【時代は、貯蓄から貯信へ!】
キングコング・西野亮廣氏が、大きく姿を変える「”お金”の扱い方」を正確に捉えるための情報を提示しながら、お金と信用の時代(=新世界)を生きる具体的な戦略を考察する一冊。
お金と信用。
あなたにとって、どっちが大事ですか?
本書は、貯蓄時代から貯信時代へと流れが変わったと指摘し、信用の時代をいかにして生きていくかの戦略を考察する一冊。
お金持ちや金融機関からクラウドファンディングへ。
お金を調達する流れが、変わってきています。
変化の中で、価値を大きく変えて高めたものがあります。
それが、「信用」です。
ただ、この「信用」は、保有している資産や不動産などの金銭的なものではありません。
”人”に対する「信用」です。
人としての「信用」を貯めていく。
そして、貯めた「信用」を換金できる仕組みが、クラウドファンディングです。
この流れが、どんな変化を起こしているのか。
その実情を著者の経験にもとづき、明らかにしていきます。
変化の実情に触れながら、自分の生き方を変化に合わせていくきっかけとする。
本書はそのために書かれています。
なぜ、変化に合わせなきゃいけないのか。
答えは、本の中にあります。
単なる話題の本ではありません。
おおいに刺激を与えてくれるオススメ本です。
◆信用を貯めよう!
ボクらが、まずやらなきゃいけないことは、「お金は汚い」というイメージを捨てること。
このイメージを捨てない限り、僕らは”挑戦できない身体”のままだ。
お金とは『信用』であり、クラウドファンディングとは『信用を換金する装置』だ。
お金を貯めた人間ではなく、信用を貯めた人間があらゆるメリットを受け取れる時代が幕を開けた。
覚えておくといいよ。
貯信時代だ。
プロジェクトオーナーは、プロジェクトに集まったお金から、国に「税金」を払っているんだよ。
つまり、国や法律はクラウドファンディングを「(課税対象になる立派な)仕事」として扱っているんだ。
仕事の対価としていただいたお金に対して「自分の金でやれ!」とは言わないじゃない?
嘘をつきたくなかったら、やることは一つ。
「嘘をつかざるをえない環境」に身を投じないことだ。
さらに踏み込むと、「嘘をつかざるをえない環境に身を投じなくても生きていける環境」を作ることだ。
「会社に所属してしまうと、会社の事情で場合によっては『面白くないこと』に参加しなければいけなくなって、信用を落としてしまうじゃないですか」
オーナーに必要なのは、印籠を作れる生産能力で、それを持ち合わせていないとちょっと厳しいかな。
「みんなが集まれる場所を提供しま〜す」だけでは、乗り切れない。
批判を全て跳ね返すだけの圧倒的な作品をコンスタントに発表できる力が必要だね。
女性だけだと前には進まない。
だけど、女性の意見はとっても大事。
キミがオンラインサロンを作る時は、この男女のバランスを意識するといいと思うよ。
オンラインサロンで、その「失敗」を販売するんだよ。
これまで以上に「信用」が価値を持ち、
これまで以上にコミュニティーが加速すると、
これまで誰も見たことがない、
キミだけの地図が現れる。
新世界だ。
プレゼントの本質は、プレゼントに費やされた「時間」
「お金」は製造された瞬間ではなくて、皆が価値を信じた瞬間に生まれる。
すっかり見落としていたんだけど、ボクらが「お金」として信じられる条件が「保存」「交換」「尺度」の他に、実は、もう一つだけあったんだ。
ボクらが「お金」として信じられる最後の条件、それは「流通量」だ。
ボクらは、使える文字数に制限があると、わざわざ誰かを傷つけるようなことに文字を割かない。
たとえばキミの手元に、あと20文字しか残っていなければ、キミはその文字を大切な人に贈るだろう。
元来、言葉は美しい。
言葉を汚している原因は、「文字」が無尽蔵に発行できてしまうことと、そこからくるボクらの甘えだと知った。
「現実」というものは、
行動を起こしていない人間の想定を軽く超えてくる。
足を動かしていない人間が出す答えには何の価値もない。
考えるだけ身体が固くなる。
無駄だ。
武器の使い方は、戦いながら覚えるんだ。
覚悟を決めるんだ。
【1338-1】「お金」に関する思いを書き出し、ネガティブな思いを捨てる
【1338-2】しるし書店に出品してみる
【1338-3】信用を貯める
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
【書籍名】新世界
【著者名】西野亮廣 ・ 著者情報
【出版社】KADOKAWA
【出版日】2018/11/16
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】他人の生き方に触れたいときに
【キーワード】決断、信用残高、最高の自分
【頁 数】328ページ
【目 次】
第1章 貯信時代
第2章 オンラインサロン
第3章 新世界
この本が、あなたを変える!
西野亮廣さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2018年 12月 12日
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2018年 12月 30日
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