【書評:331冊目】モヤモヤOLみなみが教わった「自分を変える」プラットフォーム仕事術(平野敦士カール)

【「できない」が「できる」に変わる!】
経営コンサルタント・平野敦士カール氏が、『「自分を変える」プラットフォーム仕事術』と題して、プラットフォーム戦略を個人に生かす方法をビジネス小説で解説する一冊。

■書籍の紹介文

仕事はひとりでしている。
仕事は仲間としている。
あなたは、どちらですか?

 

本書は、ビジネス小説の形式で、さまざまな人を”巻き込み”ながら自分のところに集める、「パーソナル・プラットフォーム」の考え方を指南する一冊。

 

当ブログで以前紹介した、『パーソナル・プラットフォーム戦略』。
こちらのエッセンスを、ビジネス小説にした印象。

 

一般的になりつつある、『プラットフォーム思考』。
その考え方と取り組み方ををカンタンに理解したい方にはオススメの一冊です。

 

人はみんな「個」の存在です。
個と個がたくさん集まって、仲間、組織、社会となっていくのです。

 

つまり、個である自分がどの個と繋がるかは、自分の自由です。
そのことを意識することから、プラットフォーム戦略ははじまっていきます。

 

どの個と繋がるかを決めるには、自分がどうなりたいかのビジョンが必要です。
繋がりたい個と繋がるためには、つながりたい!と発信しなければ気づかれません。

 

こうした1つ1つの行動が、プラットフォームの構築になっていくのです。
この感覚がスラスラ身につくように、入社3年目の銀行の営業ウーマンみなみを主人公にした小説になっています。

 

誰とつながるかを選択できる時代。
素晴らしい時代になったということです!

 

◆自分らしいプラットフォームを構築しよう!

モヤモヤOLみなみが教わった「自分を変える」プラットフォーム仕事術
平野敦士カール TAC出版 2014-4-22
売上ランキング(公開時):ー
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

『まっ、いいか』というゆる〜い気持ちは大事なんだ。
自分だけで考えても変わらないことは考えても仕方のないこと。
つらくなることも考えないようにして、頑張らないでがんばろう!そうすれば幸せになれる

 

人は何かができない、というとき、「自分にはできない」「自社では無理」ということに過ぎず、「自分には」「自社では」の部分さえ取り払ってしまえば、「できない」が「できる」に変わっていく

 

人生、たとえ回り道をしてもムダなことなど何ひとつない。
後ろを向いてさえいなければOK

 

できる人は、問題が発生したらすぐに会いにいく

 

自分が憧れる人やなりたい人がいるならば、物理的にもその人の近くに行くこと

 

時間というものには限りがあるんだよね。
限りある時間の中で、自分は何がしたいんだろう、何ができるんだろうって、真剣に考えるようになった

 

運命の仕事、つまり、天職は探して見つかるものじゃないからね。
大事なことは、こんなふうになりたいなあってイメージすること。
『好きなこと』『得意なこと』『人から必要とされること』、この3つの重なりあうことこそ天職

 

『今自分はこうしたいんだ』というビジョンを持ち、それを何度も何度も口にすることで、賛同する人が自然に集まってきた

 

GIVE&TAKEっていうのはダメ!
常に相手の立場に立って、考えて先回りしてGIVEを続けることが大切なんだ。
見返りなんて求めないことだよ。だって見返りがない場合のほうが多いんだから。
それでもGIVEを続けていれば、いつかは応えてくれる人に出会うかもしれないんだ。
それが人を巻き込んでいくことの第一歩

 

人を巻き込むには、まずは巻き込まれる人間になることなんだ。
初めから自分の場をつくるのは難しいけど、色々な場に巻き込まれることで、徐々にどうやったら自分も場がつくれるかがわかってくる

 

ひとたび変化が起こると、変化が変化を呼び込み、どんどん変わっていく!

 

●長いおつきあいをしていくための「10の鉄則」(抜粋)
1.嘘をつかない
6.謝るべきときはきちんと謝る
7.相手のプライベートまで踏み込まない
8.素直な気持ちで物事に臨む

 

最初はタダで情報提供する。
信頼ができてきたらそのうち、お金を払ってもいいから話を聞きたいという人が出てくる可能性もある。
お金は感謝の対価としてもらうもの。
人の悩みや不満を解決できれば、お金は後からついてくるもの

 

自分から何かを発信したい人にとって、最初はちょっとしんどいこともあるかもしれない。
人に分け与えるばっかりで、与えてもらうことが少ないからね。でも、それでいいんだと思う

 

心配しても変わらないことならば、心配している間に前へ進むようにすべきなんだ。
未来のことは誰にもわからないんだ。
万が一失敗してもそれも経験になる。
悲しいことやつらいことはいつしか思い出になるんだ。
限られた人生という時間の中で、大切なことは行動をしなかったことを後で後悔しないようにすることなんだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【331-1】自分の中の「やりたい」「こうしたい」に蓋をしない

【331-2】見返りを求めず、GIVEし続ける

【331-3】自分にできること・コントロールできることに全力を尽くす

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】モヤモヤOLみなみが教わった「自分を変える」プラットフォーム仕事術
【著者名】平野敦士カール
出版社TAC出版
【出版日】2014/4/22
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード人脈術人間関係働き方
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 嫌われOLの輝かしくない毎日
第2章 モヤモヤの向こう側へ
第3章 人生は有限
第4章 自分が変われば、人生も変わる!
第5章 「最高の仕事」をたぐり寄せる!
第6章 天職
第7章 人生のひとり社長に

 

この本が、あなたを変える!

モヤモヤOLみなみが教わった「自分を変える」プラットフォーム仕事術
平野敦士カール TAC出版 2014-4-22
売上ランキング(公開時):ー
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平野敦士カールさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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