【書評:1547冊目】GIG WORK(ギグワーク)(長倉顕太)

【選ぶ前に選択肢を増やせ!】
凡人のための人生戦略家・長倉顕太氏が、『GIG WORK(ギグワーク)』と題して、有効な人生戦略となる「ギグワーカー」という資本家でも労働者でもない生き方を指南する一冊。

■書籍の紹介文

お金、能力、時間、人脈・・・。
あなたの選べる選択肢は十分ですか?

 

本書は、日本でもすでに始まっている「ギグエコノミー」という変化を明かしながら、この変化を生き抜く有効な人生戦略として、「ギグワーカー」という生き方を指南する一冊。

 

そもそも「ギグ」とは何か。
元々は、ジャズミュージシャンが使う言葉で、ライブハウスなどでの単発の演奏のことを指します。

 

ここから転じて、「ギグエコノミー」とは、 プロジェクトごとに参加したり、空き時間を使って参加したり、会社員ではないさまざまな形で労働することを指しています。

 

◎主婦の方が、趣味の手芸で月十数万円
◎犬好きが、空き時間にお散歩代行で月数万円
◎ブログ記事を書いて、アフィリエイトで月数万円
こうした事例が、「ギグエコノミー」といえます。

 

本書を読んで、ギグワーカーとは、アニメ「ルパン三世」的な生き方なのかなとイメージしました。
普段は散らばっているのに、ルパンや峰不二子が「おもしろそうな案件見つけた!」と声をかけて、お馴染みのメンバーでひと儲けを企む、あの世界観ですね。

 

まさに、資本家でも労働者でもない生き方です。
なによりも、興味の赴くままに楽しくワクワクする生き方といえます。

 

著者は、SNSの発展により、個人でもこうした生き方がはじまっていると指摘します。
その上で、「ギグエコノミー」の人生戦略として、「ギグワーカー」という生き方を提唱していきます。

 

しかし、ただ楽しいからだけでは生き残れません。
きちんとした”戦略”が重要になります(ルパンも緻密に戦略を立てますよね)。

 

「ギグワーカー」として生きる上で、戦略上重要なことはつぎの3つ。
(1)行動を増やし、選択肢を増やせるだけ増やす
(2)下請けにならない
(3)自分を還元する

 

なぜ、この3つが重要なのか。
どうすれば、この3つを鍛えることができるのか。

 

「ギグワーカーを体現して編集者の経験」と「ギグエコノミーの本場アメリカ・サンフランシスコに長年居住した経験」。
この2つの経験を棚卸しながら、真面目に(口は悪く)語っていきます。

 

何かを始めたいけど、何をやったらいいかわからない。
その答えとして「ギグワーカー」を推奨する一冊です。

 

◆人生をギグれ!

GIG WORK(ギグワーク)
長倉顕太 すばる舎 2019-10-15
売上ランキング(公開時):2,787
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■【要約】15個の抜粋ポイント

そもそも「定年」なんて概念を頭からなくせ。
(略)
だって生きるってのは食うってことで、現代社会においては食うってのは働くってことだろ。
むしろ、それが健全だ。
働けなくなったら、のたれ死ぬだけ。

 

「やり方」を求める人間を育てる教育をしていれば、予測不可能な時代に対応できるわけがない。
ここ30年の日本の凋落はまさにここが原因なのではないかと思う。

 

議論をしないから、自分の思想、自分の信念、自分の立場が確立されていかない。
自分がなければ、どうやって生きていけばいいかなんて決められるわけがない。
それどころか、自分がないわけだから、周りに流されて行くだけの人生になってしまう。

 

あなたが「やりたいことがない」というなら、なおさらギグワーカーを目指すべきだ。
ギグワーカーになって選択肢を増やすだけ増やせ。
あくまでも何を選ぶかなんかは重要じゃない。

 

結局、正規だとか非正規だといっても、所詮は労働者の話だ。
資本家に搾取される労働者の話でしかない。

 

ここで人生の基本戦略で重要なことを書く。
それは「下請けになってはいけない」ということだ。

 

アマゾンはコンテンツによってオレたちの頭だけではなく、リアル店舗を持つことで、生きていく上で必要な食料品を扱うことで身体まで支配してきていると言ってもいい。
今の時代はこうやってコンテンツが頭から入り思考を支配され、リアルな人生における行動が決まってくるわけだ。

 

オレたちが生きている世界は、実はコンテンツによって支配されているわけで、オレたちの認知も「知っているものしか見えない」という大前提の上にあるわけよ。

 

人生もコンテンツ化しているのだ。

 

コンテンツ作りのベースになるのがコンテクストだということ。
もっと言えば、コンテクストができれば、コンテンツは自動的に決まるとも言える。

 

オレは現在地を知るためにやるべきこととして、
・読書する
・新しい体験をする
・文章を書く
という3つを勧めている。

 

オレは今の時代に必要なアティチュード(態度)は、
「自分を還元する」
というものだと思っている。
どこに還元するかというと、社会だったり、他人だったり、お客だったりだ。
いつもこういうアティチュードで生きると「つながり」ができやすくなるんだ。

 

世の中ってのは、
ギブーテイク=チャンス
ってことなんじゃないかな。

 

オレは情報発信には次の4つのフェーズがあると思っている。
フロントコンテンツ(情報発信)
 ↓
ポジション(キャラクター)
 ↓
ポジショントーク/アクト(コンテクスト)
 ↓
バックコンテンツ(マネタイズ)

 

テキストベースでのコンテンツは、そこから動画にすることも可能だし、音声にすることも可能だ。
そして何より、つくるのに環境にもっとも左右されないと言ってもいい。
オレだってこの本の一部は飛行機で移動中にスマホで書いたりしているくらいだ。
さらにテキストベースの情報発信をすることで、頭が鍛えられるというのも大きなメリットだ。
文章を書くという行為はとても頭を使う。
実際、オレがなぜ本を書くかといえば、間違いなく頭が鍛えられると確信しているからだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1547-1】選択肢を増やせるだけ増やす

【1547-2】「下請けにならない」という意識で活動する

【1547-3】「自分を還元する」という態度で活動する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】GIG WORK(ギグワーク)
【著者名】長倉顕太著者情報
出版社すばる舎
【出版日】2019/10/15
オススメ度★★★★☆
こんな時に生き方に迷ったときに
キーワード最高の自分働き方稼ぐ力
【頁 数】212ページ
【目 次】
◆第1部 ギグエコノミー化する世界
第1章 安定を求めるから不安定
第2章 いますぐ労働者なんかやめちまえ!
◆第2部 コンテンツ化する世界
第3章 古い世界からの解放
第4章 コンテンツ化していく個人
第5章 コンテクストがすべてを決める!
◆第3部 凡人のための人生戦略
第6章 目標があるからチャンスが来ない!
第7章 人生を変えるインプット術
第8章 人生をコントロールするアウトプット術

 

この本が、あなたを変える!

GIG WORK(ギグワーク)
長倉顕太 すばる舎 2019-10-15
売上ランキング(公開時):2,787
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長倉顕太さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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