【書評:002冊目】飲みの席には這ってでも行け!(堀田秀吾)

【飲みの席、最近行っていますか?】
明治大学教授・堀田秀吾氏が、人間力を磨くのに飲み会の場は最適であると提起し、「飲みの席には這ってでも行け!」と題して、飲み会の活用方法を伝授する一冊。これは面白い!

■この本の紹介文

「やることがあるので、今回は遠慮します。」
こんな風に、飲みの誘いを断った経験ありませんか?

 

本書は、飲みの席こそ人間力やコミュニケーション力を鍛える絶好の場であるとし、積極的に飲み会の場を活用するための方法を伝授する一冊。

 

最近、飲み会敬遠論が主流になりつつあると感じます。
「飲み会に参加するくらいなら、自分の時間を大切にしたい」というもっともそうな理由とともに。

 

もちろん、本当に予定があったり強制的に参加させられたりするのは、よくありません。
しかし、参加できるのにその場を遠ざけてしまうのはもったいないと思います。

 

なぜなら、人はひとりで生きていくことはできず、繋がり重なり合うことで、人は成り立っているからです。
言い換えれば、他者とのコミュニケーションなしに人は存在し得ないのです。

 

だからこそ、コミュニケーションの場には積極的に参加する。
そして、「どんな、どんな状況にも対応可能な自分をつくる」ことが大切になってくるです。

 

ゆえに、著者は「飲みの席には這ってでも行け!」と主張されているのです。
程よい緊張感とざっくばらんな空気感が絶妙な飲みの席こそ、自分を鍛える絶好の機会だからと。

 

コミュニケーションが楽になると、生きるのも楽になります。
参加の返事をしていなかった飲み会から、参加してみませんか?

 

◆参加すると意外と楽しいのが飲みの席!

■本がわかる!15の要約ポイント

「飲みの席には這ってでも行け!」
これは、私の座右の銘だ。
敬愛する心理学者から教わった言葉で、私の生徒たち、そして周りの人たちにも日々伝えている。
私の人生を変えた言葉と言える。

 

この言葉が言わんとしていることは「人と関わる機会を積極的に持て」ということだ。
お茶でも、お酒でも、食事でもいい。
下戸かどうかは問題ではない。

 

私は、研究のかたわら、会社の経営にも携わっている。
様々な分野のビジネスマンと交流があるが、やり手のビジネスマンは、本当によくパーティーや交流会に顔を出している。

 

新しい人とつながり、ビジネス・チャンスを求めて、そういう場に足を運ぶ。
仕事は、人なしには成り立たないということを、彼らは知っているのだ。

 

人づき合いも練習が必要だ。
なんとなく乗り気になれない飲み会も、人付き合いの練習の場だととらえ、相手が何を考えているのか、どういう感情なのか、を考えながら話を聞いてみることだ。

 

何かが1つ変わっただけで、最終的には予想もつかなかった大きな違いになることがある。
人間社会も、生活も、会話も、考え方も、人生も、小さな変化が、最終的に大きな違いを生み出したりする。

 

人は、目のあたりにした相手の行動パターンから、相手の別の行動も予測する。
たとえば挨拶のような小さなことに手を抜く人間は、他でも手を抜くという予測をされてしまうのだ。

 

なんとなくルーティン化している生活や習慣、服装、外見など、何でもいいから意識的に変えてみることだ。
これだけで、いろいろなことが変わってくるはずだ。

 

まずは、行動することだ。
「あとでやろうは、バカ野郎」だ。
何かぜひ1つでいいから、変えてみて欲しい。

 

●聞き上手のための3つの「あい」
1つ目:あいづち
2つ目:あいのて
3つ目:あいじょう

 

他人をうらやましいと思う心は、人として当然の感情だ。
裏を返せば、誰でもえこひいきされたい。
そういった他人に対する感情をどう解消するか、それが大事なのだ。

 

認められなかったら、認められる努力をすればいい。
悔しい気持ちがあるなら、それをバネにして努力すればいい。
それでも認められないなら、もっと努力すればいいのだ。

 

人を妬む前に、自分を高める努力をするほうが、自分のためにもいい。
だから、いやらしい努力をしていると思うような人でも、許してあげるべきだ。
そういう寛大さを持つ大人になりたいものだ。

 

現状で満足し、お決まりの選択を繰り返して平凡な毎日を過ごすことは幸せだ。
しかし、人を成長させてくれるのは新しい刺激だ。
不安や危険にさらされることで、人は強くなっていくのだ。

 

人づき合いでも、いろいろな人に会うからこそ、新しい自分を見つけることができる。
その中で、最高の自分が見つかるかもしれない。
まずは、明日の飲みの席に参加してみることをお勧めしたい。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【002-1】参加できる集まりには極力参加する

【002-2】挨拶を怠らない

【002-3】行動・判断に迷ったら「あとでやろうは、バカ野郎!」と自分に言う

 

■ひと言まとめ

再現性のない空間に自分を置くからこそ、見えてくる自分がある!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】飲みの席には這ってでも行け! 人づき合いが苦手な人のための「コミュ力」の身につけ方
【著者名】堀田秀吾
出版社青春出版社
【出版日】2013/5/25
オススメ度★★★★☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワード人脈術人間関係引き寄せ
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章:なぜ「人づきあいが苦手」だと言える?
第2章:まずは「1つだけ」変えてみる
第3章:「ことば」が変われば世界は変わる!?
第4章:「コミュ力」の鍛え方
第5章:それでも〝イタい自分〟を救う方法

 

この本が、あなたを変える!

 

堀田秀吾さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

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