【書評:175冊目】最強チームのつくり方 「依存する人」が「変化を起こす人」に成る(内田和俊)

【地道さが強靭なチームをつくる】
人材育成コンサルタント・内田和俊氏が、『最強チームのつくり方 「依存する人」が「変化を起こす人」に成る』と題して、SYP傾聴を活用したチームビルディング法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

個性を尊重し、相手に共感する。
どれだけできていますか?

 

本書は、SYPという概念を軸とした、チームの能力を最大化させるチームビルディング法を解説する一冊。

 

SYPとは、Sympathize with Your Personalityの頭文字をとった言葉。
『あなたの個性に共感する』という意味になります。

 

チームは、人の集合体です。
そこに集まる人は、それぞれまったく違った個性を持っています。

 

チームリーダーには、それぞれ個性を引き出し、最大公約数的に能力をまとめ上げることが求められます。
ここに失敗すると、チームは能力が発揮できず、チーム解散の憂き目につながってしまいます。

 

そうならないためには、メンバーの個性をきちんと捉える必要があります。
これに役立つのが、著者が専門にしているSYP傾聴のテクニックです。

 

チームをまとめるのに苦労しているリーダーにとっては、大きな気づきとなる内容です。
ひとつ一つ、とても取り組みやすく構成させているので実践向きです。

 

学ぶうえで大切なこと。
それは、根気よくコツコツと継続して取り組むことです。

 

◆個性と共感のリーダーシップ。

最強チームのつくり方 「依存する人」が「変化を起こす人」に成る
内田和俊 日本経済新聞出版 2013-12-3
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■【要約】15個の抜粋ポイント

人は誰でもそうですが、あなたの部下や後輩も一人ひとり違ったものの考え方を持っています。
生まれ育った環境も違います。
したがって、それぞれが持つ価値観や人生観も異なってきます。
そのうえ、彼らの「あり方」のステージも異なります。

 

ビジネスリーダーのみなさん、職務遂行能力の差やタイプ別のアプローチのほかに、もうひとつオプションをつけ加えてください。
それが精神的な成熟度に関する5つのステージを考慮に入れたアプローチです。

 

●5つのステージ
ステージⅠ:依存者
ステージⅡ:自称勝者
ステージⅢ:分岐点に立つ人
ステージⅣ:主体者(リーダー)
ステージⅤ:協働者

 

●5つのステージ別の行動パターン
ステージⅠ:Have-Do-Be
ステージⅡ:Do-Have-Be
ステージⅢ:Do-Have-Be
ステージⅣ:Do-Have-BeからBe-Do-Haveへの過渡期
ステージⅤ:Be-Do-Have
※安心感(Be)
※行動(Do)
※成果(Have)

 

「正しさ」に固執すると「感情のしこり」ができてしまう

 

「言葉」と「本心(本音)」を一致させることが大切

 

SYP傾聴
(Sympathize with Your Personality:あなたの個性に共感する)
相手の立場に立ち、相手の個性に共感しながら話を聴く。
相手を理解しようとして、非言語メッセージ(93%)にも意識を向け、相手の真意、隠れた感情、肯定的な意図を共有する。

 

主語を「あなた」から「私」に変えるだけで相手の感情も大きく変わる

 

●「依存者」から「主体者」に変わるための「10のあり方」
1.ゴールを決める
2.正直
3.伝える
4.リスペクト
5.冒険
6.参加一○○パーセント
7.責任
8.約束を守る
9.リレーションシップ
10.コミットメント(目標達成の強い意志)

 

「あり方」は、潜在意識に焼き付けるべき日々の習慣や心がまえなど、ものごとに取り組む姿勢です。
一朝一夕で身につくものではありません。
ですから、部下の指導育成の際、いきなり一○項目のすべてを身につけさせることは不可能です。

 

●チームワークへの3つのポイント
(1)チームワーク意識の浸透
(2)モチベーションの維持
(3)組織力の強化

 

気づきを促すことが大切です。
気づかなければ変えられません。
気づけば変わるという保証はありませんが、少なくとも気づかなければ変えようがないのです。

 

「枠組みを明確にする」ことが大事です。
ここでの「枠組み」とは、具体的には、「時間」と「目的」と「ツール(資料、必要書類など)」です。
とくに「目的」と「時間」を明確にするだけで、短時間での内容の濃い(質の高い)コミュニケーションを実現することができます。

 

「六:四ルール」
長期的な視点に立ったとき、緊張とリラックスのバランスを六:四にしたときに、人や組織が最も活性化するという考え

 

良好なコミュニケーション、リーダーシップ、チームワークの確立には、「コツコツ」がキーワードになります。
ある日突然、劇的に変化することはありません。
「凡事徹底」「継続は力なり」、これしか方法はないように感じます。
色気のない言葉での締めくくりになってしまい、ごめんなさい。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【175-1】言葉と本心を一致させる

【175-2】SYP傾聴を心がける

【175-3】変化のために根気よく取り組む

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】最強チームのつくり方 「依存する人」が「変化を起こす人」に成る
【著者名】内田和俊著者情報
出版社日本経済新聞出版社
【出版日】2013/12/3
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に明日のリーダー力を磨きたいときに
キーワード組織改革リーダー指導力
【頁 数】272ページ
【目 次】
第1章 メンバーは今どこにいますか?
第2章 チーム運営に求められるコミュニケーションスキル
第3章 「依存する人」が「変化を起こす人」に成る
第4章 最強チームのつくり方

 

この本が、あなたを変える!

最強チームのつくり方 「依存する人」が「変化を起こす人」に成る
内田和俊 日本経済新聞出版 2013-12-3
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内田和俊さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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