【書評:1484冊目】苦手な人を思い通りに動かす(グレッチェン・ルービン)

【良好な人間関係のシンプルなルール】
作家/グレッチェン・ルービン氏が、『苦手な人を思い通りに動かす』と題して、良好な人間関係を維持する相手理解に役立つ、人の”4つの傾向”について解説する一冊。

■書籍の紹介文

苦手な人との人づきあい。
どれくらいストレスを感じていますか?

 

本書は、人を”4つの傾向”に分類し、それぞれの強み・弱みを明らかにしながら、良好な人間関係を維持するための方法を解説する一冊。

 

”4つの傾向”とは、次の通りです。
・アップホルダー:約束を守る人
・クエスチョナー:疑問を持つ人
・オブライジャー:義務を果たす人
・レブル:抵抗する人

 

”4つの傾向”を理解する目的は、2つあります。
(1)自分を知り「期待への応え方」を理解すること
(2)相手を知り「やる気の出し方」を理解すること

 

まずは、第1章の診断テスト(5分くらいで実施できました)を受けてください
受けることで、自分が”4つの傾向”のどのタイプであるかが分かります。

 

そして、自分のタイプが分かったら、そのタイプの強みと弱みをじっくり理解しましょう。
この自己理解の過程が、苦手な人などとの人づきあいの相手理解に役立っていきます。

 

特徴的なのは、弱みを弱みのまま終わらせていない点。
弱みを認めつつも、それを逆手にとって、人づきあいに活かす方法をきちんと提示しています。

 

この種の本は、「分類だけして満足」という本も少なくありません。
その中にあって、本書は「分類した後に何をするか」が丁寧に提示されています。

 

期待への応え方がわかれば、期待のかけ方がわかります。
やる気の出し方がわかれば、やる気の引き出し方がわかります。

 

これができれば、たとえ好きになれなくても、相手との良好な人間関係を維持できます。
すると比例して、人間関係のストレスが低減されていくのです。

 

やる気を高め合い、期待に応えあう。
仕事・プライベートに関わらず、まさに理想の人間関係ですよね。

 

その実現のためにも、”4つの傾向”。
きちんと理解し、良好な人間関係に役立てましょう!

 

◆傾向が分かれば、方法が分かる

苦手な人を思い通りに動かす
グレッチェン・ルービン 日経BP 2019-7-27
売上ランキング(公開時):40,265
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

●人が持つ”4つの傾向”
アップホルダー(約束を守る人):外からの期待と内なる期待の両方に進んで応えようとする
クエスチョナー(疑問を持つ人):あらゆる期待に疑問を抱き、自分が正当だと思う期待にのみ応えようとするため、実質、内なる期待にしか応えようとしない
オブライジャー(義務を果たす人):外からの期待には進んで応えようとするが、内なる期待にはなかなか応えられない
レブル(抵抗する人):あらゆる期待に反発し、外からの期待、内なる期待のどちらに対する態度も変わらない

 

アップホルダーは、期待に応えようとするあまり、無視したほうが理にかなっているというときであってもルールに縛られることがあります。

 

アップホルダーは、人に任せることが苦手です。
他者に任せると、失敗したり、いいかげんな仕事をされたりするかもしれないと考えるからです。

 

アップホルダーは、期待だと思うとすぐに応えようとして、膨大なエネルギーと時間を費やしてしまいます。
やりたくなくても、自分のためになると思えなくても関係ないのです。

 

内なる期待として受け入れるうえで、クエスチョナーが何よりも重視するのが情報と論理と効率性です。
彼らは自分の手で事実を集め、自分で決断し、正当な理由にもとづいて行動したがります。
そして、必然性がない、正当な理由がない、効率が悪いと思えば、どんなことにも異を唱えるでしょう。

 

クエスチョナーは、アップホルダー(約束を守る人)の自発性と、オブライジャー(義務を果たす人)の信頼性、レブル(抵抗する人)の正直さを持ち合わせているのです。

 

クエスチョナーが疑問を呈するのは、対立したいからでも、邪魔をしたいからでも、協力したくないからでもありません。
ただ単に、クエスチョナーという傾向の特性が行動に表れてしまうのです。

 

オブライジャーは、胸の内でどれほど強く望んでいても、何らかの形で外からの責任が生まれない限り、その望みを実行に移せません。
サンプル調査でも、オブライジャーの3分の2以上が「他者のためなら時間はつくれても、自分のためにはつくれない」自分に苛立ちを感じることが多いと答えています。

 

オブライジャーはとても燃え尽きやすい人です。

 

曖昧な指示だけで何かをやらせようとしても、相手がオブライジャーではうまくいかないことがほとんどです。

 

レブルは、自分による選択、自由、自己表現といった形で行動を起こすことを望みます。

 

レブルに行動を促すときは、「情報、起こりうる結果、選択の自由」をお忘れなく。

 

相手の傾向に気づけば、コミュニケーションがとりやすくなります。
その人の心がどうすれば動くかを理解していなければ、どんなに愛情をこめ、相手のためを思った言動も意味をなさないのです。

 

相手のやり方は自分とは違うかもしれないと意識し、そのやり方を尊重すれば、どの傾向の人ともうまくやっていけるのです。

 

●各傾向がとりわけ価値をおくもの
・アップホルダー:自制とパフォーマンス
・クエスチョナー:正当性と目的
・オブライジャー:チームワークと義務
・レブル:自由と自分のアイデンティティ

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1484-1】第1章を使って、自分の傾向を分析する

【1484-2】相手の傾向を、4つの傾向を使って分析する

【1484-3】相手のやり方を尊重する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】苦手な人を思い通りに動かす
【著者名】グレッチェン・ルービン
出版社日経BP社
【出版日】2019/7/27
オススメ度★★★★☆
こんな時に人に疲れてしまったときに
キーワード人間関係心理学コミュニケーション
【頁 数】368ページ
【目 次】
1章 調べてみよう! あなたの傾向はどのタイプ?
2章 「約束を守る人」はこう動く
3章 アップホルダーの「邪魔」だけはするな
4章 「疑問を持つ人」はこう動く
5章 クエスチョナーを「納得」させるには
6章 「義務を果たす人」はこう動く
7章 オブライジャーの「重荷」を軽くしよう
8章 「抵抗する人」はこう動く
9章 レブルを「その気」にさせるには
10章 4つの傾向の相性と対処法
11章 傾向に合わせた伝え方をしよう

 

この本が、あなたを変える!

苦手な人を思い通りに動かす
グレッチェン・ルービン 日経BP 2019-7-27
売上ランキング(公開時):40,265
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グレッチェン・ルービンさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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