が高まるような経営・企業づくりが、必要不可欠である。
5つの「いい」とは、
第1は、社会性の高い「いい企業」に所属すること
第2は、世のため人のためになると実感できる「いい仕事」に従事すること
第3は、企業内に「いい仲間」が存在すること
第4は、企業内に尊敬できる「いい上司・いい経営者」がいること
第5は、家に帰れば「いい家族・いい家庭」があること
である。

 

幸せになりたいなら、積極的に働くチャンスを求め、ありがとうと言われる働き方をしなければならない。

 

ルールは本来、人を幸せにするためにあるものだ。
だから、人を幸せにするための行為は、ルールを超えて正しいのである。

 

本物の企業や本物の経営者は、未曾有の危機にあっても、利他自損なのである。

 

人の苦しみ、悲しみ、喜びにふれて涙することだ。
涙を恥じることはない。
私の経験から言えば、「人の優しさは涙の量に比例する」のだから。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1698-1】常に目的を意識して行動する

【1698-2】未来のために時間を費やす

【1698-3】「ありがとう」と言われる働き方を追求する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】経営者のノート
【著者名】坂本光司著者情報
出版社あさ出版
【出版日】2020/6/19
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日のリーダー力を磨きたいときに
キーワード働き方生き方哲学
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 企業の「あり方」についての18の指針
第2章 経営者の「あり方」についての22の指針
第3章 企業の「やり方」についての28の指針
第4章 「企業と社員」についての19の指針
第5章 「正しくある」ことについての13の指針
エピローグ 企業の目的・使命は、5人の永遠の幸せの追求と実現である

 

この本が、あなたを変える!

経営者のノート
坂本光司 あさ出版 2020-6-19
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坂本光司さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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