【”いい気分”が幸福を呼び込む!】
曹洞宗徳雄山建功寺住職・枡野俊明氏が、「いい気分はすべてを変える」と説き、禅の教えにもとづく「いい気分を自分でつくり出す方法」を教える一冊。気分は意思により変わる。
「あ〜、いい気分♪」
最後に口にしたのは、いつですか?
本書は、気分を整えるのが難しくなっている現代人に向けて、禅の教えにもとづく「いい気分を自分でつくり出す方法」を教える一冊。
テクノロジーの発達でどんどん利便性が高まる現代社会。
便利な反面、心の休まる時間がないと感じることも多いのではないでしょうか。
・四六時中、スマホに仕事の連絡が入ってくる・・・。
・仕事のあとの一泊が楽しかった出張は、日帰りに・・・。
・LINEなどのSNSで1日中他人とつながっている・・・。
便利な状況に、心が追いついていない。
昨今のさまざまな社会問題の根底には、このような状況があるのかもしれません。
そんな現代人への処方箋として、本書では、ちょっとした心がけで「いい気分」をつくり出す方法を教えていきます。
ひとつ一つは小さな行動ですから、すぐに日常生活に取り入れることができます。
今日という日を必死に生きているからこそ、『より丁寧に生きてみませんか』。
こんなメッセージを読み進めながら感じました。
朝一番に窓を開けて新鮮な空気を入れるだけで、清々しい(いい気分)気持ちではじめる生活。
一日中、カーテンも開けずに淀んだ空気の中、ただ営む生活。
こうした”ちょっとしたこと”から、いい気分、ひいては、幸福は舞い込んでくるのです。
いい気分になるための生活習慣、オススメな一冊です。
◆いい気分はつくり出せる!
かつての朝を取り戻してみるのです。
家族そろって朝食を摂ることを家庭のルールにする。
それはきっと、いい気分の種になるはずです。
感謝することはいい気分や上機嫌の”源泉”だと思います。
「大地黄金(だいちおうごん)」
どこかに輝ける黄金の大地があるのではない。
どこにいても、自分が一生懸命やることによって、自分も、いまいるその場所も黄金のように輝く、という意味です。
朝一番で窓を開ける。
そうすれば、新鮮な空気が部屋に流れ込みます。
朝一〇分の掃除で、室内の変化を感じてみてください。
きれいになった部屋に立つあなたの気分は、想像以上にスッキリとしていることでしょう。
毎朝、一分間でいいですから鏡と向き合い、そこに映った自分と”対話をしてみる”のです。
これを実践していたのが、米国アップル社の創設者である故スティーブ・ジョブズ氏です。
仕事や人間関係という体験、もしくはその他の体験でも、いい気分のカギを握っているのは、あなたの主体性です。
主体性なきところに、いい気分はあり得ません。
これは絶対の法則です。
とどのつまり、できることはひとつだけなのです。
それならば、まずそれを終わらせることに集中する。
そして、やり終えたら次のひとつに取りかかるのです。
大自然に独り、身も心も預け、雄大さや清々しさを感じてみる。
「欲しい」をひとつそぎ落とせば、その分、心はひとつ軽くなります。
(「知足(ちそく)」)足るを知るとは、「いまのままで十分。それだけでもありがたい」という気持ちでいることですが、そうしていれば、人がどんなものを持っていようと、それが気になることはありません。
「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」
これは、脱いだ履きものをちゃんとそろえなさい、という禅語です。
この言葉は、自分の足元をしっかりと見なさい、地歩を固めなさい、という意味でもあります。
(相手の)思いの吟味、(自分の)言葉の吟味、ぜひ忘れないでください。
日記の活用法として提案したいのが、一日をふり返って、嬉しいと感じたことを日記に記すというものです。
(略)
人の記憶は時間とともに薄れます。
しかし、嬉しいことだけを文字で残しておけば、それらにまつわるいい気分はずっと記憶されます。
いつでも、どんな場面であっても、「ありがとう」と言って生きる
【1337-1】朝一番、窓を開けて新鮮な空気を室内に入れる
【1337-2】脱いだ履きものをちゃんと揃える
【1337-3】「ありがとう」を積極的に言う
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
【書籍名】いい気分はすべてを変える。
【著者名】枡野俊明
【出版社】ソシム
【出版日】2018/11/30
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】心の平穏や導きがほしいときに
【キーワード】マインド、メンタル、生活習慣術
【頁 数】216ページ
【目 次】
第一章 どうしてあなたはいい気分になれないのか?
第二章 いい気分になるためのウォーミングアップ
第三章 どんな場面でもいい気分になれる禅思考
第四章 悪い気分にとらわれないために
第五章 よりいい気分で過ごすためのQ&A
この本が、あなたを変える!
枡野俊明さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2018年 12月 19日
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