【書評:1405冊目】直感と論理をつなぐ思考法(佐宗邦威)

【新しい時代は、感性で思考する時代!】
戦略デザイナー・佐宗邦威氏が、直感と論理をつなぐ思考法「ビジョン思考」を解説する一冊。「妄想」からはじまる4段階サイクルで、誰もが停滞を打ち破る成果を得られる!

■書籍の紹介文

論理に裏打ちされた戦略が「成功」を引き寄せる。
この常識に、「本当?」と疑問を持ったことがありませんか?

 

本書は、「妄想→知覚→組替→表現」の4段階サイクルで必ず成果が得られると提起し、直感と論理をつなぐ実践的な思考メソッド「ビジョン思考」を解説する一冊。

 

「2035年までに人類を火星に移住可能にする」と言ったイーロン・マスク(スペースX)。
「もしすべてのWebサイトをダウンロードできて、そのリンク先を記録しておけたら、どうなるだろう?」と言ったラリー・ペイジ(Google創業者)。

 

彼ら、”変化”を牽引するイノベーター達は「途方もない妄想」を語ります。
それを駆動力にして、ヒト・モノ・カネを呼び込み”変化”を現実に起こしているのです。

 

つまり、起点となる「妄想」がとても重要になってくるのです。
この「妄想」を起点とした思考、それが「ビジョン思考」です。

 

従来の思考法とビジョン思考は、なにが違うのか。
どういう風に取り組めば、鍛えることができるのか。

 

ビジョン思考が体系的に習得できるように、まとめられています。
1つ1つ進めていくとき、きちんと思考に負荷がかかっているのを実感できる良書です。

 

「論理」を起点とした「戦略」ではなく、「妄想」を起点とした「戦略」。
この切り替えができたとき、今までにないアウトプットが出せる自分になれます!

 

◆妄想が、他者モードから自分モードに変えてくれる!

直感と論理をつなぐ思考法
佐宗邦威 ダイヤモンド社 2019-3-7
売上ランキング(公開時):4
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

「戦略」に明け暮れる日々に疲れていた僕にとって、何よりもの朗報は「デザイン思考(Design Thinking)」という橋のおかげで、「論理の大陸」から「創造の大陸」への道が開けたことだった。

 

●デザイン思考の3つのシンプルな本質
①手を動かして考えるープロトタイピング
②五感を活用して統合するー両脳思考
③生活者の課題をみんなで解決するー人間中心共創

 

「直感」を駆動力にした思考は、このサイクルを描く
↓①妄想する(Drive):自分の妄想をかたちにする
↓②知覚する(Input):ビジョンの解像度を上げる
↓③組替する(Jump):自分なりの切り口を与える
↓④表現する(Output):自分らしい表現に落とす

 

ビジョン思考を習慣化するうえで何よりも大切なのは、そのための「余白」を人為的につくることなのだ。

 

まず探究する心があって、そこから情報の収集に向かうのではなく、「情報が欠けている」という認知があって初めて、「何かを知りたい」という好奇心が発動するというわけだ。
これに沿って考えれば、人は妄想を明確にすることで、初めて「情報ギャップ」を感じることができる。
逆に、妄想を潜在的な状態に留めている限り、情報ギャップが生まれないので、前に進もうとする力も生まれないのである。

 

途方もなく大きな目標があると、個人の創造力や内発的な動機に訴えかけるアプローチを取らざるを得なくなり、「努力」の呪縛から自分を解放することができる。
また、自分だけで達成するのではなく、世の中に存在するあらゆる資源を活用しようという発想になる。

 

テクノロジーが与えてくれる「シンプルでわかりやすい世界」のタコツボを避け、「自分視点で考えること」に関心を持つ僕たちにとっても、知覚力は決定的に重要な意味を持っている。
自分の奥底から取り出したビジョンを、単なる「妄想」にとどめず、現実を動かすアイデアへと洗練していくうえでは、知覚による統合・解釈のプロセスが不可欠だ。

 

知覚力は大きく3つのプロセスから成り立っていると言える。
①感知ーありのままに観る
②解釈ーインプットを自分なりのフレームにまとめる
③意味づけーまとめあげた考えに意味を与える

 

「凡庸なビジョンに見えるものにこそ、宝が眠っている」と気づくことから、すべてがはじまるように思う。

 

デザインとは組替そのものだと言ってもいい。
 組替 = 分解 + 再構築
その際、対象を構成する要素が渾然一体となったままでは、組替は行えない。
自分の内側から塊のまま出てきた妄想を、できる限り細かく「分解」し、全体がどんなパーツから成り立っているかを把握して初めて、それらを組み替えることができる。

 

妄想→知覚→組替という3つのプロセスを通過し、「ビジョンのアトリエ」の最後の部屋に到着した僕たちは、「表現の手前」で立ち止まることなく、「向こう側」に踏み出さねばならない。

 

表現とは「他人の時間を奪うこと」でもある。
この制限のうえで、アイデアをどう理解してもらうかということを考えなければならない。

 

変わることをやめれば、それは成長に伴う充実や満足、ワクワク感なども同時に手放すことになる。

 

個人にはどうしようもない大きな課題ほど、「個人の内面から湧き出る得体の知れない妄想・直感」からスタートすることが必要なのだ。
自分自身のビジョンを具体化したうえで、それをより大きなゴールへと「接続」していく。

 

あまり資源を使わずに自分らしさを表現し、自己効力感を得られるデザイン、アート、工作、農業、料理、スポーツなどの文化的な営みが大事になる。
ブランドの服を買ったり、パッケージ化されたプロダクトを購入するのは、資源を使う楽しみ方だ。
持続可能にはならない。
しかし、自己表現となり得るものは、資源を使わないエコな取り組みでありつつ、生きる意義を再生産、拡大していける営みだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1405-1】1冊のノート(A6/無地のモレスキン)を買う

【1405-2】毎朝15分、ノートを書く時間をスケジューリングする

【1405-3】毎日、決まったページ数を書くようにする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】直感と論理をつなぐ思考法
【著者名】佐宗邦威著者情報
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2019/3/7
オススメ度★★★★★
こんな時に考える力を身につけたいときに
キーワード思考発想力問題解決
【頁 数】272ページ
【目 次】
はじめに 「単なる妄想」と「価値あるアイデア」のあいだ
序章 「直感と論理」をめぐる世界の地図
第1章 最も人間らしく考える
第2章 すべては「妄想」からはじまる
第3章 世界を複雑なまま「知覚」せよ
第4章 凡庸さを克服する「組替」の技法
第5章 「表現」しなきゃ思考じゃない!
終章 「妄想」が世界を変える?
おわりに 夢が無形資産を動かす時代

 

この本が、あなたを変える!

直感と論理をつなぐ思考法
佐宗邦威 ダイヤモンド社 2019-3-7
売上ランキング(公開時):4
Amazon Kindle 楽天

佐宗邦威さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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【書評:1405冊目】直感と論理をつなぐ思考法(佐宗邦威)
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