【書評:1462冊目】仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣(吉田幸弘)

【仕事が早く終わる「やり方」を学ぶ】
人財育成の専門家・吉田幸弘氏が、「仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣」と題して、3万人超に指導してきた、仕事が早く終わる「やり方」を指南する一冊。

■書籍の紹介文

今日もお仕事お疲れさまです。
予定よりも早く帰ることができましたか?

 

本書は、「やり方」を整えることで仕事は早く終わると提起し、仕事がいつまでも終わらない人と対比しながら、早く終わる「やり方」を指南する一冊。

 

まずはじめに、仕事の「やり方」に、合っているも間違っているもありません。
ひとりひとりが、自分のパフォーマンスを発揮しやすい「やり方」で取り組めばいいのです。

 

しかし、同じ結果であっても、早くたどり着く人となかなかたどり着けない人が出てきます。
前者が、仕事が早い人という評価を得ることになります。

 

では、なぜこの差は生まれてしまうのでしょうか。
それは、仕事の「やり方」の選択の仕方により生まれます。

 

くり返しますが、仕事の「やり方」に、合っているも間違っているもありません。
言い換えれば、仕事の「やり方」は十人十色、さまざまな方法があるのです。

 

つまり、仕事が早く終わる「やり方」もあれば、いつまでも終わらない「やり方」もあるのです。
であるなら、いつまでも終わらないと悩む人がやるべきことは1つです。

 

そう、仕事が早く終わる「やり方」を選択し直せばいいのです。
たったこれだけで、あなたの仕事の効率は嘘のようにあがっていきます。

 

仕事が早く終わる「やり方」を選択する方法は2つのみ。
(1)周りにいる仕事が早く終わる人の「やり方」を観察して徹底的に真似る
(2)3万人以上の指導実績を誇る、本書に書かれた「やり方」を徹底的に真似る

 

いつまでも仕事が終わらないのは、あなたがダメだからではありません。
仕事が早く終わる「やり方」を、まだ知らないだけなのです。

 

(1)のハードルが高いと感じるなら、まずは(2)の本書を真似ることからはじめましょう!
「よし、今日も早く帰れそうだ」と呟く自分に脱却できます。

 

◆早く終わる「やり方」を学ぶ。

仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣
吉田幸弘 あさ出版 2019-6-25
売上ランキング(公開時):23,245
Amazon 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

仕事を阻害する大きな要因の1つは、「着手しない」ことです。
複雑な仕事や長期間を要する仕事は、着手しただけで、半分は完了したと言っても過言ではありません。
先延ばしには、何の意味もありません。

 

大切なのは、トータルの作業効率を高めるために、意識して休憩を取ることです。

 

仮眠は、仕事の生産性にすぐに効果をもたらします。
昼食後に15分から20分程度の仮眠、つまりパワーナップを取ると、直後に生産性が高まると言われています。

 

人は自分を褒めてくれた相手に対して好感を抱き、仕事も早く対応してくれます。
時には、喜んでもらおうと、無理をしてくれることもあるでしょう。

 

仕事が早く終わる人は、自分の失敗談をどんどん話します。

 

頼まれた、相談を受けたなどという理由でないなら、相手の不機嫌やイライラは相手の課題です。
自分とは切り離してしまいましょう。

 

成功は、一度も失敗しないことではありません。
挫折を乗り越えて目標を達成することです。
ならば、早めに失敗してしまったほうがいいのだと考えてください。

 

得手でないことは人に頼る。
これも仕事時間短縮のポイントです。

 

仕事を1つ増やしたら、1つ減らすことを心がけましょう。

 

学生時代は、試験でのカンニングはもちろんルール違反です。
しかし、ビジネスではいいものはパクる、いわゆる真似するのが賢いやり方です。

 

相手に何かを説明する時、もっとも重要と言われているルールがあります。
「KISSの法則」です。
これは「Keep it Short and Simple.」の頭文字を取ったもので、ビジネス文書で何より重要なのは、「短く、単純明快にまとめること」であるというメッセージです。

 

仕事が早く終わる人は、仕事から学んだことを整理して、その都度ノウハウをマニュアル化します。
その結果、次回の仕事のクオリティがアップし、作業効率が上がっていきます。
これが時間の短縮化につながっていきます。
(略)
このように経験したことをまとめる際、使いやすい「YWT」という方法があります。
Y(やったこと)
W(わかったこと)
T(次にやること)
の3つの項目で、仕事の振り返りを行うのです。

 

言いにくいことを相手に伝える方法として、「DESC法」という方法があります。
1.D(Describe:描写)→現在の状況を伝える
2.E(Explain:説明)→自分の気持ちを相手に説明する
3.S(Specify:提案)→相手に望む解決策を提案する
4.C(Choose:選択)→相手から同意された時、同意されなかた時どうするか、選択肢を考えておく

 

仕事が早く終わる人は、不安があればそれを実際に書き出し、意識して取り除いていきます。
書き出して「可視化」することで、自分の中から不安を取り出すだけでなく、状況を客観的に捉えることができるようになります。

 

仕事が早い人は、仕事帰りに一人ででもできるストレス解消法を持っています。
例を挙げてみましょう。
・通勤経路にある高い場所に上って、外の景色をぼーっと見る
・緑のある街道を散歩する
・好きな音楽をガンガン聞く
・1人カラオケに行く
・好きな小説を帰りの電車で読む
・テニスの壁打ちをする
・足裏マッサージに行く
・好きな映画を観る
特に歩いたり、体を動かしたりすることは、自然とストレス解消につながります。
コストもかからないので、オススメです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1462-1】説明するときは、「KISSの法則」を意識して伝える

【1462-2】「YWT」の3項目を使って、仕事の振り返りを習慣化する

【1462-3】カンタンにできるストレス解消法をもつ

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣
【著者名】吉田幸弘著者情報
出版社あさ出版
【出版日】2019/6/25
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード働き方問題解決習慣術
【頁 数】216ページ
【目 次】
第1章 仕事が早い人が実践しているムダを減らす時間の使い方
第2章 仕事がうまくまわる人間関係を構築する方法
第3章 さりげなくて非常に効率的な仕事術
第4章 仕事時間が少ないのに結果が出る思考法
第5章 仕事がはかどる感情との付き合い方

 

この本が、あなたを変える!

仕事が早く終わる人、いつまでも終わらない人の習慣
吉田幸弘 あさ出版 2019-6-25
売上ランキング(公開時):23,245
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吉田幸弘さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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