【思いとロジックを両立させるビジョン・フレーム!】
ミラクカンパニー代表・鵜川洋明氏が、『相手を巻き込む伝え方』と題して、ロジックの限界を「型」で突破していく、”提案力を高める”技術を解説する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
仕事でなにかを提案する。
あなたは得意ですか?苦手ですか?
本書は、あなたの提案が「自分も相手もそれをしたくなる物語」になるために身につけるべき、”提案力を高める”考え方や技術を解説する一冊。
なぜ、提案を物語にする必要があるのでしょうか。
それは、熱い思いが共感を呼び、大きなエネルギーを生み出すからです。
ビジネスでは、もちろん、ロジックは大切です。
ロジカルに取り組むことで、効率的かつ客観的にビジネスを進めることができます。
しかし、ロジックには限界があります。
前提条件や用いるロジックが同じだと、導き出される結論が似てしまうという限界です。
これは、ビジネスを進める上で大きな障害になります。
競争・競合相手と差別化できないからです。
では、ロジックはもう使えないのでしょうか。
そんなことはなく、アップデートしてあげることで、強力な武器に生まれ変わります。
このアップデートの要となるのが、インサイドアウト。
すなわち、自分自身の内から湧き上がる思いです。
ロジックに思いをプラスする。
すると、無機質でありきたりの提案が、自分も相手も実現したくなる熱い提案に変わるのです。
本書では、ロジックと思いを両輪する『ビジョン・フレーム』という手法を提示します。
これを身につけることこそ、”相手を巻き込む伝え方”を身につけることなのです。
自分の内なる思いに気づいても、人を巻き込まないと実現はしません。
実現するためにも、『ビジョン・フレーム』をもとにした提案力を身につけましょう!
◆思いを実現する提案力を!
相手を巻き込む伝え方
鵜川洋明 フォレスト出版 2019-7-5
売上ランキング(公開時):6,016
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■【要約】15個の抜粋ポイント
「仕事を通じてさ、何を創り出せたら本望だと思ってるの?」
「人はね、自分がやろうとしていることに意味を感じると、すごく強いエネルギーが湧いてくるんだ。インサイドアウト、つまり自分自身の内から湧き上がる思いを起点にしたときにそれは生まれる」
周りが理解していないってことは、”これは独自性があるぞ”と思いながらワクワクしながらやるぐらいの感覚が大事。
楽しむことは何かを生み出そうというクリエイティビティの源になるからね
●マーケティングの新4P
・People(人間):それをする人はどんな人か?
・Philosophy(哲学):どんな価値観や思想があるのか?
・Purpose(目的):それをする目的は何か?
・Perspective(展望):それをすることでどんなことが生まれる可能性があるのか?
3つの意味が重なれば人は動く
(1)私にとっての意味
(2)相手にとっての意味
(3)世の中にとっての意味
思いとロジックを両立させるのが「型」=ビジョン・フレームです。
この「型」はインサイドアウトから生まれたビジョンの種やアイデアの断片を、広げて、まとめて1つの構想を構成し、提案を物語にしていくのに非常に有効なツールです。(P.126)
伝えるときは「①未来、②今なぜ、③価値、④どうする(または①②④③)」という流れで語ることで、思いとロジックが両立した構成が生まれます。
これが話の筋になるのです。
人の心を動かすのは「数字」ではなく「人」です。
数字そのものではなく、その数字によって生まれることや、その数字が示す意味に心が動くのだということを意識して語ることが大事なのです。
物語とは、単なるお願いでも、ものや方法の提示でもありません。
物語とはそれを聞く人の感情を揺さぶり、心を動かす何かを生み出すものです。
感情を揺さぶられる話は、そこに臨場感を感じ、その臨場感は自らのインサイドアウトから生まれます。
「解像度が上がる」とは、聞いている相手がその情景を鮮明に思い描いたり、その提案への共感や、それを実現したいという思いがより深まった状態を表しています。
解像度は「臨場感」を感じることで上がります。
提案をするときの難しさでもあり、面白さでもあるのですが、単純に「前提を共有すればよい」のではなく、「相手がその事実をどう見立てるのか?」「そしてどういう状態が実現したら意味があると思っているのか?」を理解することが大事なのです。
「提案することに苦手意識があったり、緊張したり、怖いとすら思う理由の1つは、その提案を否定されることは、自分が否定され価値がないと思われることだと無意識に結びつけてしまっていることだったりするんだ。そしてその痛みを避けたいという深層心理が働くんだよ」
大切なのはあなたが、あなたの中にある素晴らしい思いや創造性を解放できること。
そして結果として周りに貢献できるあなたになることです。
相手は相手の眼鏡であなたやあなたの提案を評価するけれど、別にそれがあなたの価値を損なうものでもなんでもない。
ただそういう見方がそこにある。
ただそれだけです。
今こそ、1人ひとりが「仕事を通じて何を実現できたら本望なのか?」「なぜそれをしたいのか?」といった仕事の意味を自らに問うことが大事なんじゃないかって思う。
■【実践】3個の行動ポイント
【1500-1】仕事を通じて何を実現できたら本望かを考える
【1500-2】伝えるときは「①未来、②今なぜ、③価値、④どうする(または①②④③)」という流れで語る
【1500-3】仕事上の否定や抵抗を、自己否定と結びつけない
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】相手を巻き込む伝え方
【著者名】鵜川洋明 ・ 著者情報
【出版社】フォレスト出版
【出版日】2019/7/5
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】交渉術、問題解決、自己対話
【頁 数】276ページ
【目 次】
第1章 “着想”提案は3つの意味を重ねること
第2章 “構成”提案を「物語」にする4つの「型」
第3章 “表現”提案の「解像度」を上げる物語の5要素
第4章 “解放”「提案」を楽しむ心の状態をつくる
この本が、あなたを変える!
相手を巻き込む伝え方
鵜川洋明 フォレスト出版 2019-7-5
売上ランキング(公開時):6,016
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鵜川洋明さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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2019年 9月 03日
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2019年 9月 09日
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